農業生物の生産性向上・有用形質付与等に向けた遺伝子機能の解明
摘要 ゲノム情報の整備に関しては、農業情報研究センターデータ戦略室が利用するクラウドサービス内にRDF(Resource Description Framework)化と呼ばれる方法でデータの関係性を記述したTogoGenome システムを構...
摘要 1.キチョウにおいてはこれまでZ染色体を2本持っている遺伝的なオスが細胞内共生細菌であるボルバキアによってメス化されていると考えられていたが、Z染色体上の遺伝子の相対的存在量、及びその遺伝様式を...
摘要 乳房炎等の大規模酪農関連疾病の研究に関しては、 a) 遺伝子組換えカイコで作製したウシ顆粒球・マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)を乳房炎罹患分房内投与することにより 、乳汁中のT細胞の割合が一...
摘要 1. ツマグロヨコバイの共生リケッチアはヨコバイの細胞の細胞質だけでなく細胞核内、さらには成熟した精子の核内にも存在していた。共生リケッチア感染ヨコバイと非感染ヨコバイの交配実験の結果、感染雌か...
摘要 乳房炎等の大規模酪農関連疾病の研究に関しては、 a) 乳中のウシ肝細胞成長因子(HGF)を定量するサンドイッチELISAを開発した。このELISAを用いて黄色ブドウ球菌(SA)性乾乳期乳房炎乳汁中のHGF濃度を測...
摘要 新たなワクチン素材の開発研究に関しては、 a) 新たに作製した豚丹毒菌ベクター候補株について、マウス及びブタにおける病原性と免疫誘導能を解析し、ベクター候補株はマウスでは極めて安全であり、ブタに...
摘要 1. BT毒素Cry1Abが作用するために必要なカイコで同定されたABCC2遺伝子を培養細胞で発現させることにより、非感受性であったカイコ由来の培養細胞が感受性に変化した。これまで、BT毒素活性の検定にはチョ...
② バイオインフォマティクス研究による農業生物ゲノム情報の高度化
摘要 1. 幅広い農学系研究者が利用するためのデータベース群の運用を行った。このようなデータベースを構築するためには、きわめて大量 の配列情報を短時間で処理し、コンテンツを作成する必要がある。そこで、...
摘要 乳房炎等の大規模酪農関連疾病の研究に関しては、a) 好中球エラスターゼ阻害因子である分泌性白血球プロテアーゼ阻害因子及び上皮組織の修復を調節する因子である肝細胞成長因子の定量法を開発するため、こ...
摘要 1.チョウ目農業害虫に対する微生物製剤などに使用される殺虫性細菌由来のBt毒素、Cry1AbやCry1Acへの抵抗性を獲得する害虫が出現している。カイコで突き止めた抵抗性の原因遺伝子はABCトランスポーターの...
摘要 乳房炎等の大規模酪農関連疾病の研究に関しては、a)黄色ブドウ球菌(SA)の産生する毒素ロイコシジンが貪食細胞であるマクロファージに対して、細胞傷害性を示すことを明らかにした。炎症抑制因子である分泌...
摘要 1. カイコ幼虫の皮膚の黒色を薄くする遺伝子を用いて、新しい組換えマーカーの開発に成功した。これまで遺伝子組換え実験は、第1白卵突然変異体w-1や蛍光タンパク質マーカーを用いる必要があり、実用的な...
摘要 新たな製剤開発の基盤の確立に関しては、1)21年度に引き続き豚丹毒菌のゲノム情報の解析を進めるとともに、他菌種との比較ゲノム解析を行い、豚丹毒菌およびマイコプラズマ肺炎原因菌のそれぞれの菌種につ...
(2)昆虫・昆虫間、昆虫・植物間相互作用の解明と利用技術の開発
摘要 1.オオバイヌビワ乳液に含まれる主要な耐虫性成分は、乳液中に約0.67%の濃度で含まれるアルカロイドの一種Antofineであることが判明した。Antofineは極めて低濃度でも顕著な成長阻害活性を示し、人工飼料...
摘要 1)20年度に作出したMycoplasma hyopneumonie(MH)P97遺伝子組換え豚丹毒菌生ワクチン株をミルクに混ぜて子豚に自由摂取させることにより、ワクチンとして豚丹毒にも豚マイコプラズマ肺炎にも有効であるこ...
抗原リポソームを生産するカイコ形質転換細胞を利用した淡水ワクチンの開発
摘要 目的:昆虫由来のトランスポゾンpiggyBac を活用し、淡水サケ科養殖魚の伝染性造血器壊死症(IHN)病原ウイルスに対して高い防除効果を有する安全で効果的なコンポーネントワクチンを開発する。、成果:IHNV岐...
摘要 1.病害抵抗性遺伝子の単離:病原微生物は害虫の防除に利用され、重要な防除資材であるが、害虫に抵抗性がつき、防除効果が低下する事例が知られている。そこで、Bt細菌とボーベリア菌に対する抵抗性を引き...
摘要 1.Bt菌は害虫防除剤として利用されているが、抵抗性害虫の発達が問題である。抵抗性の機構解明の一環としてカイコのBt菌抵抗性遺伝子の単離をポジショナルクローニングにより進めた。抵抗性遺伝子を染色体...
生物多様性保全に配慮した里山林の評価手法と管理技術に関する調査
摘要 (目的)被害や撹乱を受けた里山地域の森林について,生物多様性に配慮した持続可能な森林経営に向けた生物指標を探索し,林分の管理技術を開発する。(研究の要約)ナラ類集団枯損被害は,平成元年以来,増...
45 細胞内共生細菌ボルバキア等の利用技術の開発 (1)ハモグリバエおよびその寄生蜂における細胞内微生物の感染実態解明
摘要 (目的)ボルバキア等の細胞内微生物をハモグリバエの寄生蜂に導入して、ハモグリバエの防除に応用する技術開発を行う。 (これまでの成果)ハモグリおよびその寄生蜂に感染している細胞内共生細菌の系統解...