① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.生物研で担当しているコムギ6B染色体を含め、21対の染色体ごとの概要配列解読が終了し、国際コムギゲノム解読コンソーシアム(IWGSC)として26年9月にScience誌に発表した。この概要配列情報は、マーカ...
① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.コムギ6B染色体の約700個のBACコンティグ(6Bの91%をカバー)を染色体上に整列させるために、アンカーマーカーを用いて連鎖解 析及びRadiation Hybrid(RH)マッピングを行った結果、約200マーカーから...
摘要 1.新たに4個の完全長cDNAライブラリー(未受精卵、受精後8日目の胚、5齢期雄の脂肪体、5齢幼虫マルピギー管)を作成・解析した。これにより、17個の異なる組織の完全長cDNAライブラリーから、合計で、10,1...
カイコにおける真皮細胞の増殖調節機構の解明並びに斑紋等の組織形成に関わるタンパク質の同定(A543)
摘要 カイコの、脱皮期を気門周辺のapolysisを指標としたindexにより9段階に分け、真皮細胞数の変化をフローサイトメーターにより測定した。細胞数は index D2 期に一度減少するがその後もう一度上昇し、 index E...
摘要 有用昆虫における病原微生物の感染防除技術や病原微生物の利用による害虫密度の制御技術の確立に向けて試験し、つぎの結果を得た。13種の鱗羽目昆虫にカイコ由来の微胞子虫N.bおよびサクサン由来の微胞子虫N...
摘要 本課題では昆虫に対して防御的な役割を果たしていると考えられる植物成分について、構造と機能特性を明らかにする。紫外線(UV)照射されたクワ葉中で生成されるカイコの摂食阻害物質をモレシンCおよびモ...
バイテク養蚕技術の開発-有用生産物の抽出方法の検討-(130)
摘要 昆虫は一度凍結させると、その融解過程で虫体が著しく収縮する現象を示す。この現象を利用し、効率的に昆虫体液を抽出する方法を開発した。さらに本考案を用い、3種類の鱗翅目幼虫(カイコ、アワヨトウ、ハ...
摘要 有用昆虫における微胞子虫の感染防除技術及び微胞子虫の利用による害虫防除法の開発に資するため、蚕由来微胞子虫Nosema bombycis及び柞蚕由来微胞子虫Nosema sp.の13種の鱗翅目...
摘要 6年度は、昆虫の摂食性や発育に比較的大きな影響を及ぼす飼料蛋白素材の選択に制限条件を設けた飼料と特別な制限条件を設けない飼料を設計し、カイコ及びアワヨトウの飼育試験を行った。その結果、線形計画...
摘要 寄主ー寄生蜂間の発育制御機構をin vitro培養系を用いて明らかにするとともに、天敵寄生蜂の人工増殖技術の確立を図る目的で試験を行った。5齢4日以降のカイコ幼虫血液を15~30%加えた培地中...
摘要 捕食・寄生性天敵の簡易大量累代飼育法の確立を目的とし、鱗し目昆虫の有力な天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育を行った。寄主アワヨトウ幼虫の体表に産みつけられたハエ卵を表面殺菌し、組織培...
摘要 in vitro培養系を用いて、寄生蜂カリヤコマユバチの胚子発育に及ぼす昆虫血液の影響及びその原因物質について検討した。5齢4日以降のカイコ血液をグレイス昆虫培地に15~30%加えた場合、寄生...
摘要 寄生蜂の寄生によって生じる寄主の発育・成長の制御の機構を解明するため、寄生蜂の卵漿膜由来の細胞であるテラトサイトの培養及び寄生蜂の卵発育に及ぼす昆虫血液の影響について検討した。その結果、寄主ア...
摘要 カイコ以外の鱗翅目昆虫におけるPTTHの化学的ならびに生物学的性質を調査し、カイコと比較・検討した。1)エビガラスズメならびにアワヨトウの蛹脳抽出物を、カイコとエリ蚕除脳蛹系で調べたところ、前...