畜産廃棄物等の15N、13C標識物による農耕地有機物変動の実態的解析と施用法
摘要 窒素及び炭素の安定同位体を用いて畜産廃棄物や稲わら堆肥を標識し、農耕地に施用して、有機物の無機化過程を解析し、環境保全型農業の基礎を確立することを目的とする。デントコーンをガラス室で重窒素10...
摘要 乾燥・半乾燥地域においては、限られた水資源・風化した脆弱な土壌・土壌有機物の不足・環境変動に伴う不安定な生産等、作物生産阻害要因が多い。また、少雨のために人工的潅漑農業が営まれているが、水の蒸...
摘要 昭和54年に開始された土壌保全事業に関わる定点調査は5年一巡で九州・沖縄地域の農耕地土壌約3200地点の調査を行い、現在4巡目に入っている。この中、黒ボク土は約900地点あり、水田、普通畑、飼...
摘要 土壌保全事業に関わる土壌環境基礎調査中の定点調査では地域、土壌型、地目の異なる農耕地に定点圃場を設定し、土壌の理化学性の変化と肥培管理を継時的に調査し、土壌の管理・保全対策に役立てている。この...
摘要 畦表面硬化法は、窒素溶脱を低減させることを目指した管理技術であるが、栽培された甘しょ塊根の外観的形質が向上することが明らかとなった。しかし、土壌理化学性と甘しょ塊根の品質との関係は明かでない。...
摘要 環境の保全と持続的な農業生産を実現するために、地形連鎖や土壌の特性を生かした土地利用配置や輪作体系など、地域の物質循環を考慮した土地利用管理手法の開発が必要である。そこで、土壌、地形、土地利用...
摘要 窒素の収支・地下水の硝酸汚染という観点から実施・収集された既往のデータについて、イオウの収支・地下水への到達という観点からの整理・見直しを行った。その結果、人間活動に由来するイオウ化合物が深層...
野菜の光合成に影響を及ぼす要因とその相互作用の解明(139)
摘要 セル成型苗の育苗における肥培管理法として、潅水の都度液肥を施用する方法が行われているが、適正な液肥濃度は不明確である。そこでキュウリ、トマト、キャベツ、レタス、チンゲンサイの5作物を用いて液肥...
摘要 全自動移植機による機械化定植技術の確立を図るためには、生育が斉一で、定植後の活着が良好な苗を大量に生産する技術の開発が重要となる。そこで、本研究ではセル成型育苗方式によるキャベツ、ブロッコリー...
垂直整枝法・養液土耕法による果菜類の軽作業・環境保全型栽培技術の開発
摘要 軽作業・環境保全を目指したキュウリの安定生産技術を開発する。7~9年度で省力整枝に適したキュウリの生理生態特性の解明および省力整枝法の確立を図る。9~12年度では環境保全型肥培管理技術の確立お...
摘要 強酸性化した茶園土壌からは好気的条件にもかかわらず亜酸化窒素が生成しており、施肥窒素の一部が損失していると考えられる。また、亜酸化窒素は地球温暖化やオゾン層の破壊に関与しており、その生成過程の...
摘要 野菜産地を拡大し、地域農業の活性化を図るためには、省力機械化技術の導入による新たな野菜生産システムを確立する必要がある。このため、移植機、収穫機等を用いた野菜の機械化栽培に対応した土壌・施肥管...
摘要 利根川下流域水田地帯の長期転換畑における麦類の収量停滞・品質低下要因のうち、窒素栄養条件の改善をねらいとして、大麦、小麦に対する窒素追肥試験を行なった。小麦バンドウワセでは追肥の効果、大麦カシ...
暖地水稲の省農薬・良食味・持続的土壌養分管理技術の開発(31)
摘要 除草効果の期待される水稲の再生紙マルチ栽培における窒素動態を、重窒素トレーサー法により移植期別に検討し、収量では早期および普通期移植とも紙マルチ栽培区が慣行栽培区を上廻った。籾わら比は早期移植...
野菜を組み入れた田畑輪換における土壌無機養分動態の解明(29)
摘要 田畑輪換における土壌窒素の動態を明らかにすると共に、輪換畑トマトの高品質化について検討を行った。輪換田では、連用田よりも生育中期までの窒素の無機化量が増加し、水稲吸収、有機化などによるアンモニ...
マサ土汎用水田における窒素動態の解明と窒素肥沃度維持技術の確立
摘要 近畿・中国地域の水田は中粗粒・礫質の土壌が多く、一般に生産力が低いため、汎用水田では畜産廃棄物を含む各種の有機物を施用し、土壌養分と肥沃度の維持管理を図ることが重要である。そこで、稲わら堆肥お...
シバ型草地を基盤とした放牧における黒毛和種の繁殖ステージ別飼養技術の確立
摘要 近畿・中国地域の中山間地の農業・農村の活性化と土地資源の有効利用を図るためには、低投入の肥培管理でも持続的な利用が可能なシバ型草地を基盤とした、肉用牛生産技術体系の確立が必要である。そのために...
摘要 青果用品種の栄養特性を検討してその特徴を明らかにした。ベニオトメは高系14号に比べると、■施用窒素よりも土壌由来の窒素利用率が大きい、■K施用効果が大きく塊根の肥大が促進され、上いも重を増収させ...
摘要 海抜0mに近い低湿地に位置する利根川下流域水田地帯の長期転換畑では、かって 400kg/10a前後あった麦類の単収は、近年になって200kg/10a以下になる場合もみられている。この麦類の収量...
摘要 近年、畑地における過剰施肥等に伴い、硝酸態窒素による地下水汚染が懸念されている。また、省資源化・リサイクル利用の観点から、畜産廃棄物を含む各種肥料資材の有効利用等による合理的な肥培管理技術の確...