(2)昆虫・昆虫間、昆虫・植物間相互作用の解明と利用技術の開発
摘要 1.オオバイヌビワ乳液に含まれる主要な耐虫性成分は、乳液中に約0.67%の濃度で含まれるアルカロイドの一種Antofineであることが判明した。Antofineは極めて低濃度でも顕著な成長阻害活性を示し、人工飼料...
摘要 天敵ウイルスの多様性解析の一環として、カブラヤガ、カイコ、シロイチモジヨトウ、Anticarsia gemmatalisに由来する培養細胞系の高温馴化を試み、37℃で増殖可能な4系統が得られ、それぞれAgsL-4F/TR、BmX/T...
広宿主域天敵ウイルスの探索・作出および増殖法の開発(240)
摘要 アメリカシロヒトリ核多角体病ウイルスとカイコ核多角体病ウイルスから作出されたキメラウイルスHybrid N1はコカクモンハマキとミダレカクモンハマキに病原性を示し,リンゴの主要害虫であるハマキガ2種の...
摘要 昆虫病原ウイルスは有望な害虫防除素材であるが余りにも宿主域が狭く利用上のネックになっている。そこで宿主域を部分的に改変する手法を開発し、得られたウイルスを用いて類縁害虫の同時防除の可能性を追究...
摘要 アメリカシロヒトリ核多角体病ウイルスとカイコ核多角体病ウイルスの両者から作出されたキメラウイルスHybrid N1株DNAの制限酵素断片長を比較したところ、親株とは異なっていた。また、Hybr...
摘要 アメリカシロヒトリ核多角体病ウイルス及びカイコ核多角体病ウイルスは種特異性が著しく高いが、この両者を培養細胞へ混合接種して得られた多角体をアメリカシロヒトリ幼虫及びカイコ幼虫に接種し、継代選抜...
摘要 天敵微生物付与装置を用いて、キイロコキクイムシの大量放虫を行い、マツノマダラカミキリのボーベリア菌感染率を調査した。ボーベリア菌培養不織布を、マツノマダラカミキリ産卵木に施用処理し、感染率や枯...
摘要 天敵ウイルスは環境調和型害虫防除素材であるが、宿主特異性が高すぎて類縁の害虫すら同時防除できないという欠点がある。そこで微生物殺虫剤としてより実用性の高い素材化を図るため、ウイルス宿主域拡大技...
摘要 有力な環境調和型の害虫防除素材の一つである天敵ウイルスの大量増殖技術開発の一環として、培養細胞系を用いた増殖技術開発を試みる。8年度は、7年度樹立したアンティカルシャ・ジェマタリス(Antic...
摘要 天敵微生物付与装置を用いてキイロコキクイムシの大量放虫を行い、マツノマダラカミキリのボーベリア菌感染率を調査した。ボーベリア菌を培養した不織布をマツノマダラカミキリ産卵木に施用処理し、ボーベリ...
摘要 生物的防除素材として有望視されている昆虫病原性ウイルスの核多角体病ウイルスの感染力を増強する一環として昆虫顆粒病ウイルスに含有される感染力増強物質の検出と定量用のためのモノクローナル抗体を作製...
摘要 昆虫の組織培養の技術を利用して、鱗翅目害虫の有力な捕食・寄生性天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育を行った。用いた液体人工飼料に脱脂綿を加えると、ハエ幼虫のファネル形成率が高まり、その...
摘要 天敵微生物付与装置を用いて、キイロコキクイムシの長期間にわたる大量放虫を行い、マツノマダラカミキリのボーベリア菌感染率を調査した。ボーベリア菌を培養した不織布をマツノマダラカミキリ産卵木に施用...
摘要 鱗し目害虫の有力な捕食・寄生性天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育法の改良を行った。用いた液体人工飼料に滅菌された脱脂綿を入れることにより、ハエ幼虫のファネル形成率が高まり、飼育成績が...
摘要 1)キイロコキクイムシ大量増殖にあたり、虫は移動させずにそのまま恒温槽内においていたほうが効率がよく、放虫用丸太は搬入後約45日経過した比較的細いものを用いるのがよいと判断された。2)野外放虫...
摘要 捕食・寄生性天敵の簡易大量累代飼育法の確立を目的とし、鱗し目昆虫の有力な天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育を行った。寄主アワヨトウ幼虫の体表に産みつけられたハエ卵を表面殺菌し、組織培...
被害拡大先端地域における松くい虫被害推移の実態の解析(391)
摘要 マツノマダラカミキリの天敵微生物をマツ林に導入するにあたり、運び屋としてのキイロコキクイムシの大量飼育技術の開発を試み、成功をみた。また、マツノマダラカミキリ産卵時期にボ-ベリア菌付着キイロコ...
主要害虫の防除技術の開発-補食寄生性ハエ類による生物的防除に関する研究(87)
摘要 害虫の総合防除・害虫管理といった考え方から、特に熱帯・亜熱帯地域では、天敵を用いた生物的防除およびこれに関する研究の重要性は近年ますます高まっている。にもかかわらず、捕食寄生性ハエ類の研究は飼...