リンゴ寄生ハダニ類に対する土着捕食性天敵類の探索及び利用技術の開発
摘要 リンゴにおいて環境保全型のハダニ類防除体系を確立することを目的として、リンゴに生息する捕食性天敵類の探索、利用可能な天敵類の生態解明、および利用環境の整備等を行う。平成12~16で、リンゴに発生す...
摘要 キンモンホソガ第1世代における寄生蜂の種数は、交信撹乱、殺虫剤無散布、慣行防除のいずれでも3種が見られた。越冬前の天敵の寄生率は慣行防除で約10%、交信撹乱では約15~46%、殺虫剤無散布で約70%と大...
広宿主域天敵ウイルスの探索・作出および増殖法の開発(240)
摘要 アメリカシロヒトリ核多角体病ウイルスとカイコ核多角体病ウイルスから作出されたキメラウイルスHybrid N1はコカクモンハマキとミダレカクモンハマキに病原性を示し,リンゴの主要害虫であるハマキガ2種の...
果実せん孔性及び吸汁性害虫の天敵微生物の探索と利用技術の開発(237)
摘要 果実せん孔性害虫及び吸汁性害虫の天敵微生物を探索し、利用法について検討した。鱗翅目、甲虫目、半翅目昆虫の病死虫を多数採集し、昆虫病原糸状菌を分離同定した。分離した菌は対象害虫に対して接種試験を...
摘要 リンゴ害虫の天敵微生物による防除法を確立するため、リンゴ園における昆虫病原糸状菌の生息消長を調査し、さらに多くの菌株を収集した。消長の調査は殺虫剤無散布のリンゴ園で5年間行った。毎年4月から1...
リンゴ寄生ハダニ類に対する土着捕食性天敵類の探索及び利用技術の開発(234)
摘要 殺虫剤散布強度の異なるリンゴ園において、ハダニ類捕食性天敵類の生態を比較することによって利用可能な天敵を明らかにし、環境保全型のリンゴ栽培体系確立のための基礎資料を作成する目的で行った。殺虫剤...
摘要 紋羽病菌へのdsRNA導入法開発の試験を実施した。紫紋羽病菌及び白紋羽病菌では対峙培養により、MCG(体細胞和合性)の異なる二核菌株間ではdsRNAの移行は確認されていない。白紋羽病菌のプロトプラスト系を...
リンゴ腐らん病菌及び近縁菌からの病原性低下因子の探索と利用技術の開発(218)
摘要 腐らん病菌のMCG(体細胞和合性群)の有無を明らかにするために、来歴の異なる菌株の対峙培養を行い,コロニー間に明瞭な対線を形成する培地の選抜を行った。10種類の培地を用いて菌株間の対線形成を調べた...
リンゴ腐らん病菌及び近縁菌からの病原性低下因子の探索と利用技術の開発
摘要 11年度は,圃場におけるリンゴ腐らん病菌の菌糸親和性群の有無を調査する目的で,菌糸和合性を判別する培地のスクリーニングを行った。供試培地として,オートミール寒天培地をはじめとする10種の培地を用い...
摘要 リンゴ害虫に対する天敵相の多様性を、殺虫剤無散布園、複合交信撹乱(殺虫剤削減)園、慣行防除園において調査し、薬剤削減による多様性の回復と防除効果との関連を解析する。調査対象は交信撹乱防除の対象...
果実せん孔性及び吸汁性害虫の天敵微生物の探索と利用技術の開発(245)
摘要 モモシンクイガ、モモチョッキリゾウムシに対して病原力の強い赤きょう病菌及び黒きょう病菌の分生子をリンゴ園の土壌に散布し、消長を調査した。また採集土壌に両害虫の幼虫を放飼し、病死率を調査した。赤...
摘要 リンゴ園における昆虫病原糸状菌の発生消長を調査した。4月から10月にかけて採集された糸状菌による病死虫数は約2700頭で、16種の糸状菌が分離同定された。これは過去4年間と比較して、採集数、菌種数とも多...
摘要 リンゴ栽培地における春先の重要害虫であるミダレカクモンハマキから、新たに2系統の細胞系を樹立するのに成功した。孵化幼虫細切片を昆虫細胞培養液中で半年以上培養したところ、付着性細胞系と浮遊性細胞...
摘要 リンゴ園及びクルミ園において昆虫病原糸状菌による病死虫が年間を通して約4400頭採集され、12種の昆虫病原糸状菌が分離同定された。採集数は過去4年間で最も多く、95、96、97年度のそれぞれ約...
摘要 病原性低下因子(dsRNA)利用による果樹類紋羽病の遺伝子治療法開発のために、紋羽病菌へのdsRNAの導入法を開発し、dsRNA導入菌株を作出する。紋羽病菌及びクリ胴枯病菌、ニレ胴枯病菌よりd...
摘要 ミダレカクモンハマキは1化性の害虫であるが、リンゴ栽培においては春先の難防除害虫の1種である。本種に対する天敵ウイルスの探索とその大量増殖法を検討するため、本種幼虫由来の培養細胞系の樹立を試み...
摘要 リンゴ支場内のほ場において昆虫病原糸状菌による病死虫の発生消長を調査した。年間を通して約1800頭の病死虫が採集され、16菌種が分離同定された。最も多かったのはBeauveria bassia...
摘要 殺虫剤無散布リンゴ園及びその周辺において4月から11月まで月毎に死亡虫を採集し、昆虫病原糸状菌を分離し、菌種の同定を行った。その結果全体で880頭の死亡虫が得られ、17種の菌が分離同定された。...
果実せん孔性及び吸汁性害虫の天敵微生物の探索と利用技術の開発
摘要 現在リンゴ害虫の防除は化学合成農薬の散布が主体になっている。しかし環境保全、生産者の労働力軽減などからこの害虫防除体系に代わりうる新防除技術の開発が望まれている。近年、性フェロモンを利用した交...