Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 3 雑草防除技術の確立 (1)水稲栽培における新規開発除草剤の特性解明と利用技術の確立
摘要 本年度は水稲温暖化対策研究室で2剤、水田利用研究室で3剤の計5剤について新規開発除草剤の試験を受託し、千葉県の温暖地早期栽培における各薬剤の除草効果及び水稲に対する薬害等について総合的に評価...
普通作物管理技術の改良 1 除草剤・生育調節剤の効果査定 (1)水稲除草剤 2)シズイ
摘要 シズイ対照剤として5剤を供試した。いずれの剤も除草効果が高く、薬害は無いか軽微であったため、シズイ防除薬剤として効果のある前処理剤あるいは後処理剤との体系処理で実用性が高いと判定した。
摘要 サトイモの植付け前散布の雑草茎葉処理剤の実用性試験を実施した結果、十分な除草効果があり、薬害も認められなかったことから、実用可能と判定した。
水稲・麦・大豆等普通作物の栽培に関する素材開発研究 4)水稲・麦類・大豆の雑草防除技術の開発
摘要 目的:雑草イネの発生実態及び効果的な防除技術を確立する。また、麦作、大豆作における難防除雑草に対する防除技術を確立する。 成果:ポット試験により除草剤(成分、濃度、剤型)ごとの雑草イネに対する...
普通作物管理技術の改良 2 雑草イネの省力的防除技術の開発 (2)防除体系の確立
摘要 所内試験で雑草イネに対する代かき時、移植時、雑草イネ発生始期の除草剤単用および体系処理の効果を確認した。現地試験において体系処理による除草効果を実証した。
世界市場に向けた新時代の「静岡茶アクティブ有機栽培技術」の開発
摘要 茶有機栽培における技術的課題の解決を行うことで、茶有機栽培の収量性・収益性を向上させるとともに、魅力的で儲かる有機栽培を成立させることで、県内の茶有機栽培面積を拡大し、本県茶業の新たな振興を図...
摘要 目的:イノシシ被害に対し、電気柵の防除効果を維持するための雑草管理について、負担軽減の対策を検証する。また、イチゴの施設栽培における獣害の状況把握と対策についても検証する。 成果:草刈および除...
摘要 ヒロハフウリンホウズキ等の難防除雑草に対する除草効果や経済効果の高い個別防除技術を組み合わせた「総合防除技術」を開発し、現地で実証する。
1.生産者に優しい生産技術の開発 2)女性に優しい農業機械の開発 ①女性に優しい農業機械の開発
摘要 [目的]電動運搬車の改良 [方法]電動運搬車の除草および薬散機能の改良とその評価 [結果]草刈りアタッチメント機能を搭載した電動運搬車を用いて黒大豆の畝間除草に要する時間を比較したところ、刈払機...
Ⅴ 果樹の超省力・多収安定生産を実現するための技術の確立 1 ジョイントⅤ字トレリス樹形による次世代果樹(ナシ)生産システムの開発
摘要 目的 (1)ニホンナシについて、ジョイントV字トレリス樹形により省力性と安定多収生産を両立し、同時に樹形に合わせて汎用性が高く、価格的にも導入可能な作業機械を民間企業の先端技術を活用して開発する。...
摘要 ■目的:生産現場における除草作業や病虫害防除などの栽培管理を自動で行う栽培管理用AIロボットを開発する。特に、水田用AI除草ロボット試作3号機の走行性能や除草効果などの把握及び自動走行用のシステム...
摘要 ネギ栽培圃場において、物理的除草を行わない雑草管理によってネギアザミウマに対する各種天敵の定着が促進されることが明らかとなった。秋期の各種殺虫剤散布による天敵カブリダニに対する悪影響について...
摘要 飼料用オオムギ栽培においては、登録除草剤がないため、米ぬかを用いて防除効果を検討した。雑草量は減少傾向にあったが、米ぬかのコストが高いため、実用的な対策まで至らなかった。また、接着剤等に用いる...
麦類難防除雑草カラスムギの生理・生態的特性を活かした防除技術開発
摘要 目的:新技術である蒸気除草を含めた防除技術について、カラスムギの生理・生態的特性を考慮した効果的な処理条件を明らかにし、それらを組み合わせてカラスムギに効果の高い防除体系を開発する。 成果:新...
水稲移植栽培における雑草イネの出芽動態に基づく効率的な防除対策の確立
摘要 目的:水稲移植栽培で発生する雑草イネについて,出芽動態の多様性に対応した効率的な防除対策を確立する。 成果:雑草イネに効果が認められている除草剤の3剤体系処理は、除草効果が高く、栽培イネに対す...
直播栽培拡大のための雑草イネ等難防除雑草の省力的防除技術の開発
摘要 【目的】雑草イネの発生が全国的に問題となっているが、出芽動態や有効な除草成分については明らかになっていない。そこで本県における雑草イネの出芽動態や除草剤の効果について検討する。 【結果】出芽動...
摘要 鉄コーティング直播栽培において、トリアファモン・ピラクロニル・ベンゾビシクロン粒剤はイネ1葉期からノビエ3葉期に散布すると、薬害の発生、雑草の発生がなく、1回使用による除草が可能であった。
直播栽培拡大のための雑草イネ等難防除雑草の省力的防除技術の開発
摘要 目的:多発ほ場における雑草イネの完全防除が可能かを実証する 成果:前作収穫後に石灰窒素散布と稲わら焼却および除草バーナーで火炎処理を組み合わせることで,雑草イネこぼれ籾を無処理区対比6%まで低...
稲作の大規模経営を支える省力・高位安定生産技術の確立に関する試験・研究開発 2 大規模化に対応した省力的雑草防除技術の確立 (1)乾田直播栽培における土壌処理剤による除草効果の検証
摘要 目的:乾田直播栽培での土壌処理型除草剤による雑草の体系防除を検討する。 成果:滞水した圃場では土壌処理剤(マーシェット乳剤)の処理による苗立ち抑制がみられた。滞水しない圃場では薬害等は見られなかった。
摘要 目的:新除草剤による除草効果及び水稲の生育収量に及ぼす影響について検討し、今後の除草体系確立の資とする。 得られた成果:9薬剤の防除効果試験を実施した。これらは農薬登録のデータとして活用されるほ...