スクミリンゴガイの水田生態系における個体群管理技術の開発(53)
摘要 日本を含むアジアの稲作において大きな問題となっている侵入生物スクミリンゴガイについて、原産地の南米における生息調査と天敵の探索を行った。ブラジル南部における貝密度は、播種期の湛水直播水田におい...
摘要 スクミリンゴガイは基本的に年1世代の生活環を持ち、繁殖するのは生まれた翌年にほぼ限定されることを明らかにした。貝の成長は雌雄ともに成貝密度に依存し、密度が増加するにつれて小型化すること、餌が豊...
スクミリンゴガイの水田における加害行動と繁殖生態の解明(318)
摘要 スクミリンゴガイの繁殖生態の全容を解明し、増殖率の抑制の方策を探求するために、孵化時の性比とその変動要因について調査した。約20ペアを温室内で産卵させ、各卵塊から孵化した貝を室内で50日以上飼...
摘要 温帯から熱帯にかけての地域で水稲を加害して問題となっているスクミリンゴガイについて、フィリピンにおける個体群動態・天敵相・生理的特性・分類に関する研究を行い、日本の貝との比較を行った。個体群動...
摘要 スクミリンゴガイは水稲湛水直播栽培を行ううえで大きな障害であり、その防除法の開発が行われている。しかし、出芽直後に集中豪雨に遭遇すると効果的な防除法がなく課題として残されている。これまで淡水巻...
スクミリンゴガイの水田における加害行動と繁殖生態の解明(301)
摘要 スクミリンゴガイによる水稲への加害回避のためには、本貝の摂食活動や増殖率を抑制する方策を考える必要がある。そこで本貝の加害行動の特性と湛水直播水稲における被害の関係を明らかにする。また環境条件...
摘要 成貝と稚貝が共存する水田における貝の成長と繁殖を調査し、成貝は盛夏期に成長を停止するのに対して稚貝は収穫期まで成長を持続すること、稚貝の成長速度と生存率は稚貝密度の強い影響を受けるが成貝密度の...
スクミリンゴガイの水田における加害行動と繁殖生態の解明(316)
摘要 以前から孵化率が大きくばらつくことが知られていたので、10年度は卵の未孵化の原因を調査した。雄とともに飼育した雌が産卵した卵殻内には、すべて卵細胞が入っていた。すべての卵細胞が発生を始めていた...
スクミリンゴガイの水田における加害行動と繁殖生態の解明(310)
摘要 雄は、口触角による接触・頭部による接触・マウンティング・交尾前行動・交尾の5つの行動を行ったが、口触角による接触の全事例のうち、わずか1%しか交尾に至らなかった。雄は同性の個体に対してもこれら...
摘要 スクミリンゴガイは水稲直播の最大の障害のひとつであり、その管理システムの構築が緊急に求められている。その基礎として不可欠な本種の水田内における生活史と個体群動態を解明し、本種の密度低減にとって...
スクミリンゴガイの総合管理技術確立のための基礎調査(261)
摘要 乾土状態の水田におけるスクミリンゴガイの越冬密度を調査する篩法および本田内の密度を調査する見取り・網法を開発し確立した。水田内の個体群調査の結果、貝の成長、増殖率が貝の密度に著しく依存すること...
摘要 スクミリンゴガイは九州で湛水直播栽培を普及するうえで大きな障害になっている。これまで水稲に対する加害は移植水稲で調べられてきたが、湛水直播条件下での加害の実態はあきらかでない。さらに、侵入動物...