摘要 作物、養分の種類によって、養分吸収への低地温の影響が異なった。低地温条件でリンや銅の吸収が抑制されやすい作物が多く、そのような作物にはリン、銅の吸収を促進する菌根菌の利用が有効であった。また、...
摘要 i)ササの炭酸固定能が劣るために、湿原へのササ侵入により、湿原植生が壊滅するだけでなく、温室効果ガスの放出も促進され、泥炭土壌転換畑では鉱質土壌畑に比べてCO2の放出量が著しく多いことを明らかにし...
摘要 i)パン用秋まき小麦「キタノカオリ」のタンパク質含有率12%を目標とした葉色診断基準値による施肥対応指針を作成した。ii)養液土耕栽培によるホウレンソウの硝酸塩低減化技術を作成した。窒素合計8 g / m2...
摘要 泥炭土壌での直播栽培の目標を、精米タンパク質含有率8%、収量600kg/10aに設定した場合、水稲の窒素吸収量は約13kg/10aとなり、このとき湛水培養によって求められる土壌からの窒素供給量は、約50mg/kg乾土...
寒地ハウスにおける花き・野菜の栄養診断に基づく養液土耕栽培の確立
摘要 養液土耕は慣行栽培と比べ約25%の窒素減肥ができ、さらに跡地土壌のpH低下とEC上昇を回避できた。養液土耕では慣行栽培と比べ果実収量が増え所得が高くなることや、灌水・施肥の労力が軽減されることから経...
摘要 パン用小麦「キタノカオリ」は窒素施用量22kg/10aのうち、6kg分を幼穂形成期に追肥すると収量が高まり、穂揃期に追肥するとタンパク質含有率が高まること、また、収量は若干低下してもタンパク質含有率を高...
摘要 登熟が遅くなりやすい直播栽培では、ケイ酸資材の施用による低タンパク米生産の可能性は移植栽培よりも低いことを解明した。また、精米タンパク質含量と水稲の窒素吸収量、窒素吸収量と収量は密接に関係して...
摘要 14年度の好気象条件により、「キタノカオリ(北海257号)」は932 kg/10a と高い収量が得られたが、タンパク質含有率は11.3%であった。13年の結果と合わせて、「キタノカオリ」は止葉期までに施用した窒素の...
摘要 i)撹乱と未撹乱土壌からの窒素供給量を、界面活性剤抽出法と円柱状採取・培養法によって、多少精度は劣るが推定可能となった。ii)土壌の培養窒素量が多いほど精米のタンパク質含量は高くなった。復元田で...
摘要 i)「北海257号」は、春先雨が少なく好気象条件で経過した平成13年においては窒素施用量4~22 gN m-2 の範囲で倒伏が見られなかった。窒素施用量4-6-6 gN m-2(基肥-起生期-幼穂形成期の各窒素量)で740g m...
摘要 i)下層土培養窒素量と精米タンパク質含量は相関し、下層土の窒素供給が多いほどタンパク質含量は高くなる傾向にあることから、復元田での低タンパク米生産には下層土からの窒素供給が重要であり、下層土の土...
摘要 収量の安定化、品質の向上、環境負荷の軽減を目的として、各種作物で汁液を用いた栄養診断情報を蓄積する。11年度は、ばれいしょの汁液診断のために、診断部位、リンの簡易分析法および窒素、リンの診断基...
摘要 バレイショ汁液診断において、汁液採取には一株中の第2茎のすべての葉柄をサンプルとする、または、一株中のすべての茎で10cmに達した上から3~5葉位の葉柄をサンプルとするのがよい。汁液の無機リン...
摘要 作物の栄養状態を迅速に診断する汁液診断は、十分な収量、好ましい品質を備えた作物を得ることを目的として行われるが、さらに環境負荷軽減のための養分投入量の制御の指標となることをも目的として、多くの...
作物汁液の無機および有機成分分析による栄養診断および生体・培地管理手法の開発(267)
摘要 汁液による迅速な栄養診断法の開発のため、窒素およびリン栄養条件を変えてばれいしょを栽培し、汁液中成分濃度の測定を行った。採取された葉柄汁液は葉柄全重の22-30%であった。汁液中リン濃度は着蕾...
作物汁液の無機および有機成分分析による栄養診断および生体・培地管理手法の開発(259)
摘要 汁液による迅速な栄養診断法の開発のため、窒素およびリン栄養条件を変えてばれいしょを栽培し、汁液中成分濃度の測定を行った。汁液中リン濃度は着蕾期までばれいしょのリン栄養状態を表したが、開花期には...
作物汁液の無機および有機成分分析による栄養診断および生体・培地管理手法の開発
摘要 畑作物や野菜の栄養状態やストレスを診断する指標として、従来の乾物試料中の成分含有率に代わり、より迅速な情報として作物汁液や導管液など生体液中の成分濃度が用いられるようになってきた。しかし、これ...
摘要 小麦栽培圃場の管理記録と収穫した葉身窒素含有率から生育期間中の窒素供給の過不足が推定できるようになった。葉緑素計の読取値(CT値)と比葉面積の積から葉身窒素含有率を精度よく推定できるようになっ...
摘要 コムギの窒素栄養診断指標にたいする播種時期とりん酸肥沃度および潅水の影響を調査した。秋の播種時期が早いほどコムギのりん酸吸収能が高まった。りん酸肥沃度がトルオーグ法で20mg/100g以上の場...
摘要 多段階表土層厚試験圃場において、多収系統「月寒1号」を供試し、多腐植表土層の厚さと止葉~乳熟期の潅水が窒素栄養診断指標と収量および養分吸収に及ぼす効果を検討した。表土層が厚いほど子実のたんぱく...