寒冷地農蚕資源の生産・利用技術の開発-天蚕繭糸を活用した特産品の開発-(205)
摘要 天蚕繭は繰糸の際に繭層量の約6割が副蚕糸・屑物(きびそ、びす)となっている。そこで、これらの屑物を加工・利用して新需要を創出するため、編物原糸を製造してインテリア製品などの特産品を製作した。天...
摘要 カイコ体内の微量なフラボノイドを簡易に分析するためのHPLCの分析条件を検討した。Symmetry C18 カラム(1.0×150 mm)を用いたHPLCにより、Kaempferol では繭層一粒に含まれるフラボノイドに換算すると約1/...
摘要 桑葉に含まれるフラボノイドはカイコが宿主植物を判別する際に重要な役割を果たす一方、体内へ吸収された後に代謝変換を受け、蚕品種によっては繭を着色させるために利用されるている。当研究は、カイコにお...
摘要 10年度までに、繭解じょに影響を与えると報告されている、紫外線照射下で黄色蛍光を発する繭層成分がフラボノイドであることを明らかにした。11年度までに、笹繭Multi-Biの繭層に含まれる主要なフラボノイ...
全齢人工飼料育による養蚕・製糸一貫生産システムの開発-生繭製糸技術の開発と生繰り生糸の特性解明-(168)
摘要 絹製品の消費拡大を図るためには、養蚕から販売に至る連続的な流通システムを構築することが必要である。本研究では養蚕から製糸への繭流通の連続化を図るため、生繭の製糸技術を開発するとともに、生繰り生...
摘要 繭層成分のうち、セリシン層に含まれるフラボノイドを単離精製し、機器分析を行い、quercetin-5-O-β-D-glucopyranosideと同定した。このフラボノイドは桑以外の一部の植物...
全齢人工飼料育による養蚕・製糸一貫生産システムの開発-生繭製糸技術の開発と生繰り生糸の特性解明-(198)
摘要 全齢人工飼料育繭の生繭と乾繭の繰糸成績の差は普通蚕繭ほどないが、生繭の方が生糸量歩合はやや低く、解じょ率も品種により異なるが、全体的にやや低い傾向を示した。また、緒糸量は生繭の方が多いが、蛹し...
全齢人工飼料育による養蚕・製糸一貫生産システムの開発-生繭製糸技術の開発と生繰り生糸の特性解明-(181)
摘要 全齢人工飼料育繭と普通蚕繭の生及び乾繭層のセリシン溶解特性について検討した結果、溶解性は水温が80℃までは普通蚕生繭、全齢人工飼料育生繭、全齢人工飼料育乾繭、普通蚕乾繭の順となったが、水温が9...
摘要 昆虫ホルモン活性物質による効率的なカイコの発育制御技術開発の基礎として、カイコの脱皮ホルモン受容体遺伝子(BmEcR)の新規アイソフォームの単離と発現解析を行った。ligation-ancho...
摘要 機械によるカイコの省力的大量飼育技術の必要が高まっているが、そのためにはカイコの成長を人為的に制御することが望ましく、その基礎となる昆虫成長のメカニズムの解明が必要である。本研究では真皮細胞に...
バイテク養蚕技術の開発-組換えウイルスの効率的な接種技術の開発及びウイルス拡散防止技術の確立-(170)
摘要 組換えウイルスの効率的な接種技術及びウイルスの拡散防止技術を確立するため、NPVの経口及び経皮による効率的接種法並びにウイルス拡散防止法について検討した。その結果、5齢幼虫100頭当たり3分以...
摘要 カイコの中腸組織から調製した解離細胞を用いて、バチルス菌Bacillus thuringiensisの作る殺虫性毒素蛋白質の毒素活性のin vitro定量法の確立を行った。トリプシンで活性化し...
全齢人工飼料育による養蚕・製糸一貫生産システムの開発ー全齢人工飼料育による通年繭生産技術の開発ー(159)
摘要 低コスト人工飼料による5齢期の飼育体系を確立するため、広食性蚕品種、低コスト人工飼料、人工飼料育用壮蚕飼育装置を用い、基本的な技術知見を得るための飼育試験を行った。現在市販され手に入りやすい2...
脱皮ホルモンの受容と形質発現における分子機構の解明(158)
摘要 ホルモンによる脱皮、変態の制御機構を解明するため、4齢起蚕から蛹化まで12時間毎にカイコの前部絹糸腺からRNAを抽出し、ノーザン解析により脱皮ホルモン受容体遺伝子(BmEcR)の発現を調べた。...
蚕の全齢人工飼料育技術の開発ー壮蚕用飼育装置の開発ー(157)
摘要 省スペース省労力型の人工飼料飼育装置を開発した。開発した飼育装置は幅2,000×奥行き2,150×高さ2,032mmの飼育部と給餌作業部で構成されている。飼育部は前後各5枚の合計10個の飼育箔を...
全齢人工飼料育による養蚕・製糸一貫生産システムの開発ーカイコの行動特性の評価法の確立と自動飼育に適した品種の選定ー(146)
摘要 カイコの行動のうち、実用上問題となる分散性についてその評価法を検討した。日510号、日604号、中149号、大造を材料として、25℃、暗条件で蟻蚕の散らばる様子を5分おきにカメラで撮影した。各...
摘要 昆虫病原細菌に対する蚕品種の感受性を調べた結果、細菌に対する抵抗性に著しい品種間差異が認められ、これら半数致死量の値に約40~180倍の差がみられた。拡散法による結果では、いずれの品種も腸内細...
環境ストレスに対する桑の生育反応及び生体防御機構の解明-養分及びpHストレスに対する桑の生育反応の解明-
摘要 近年、養蚕従事者の生産意欲の減退に伴い、桑園の肥培管理低下がみられる。そこで、環境ストレスに対する桑の生育・収量などを明らかにし、低投、多収の肥培管理法を確立するため養分、水分、pHのレベルを...
摘要 夏及び初秋蚕期の収穫をどのようにするかは超多回育養蚕経営を遂行する上で重要であり、この時期の適正な収穫方法を確立するため春切後生育した桑を7月の8日(■)、18日(■)、29日(■)にそれぞれ枝...
環境ストレスに対する桑の生育反応及び生体防御機構の解明-環境ストレスによる桑の遺伝子発現-
摘要 近年、多回育養蚕に対応して密植での低位置伐採収穫による樹勢の低下や桑園内環境の悪化により、いろいろな病気が助長されつつある。一方、桑枝で生産されるファイトアレキシンは枝枯れ性糸状菌病の抵抗性に...