遺伝子組換え技術やゲノム編集技術の高度化とそれらを活用した新規有用作物・昆虫素材作出技術の開発
摘要 除草剤抵抗性遺伝子 HIS1 のトリケトン系除草剤抵抗性に必要なアミノ酸残基を明らかにし、ゲノム編集による遺伝子破壊イネ系統が同除草剤に感受性となることを示した。新規閉花性遺伝子の変異体で植物ホルモ...
農業生物の生産性向上・有用形質付与等に向けた遺伝子機能の解明
摘要 農業生物のゲノム解読による基盤ゲノム情報の高度化では、個別のデータベースに格納さ れているイネ、コムギ、オオムギ、ダイズ、カイコのゲノム情報及び遺伝子情報を統一的な形式である RDF 化し、公開に向...
農業生物の生産性向上・有用形質付与等に向けた遺伝子機能の解明
摘要 ゲノム情報の整備に関しては、農業情報研究センターデータ戦略室が利用するクラウドサービス内にRDF(Resource Description Framework)化と呼ばれる方法でデータの関係性を記述したTogoGenome システムを構...
摘要 1.環境低負荷型の新規昆虫制御剤の開発に資するため、幼若ホルモン(JH)のシグナリング機構及び生理学的機能の解明 を行った。カイコ培養細胞を用いて、JHによる蛹化抑制の分子メカニズムを解析し、JHによ...
摘要 1. 吸汁性昆虫の唾液成分は、植物の師管液の吸汁成立に重要な役割を果たしていると考えられる。トビイロウンカとツマグロヨコバイの凝固性唾液は植物内において口針の周りを取り囲む口針鞘を形成するが、...
(1) 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1. 今期から開始したゲノム解析支援において、研究所内外との連携によって、イネ、ダイズ、ユスリカ、ウンカ、リンゴ、スギ、トマト、ネギ、キク、カーネーションにおいてゲノム配列解析、発現遺伝子解析...
摘要 1.カイコ完全長cDNAライブラリーについては、新たに構築した幼虫の触覚+小腮由来ライブラリーを含む合計21の異なる組織のライブラリーを解析し、約14,500個の完全長cDNAクローンの全配列を決定した。2....
摘要 1.カイコ完全長cDNAライブラリーについては、新たに3種のライブラリー(蛹期の翅、蛹期の精巣、蛹期の卵巣)を作成・解析した。これまでと合わせて20の異なる組織のライブラリーを解析し、中期計画の目標...
(2)昆虫・昆虫間、昆虫・植物間相互作用の解明と利用技術の開発
摘要 1.オオバイヌビワ乳液に含まれる主要な耐虫性成分は、乳液中に約0.67%の濃度で含まれるアルカロイドの一種Antofineであることが判明した。Antofineは極めて低濃度でも顕著な成長阻害活性を示し、人工飼料...
摘要 1.病害抵抗性遺伝子の単離:病原微生物は害虫の防除に利用され、重要な防除資材であるが、害虫に抵抗性がつき、防除効果が低下する事例が知られている。そこで、Bt細菌とボーベリア菌に対する抵抗性を引き...
摘要 1.新たに4個の完全長cDNAライブラリー(未受精卵、受精後8日目の胚、5齢期雄の脂肪体、5齢幼虫マルピギー管)を作成・解析した。これにより、17個の異なる組織の完全長cDNAライブラリーから、合計で、10,1...
摘要 1.Bt菌は害虫防除剤として利用されているが、抵抗性害虫の発達が問題である。抵抗性の機構解明の一環としてカイコのBt菌抵抗性遺伝子の単離をポジショナルクローニングにより進めた。抵抗性遺伝子を染色体...
摘要 1.本年度は新たに精巣のcDNAライブラリーを作成・解析し、これまでのと合わせて13個の異なる組織のcDNAライブラリーを解析した。この中から完全長cDNAクローン候補をリストアップし、primer-walking法でク...
摘要 ツマグロヨコバイ唾液腺ラッカーゼcDNAを大腸菌で発現させ、可溶性画分に塩化銅を添加したところラッカーゼ活性が確認された。また、ツマグロヨコバイがイネを摂食した後の口針鞘にリグニン化が認められた。...
摘要 引き続き染色体歩行とBF1の連鎖解析を行い、合計4.9Mbを歩行した。Nid-1は400kbに、nsd-2は500kb内にそれぞれの領域を絞り込んだ。nsd-2について絞り込んだ領域内を詳しく調べた結果、BF1作成に用いた抵抗性...
比較遺伝地図情報等を活用したブタの椎骨数や肉質等生産形質関連遺伝子座の同定と遺伝子の単離
摘要 第1染色体上の椎骨数QTLについては、QTLに対応た機能変化を伴う変異を確認した候補遺伝子が、胚発生の体節形成期に体節内で発現していることを免疫染色により明らかにした。また第7染色体上の椎骨数QTL領域...
摘要 カイコ濃核病ウイルスの感染性は複数の独立した完全抵抗性遺伝子によって決定されている。新たなウイルス選抜戻し交雑第1代(BF1)を用いた連鎖解析と全ゲノム塩基配列情報により、Nid-1とnsd-2間の位置と距離...
比較遺伝地図情報等を活用したブタの椎骨数や肉質等生産形質関連遺伝子座の同定と遺伝子の単離(A231)
摘要 第1染色体上の椎骨数QTL候補遺伝子で検出されたアミノ酸置換により、タンパク質間結合能が低下することが判明した。第7染色体の椎骨数QTLについては商用品種の種雄豚の間で多様性が認められた。第7染色体背...
摘要 濃核病抵抗性遺伝子Nid-1近傍のRFLPマーカーを利用した、マーカー選抜育種法によって、Nid-1の交雑一世代目でのホモ化に成功した。
摘要 カイコ濃核病ウイルス抵抗性遺伝子nsd-2近傍領域のBACコンティグ2の全塩基配列を決定した。コンティグ1と2を繋ぐために、BACクローンのスクリーニングとフィンガープリンティングを繰り返すことにより、それ...