バイテク利用による新品種の育成 1 ブドウ主要品種の茎頂組織培養によるウイルスフリー個体の作出
摘要 生食用品種では「ゴルビー」の現地優良系統1系統、醸造用品種では「カベルネ・ソーヴィニヨン」などの5品種12系統について、茎頂培養した個体より苗木を養成している。また、茎頂培養により苗木を獲得した...
摘要 農研機構果樹研で育成されたモモ第10回系統適応性検定試験供試7系統と対照3品種について、系適試験調査方法に基づき調査した。本年は定植2年目であり、花芽の着き方や葉の形状について調査した。
野菜・花きのオリジナル品種育成と栽培技術の確立 1 ピラミッドアジサイの新品種育成 (3)有望系統の現地適応性試験
摘要 現地適応性試験の結果、‘26-5’について、対照の‘ライムライト’より同等~高い耐倒伏性が認められた。‘26-8’について、開花終期の花色は、対照より濃い赤紫色を示し、標高が高いほど花色が鮮やかになる傾向に...
普通作物管理技術の改良 2 雑草イネの省力的防除技術の開発 (2)防除体系の確立
摘要 所内試験で雑草イネに対する代かき時、移植時、雑草イネ発生始期の除草剤単用および体系処理の効果を確認した。現地試験において体系処理による除草効果を実証した。
普通作物管理技術の改良 2 雑草イネの省力的防除技術の開発 (1)雑草イネの特性と出芽動態の把握
摘要 県内の系統は2020年秋埋設試験では、翌春の発芽種子数が多くなる傾向が認められ、2021年秋埋設試験では、長野の基準系統に比べ越冬前の出芽数が少なく、県内の2系統の休眠性が深いことが再確認された。県内...
普通作物管理技術の改良 1 除草剤・生育調節剤の効果査定 (2) 難防除雑草の発生実態解明と防除技 術の確立 1)大豆作における難防除雑草に対する新防除体系の実証
摘要 大豆新規茎葉処理剤パワーガイザー液剤(300ml/100L/10a)を組み混んだ新規体系処理は、エノキグサやアメリカセンダグサの多発する圃場について有効であることが明らかになった。
普通作物管理技術の改良 1 除草剤・生育調節剤の効果査定 (1)水稲除草剤 2)シズイ
摘要 シズイ対照剤として5剤を供試した。いずれの剤も除草効果が高く、薬害は無いか軽微であったため、シズイ防除薬剤として効果のある前処理剤あるいは後処理剤との体系処理で実用性が高いと判定した。
普通作物管理技術の改良 1 除草剤・生育調節剤の効果査定 (1)水稲除草剤 1)初中期一発剤
摘要 問題雑草一発処理剤2剤は、移植3日後処理で薬害の発生があったものの、収量への影響は認められなかった。除草効果は両剤ともセリの生育期では効果が低かったものの、他の草種には高い効果が認められた。
野菜・花きのオリジナル品種育成と栽培技術の確立 2 育成品種の維持保存と在来品種の特性調査 (1) 育成品種の維持、保存
摘要 イチゴ、コチョウラン、クジャクソウ、キャットミント、鳴沢菜、タラノキ、ワラビについて本県で育成した品種および優良な在来品種の維持・保存を行った。また、鳴沢菜は3系統の種子更新を行い、イチゴ、タ...
野菜・花きのオリジナル品種育成と栽培技術の確立 1 ピラミッドアジサイの新品種育成 (5)育成品種の飾花に向けた特性調査
摘要 ‘山梨24-1’および‘山梨22-1’では栽植密度が高いほど、花茎角度は高くなり、倒伏を低減する効果がみられ、‘山梨24-1’では、剪定位置を地上50cmにすることで、さらに倒伏軽減効果が高まった。また、‘山梨24-1’...
野菜・花きのオリジナル品種育成と栽培技術の確立 1 ピラミッドアジサイの新品種育成 (4)ハイドランジアとの種間交雑
摘要 花粉親を‘ライムライト’とし、種子親が‘墨 田の花火’とした交雑個体について、品種特性表の項目に基づく特性を調査した結果、形態的には種子親に類似した個体が多かった。また、5個体について新梢咲き性を示...
作物・野菜・花き病害虫の防除技術の改善 1 作物・野菜・花きに発生する未解決症状の実態調査 (1) 未解決症状の実態調査と依頼診断
摘要 R3年度は、12月現在で31件(作物3件、野菜22件、花き6件)の病害虫・生理障害の診断依頼があった。
野菜・花きのオリジナル品種育成と栽培技術の確立 1 ピラミッドアジサイの新品種育成 (2)選抜系統の鉢物における特性調査
摘要 選抜系統‘26-5’の鉢花栽培では、対照の‘ライムライト’と比較して、花茎数は1.8本少ないが、花茎角度は高く耐倒伏性に優れる性質が確認された。一方、‘26-8’は‘ライムライト’と比較して、花色変化始期は7日早...
野菜・花きのオリジナル品種育成と栽培技術の確立 1 ピラミッドアジサイの新品種育成 (1)選抜系統の切り花における特性調査
摘要 選抜系統‘26-5’および‘26-8’の切り花栽培では、対照の‘ライムライト’と比較して花茎数は少ないが、花茎角度は同等~高く、倒伏しづらい性質が確認された。花持ち性は、‘ライムライト’と同等と考えられた。
普通作物の優良品種選定と原種生産 3 豆類品種の比較試験 (1)大豆
摘要 「あやこがね」を対照とした品種は、「えんれいの空」、「東北184号」とも成熟期がやや遅く、100粒重は重いが、障害粒が多く子実収量が少ない。「ナカセンナリ」を対照とした品種は、「関東142号」、「関東1...
普通作物の優良品種選定と原種生産 2 麦類品種の比較試験 (1)品種試験
摘要 大麦4系統、軟質小麦4系統、硬質小麦3系統を供試し、それぞれの品種特性を把握した。硬質小麦(「ゆめかおり」対照)は「農研小麦3号」「東山57号」が多収だった。
普通作物の優良品種選定と原種生産 1 水稲品種の比較試験 (2)予備調査 1)多用途米
摘要 多収系統として「ミズホチカラ」、「みなちから」、「ホシアオバ」、「西海310号」、「クサホナミ」が、飼料(WCS)用として「つきあやか」「つきすずか」、糯米として「きぬはなもち」が栽培性や収量性、品質...
普通作物の優良品種選定と原種生産 1 水稲品種の比較試験 (2)予備調査 1)粳
摘要 本所の中生粳種として越南305号、晩生品種として越南308号、越南310号、中国227号、中国231号、中国232号、南海189号、岳麓の中生粳種として岩手136号、岩手145号が栽培性や収量性、品質の面から有望と考え...
普通作物の優良品種選定と原種生産 1 水稲品種の比較試験 (1)本調査
摘要 所内試験において、水稲粳品種「にじのきらめき」「中国226号」の栽培特性を把握した。「にじのきらめき」は多収で品質、食味が優れ継続検討。
環境保全型農業の確立 1 有機質資材による持続可能な農業技術の確立 (2)鶏糞を中心とした施肥体系の改良及び短期間での物理性改善を目指した栽培実証
摘要 鶏ふんを2t/10aまたは0.5t/10aを連用した有機栽培体系において、夏秋トマトを栽培した結果、収量はいずれも化成肥料単用区に及ばなかったが、鶏ふん2t/10a施用区では化成単用区に近い収量が得られた。地下...