要約 市販の芝刈ロボットは、モモ、スモモ、ナシ、ブドウ、オウトウ、リンゴ、ブルーベリー、カキの果樹園の下草管理に利用でき、その際、走行の障害は簡易な方法で対策ができる。また、休耕圃場への適用では、面...
高精度水田用除草機と米ぬか散布を中核技術とする水稲の有機栽培体系
要約 有機栽培圃場において、高精度水田用除草機による除草作業と移植時の米ぬか散布等を組み合わせることにより雑草を顕著に抑制できる。本技術を中心とした水稲有機栽培体系では、慣行栽培に比べて穂数は減少す...
飼料イネ2回刈り乾田直播栽培における「ルリアオバ」を活用した雑草防除法
要約 飼料イネ2回刈り乾田直播栽培では、雑草抑圧力の強い「ルリアオバ」を作付けし、イネ出芽前に非選択性除草剤、入水前に茎葉処理型除草剤を処理する除草体系を基本とし、雑草が多発する水田では、入水後に再...
北陸地域における狭畦密植栽培での茎葉処理除草剤の機械散布の晩限
要約 ダイズ狭畦密植栽培において、機械散布による茎葉処理除草剤の雑草防除効果は、草冠が閉じる状態で処理された場合には低下する。これを防ぐためには、ダイズ主茎節数が7程度となる播種後30日目頃までに散布...
万願寺とうがらしの施設夏秋栽培でのアブラムシ防除におけるバンカー法の有効性
要約 万願寺とうがらしの夏秋栽培ハウスにバンカー植物としてソルガム、代替餌としてヒエノアブラムシ、天敵としてショクガタマバエを利用するバンカー法を導入することで、ムギ類を利用する従来のバンカー法に比...
アブラムシ防除のためのバンカー植物としてソルガムを用いる場合に適する代替餌
要約 高温環境下におけるアブラムシ防除のためのバンカー法において、耐暑性の高いソルガムをバンカー植物として利用する場合、代替餌は15~30℃程度の温度域で内的自然増加率が高い種である必要があり、ヒエノア...
大豆狭畦栽培で大麦によるリビングマルチは広葉雑草の密度と生育を抑制する
要約 大豆狭畦栽培において、大麦によるリビングマルチは8月下旬以降の雑草の密度を30~75%に低下させ、大豆収穫期の雑草生体重を10~40%に低下させる。その雑草抑制効果は、イネ科雑草よりヒユ類などの広葉雑...
三重県における水田畦畔から侵入するイネ科多年生雑草の分布の特徴
要約 低水温浸種による発芽率の低下は種子の貯蔵期間に関わらず起こりえ、前年産でも発芽不良が発生する危険性の高い種子がある。発芽率には浸種直後2~24時間の水温が強く影響し、短時間の低水温浸種によって発...
イネ科雑草アシカキの畦畔から水田内への侵入は水稲除草剤で抑制できる
要約 イネ科多年生雑草アシカキの発生源は畦畔の越冬株であり、移植水稲では畦畔から侵入する匍匐茎が問題となる。ベンゾビシクロン、ピラクロニルを含む水稲用除草剤を水田内に散布することにより水田内へ侵入す...
大麦によるリビングマルチと狭畦密植栽培を組み合わせた大豆の雑草防除技術
要約 秋播き性の高い大麦によるリビングマルチと大豆の狭畦密植栽培を組み合わせることで、地表面の光量子密度の低下が早まることから、無中耕・無除草剤でも雑草防除が可能である。リビングマルチの有無は大豆...
要約 麦わらが土面を覆う条件下で、大豆用土壌処理除草剤の多くは残草量対無処理区比1%未満の高い効果を示すが、DCMU水和剤およびCAT水和剤の効果は著しく劣る。麦わら被覆条件下で高い除草効果を有する3種類の...
要約 麦わらが土面を覆う条件下で、大豆用土壌処理除草剤の多くは残草量対無処理区比1%未満の高い効果を示すが、DCMU水和剤およびCAT水和剤の効果は著しく劣る。麦わら被覆条件下で高い除草効果を有する3種類の...
要約 本モデルは、寒冷地水田でのタイヌビエ土中種子の動態や種子生産特性に基づいて、前年の土中種子数と除草効果から翌年の土中種子数を予測するモデルである。これによれば、1000粒/m2以下の種子密度で水田を...
水稲直播栽培での播種後落水管理後の減水深と除草剤のヒエ防除効果
要約 水稲湛水直播栽培では、播種後落水管理後の減水深が大きくなる場合がある。減水深が2cm/日程度であれば除草剤のタイヌビエ枯殺効果は高いが、減水深が2cm/日を越えると枯殺効果が低下し残効日数も短くなるの...
寒冷地におけるヒエ病原菌Drechslera monoceras製剤の除草効果と他の管理法との組合せ効果
要約 ヒエに感染する植物病原菌Drechslera monoceras製剤は、寒冷地においてはタイヌビエの発生盛期頃の処理で比較的高い除草効果が得られ、他の管理法との組み合わせによりその効果は大きく向上する。 キーワー...
キシュウスズメノヒエに対するシハロホップブチル含有粒剤の効果
要約 シハロホップブチル乳剤などの茎葉処理は、本田内で再生したキシュウスズメノヒエに対して収穫期まで高い防除効果を示すのに対して、シハロホップブチル含有粒剤の湛水土壌処理は、一時的に生育を抑制するが...
要約 キシュウスズメノヒエの茎は乾燥によって死滅するが、耕耘による切断と土中への埋没では防除できない。早期水稲刈跡では、非選択性除草剤による防除効果が高く、グリホサート液剤、グルホシネート液剤、ビア...
要約 岩手県で代表的な斑点米カメムシであるアカスジメクラガメは、ヒエ類の多発した水田ではイネの出穂期前から侵入し、繁殖する。1999年の調査では、ヒエ類の密度が高い水田ほど斑点米率が高い傾向が見られたこ...
要約 ウド栽培にサトイモ、ネギ、イネ科緑肥作物等、ウド萎凋病菌に感染しない作物を取り入れることにより、連作障害の主因となっているウド萎凋病発生の抑制が可能である。 背景・ねらい ウド産地の根株養成ほ場...
暖地型イネ科牧野草に発生したミイラ穂病とそのエンドファイトとしての特性
要約 バミューダグラス,パンゴラグラスなど16種の暖地型イネ科牧野草にミイラ穂病(新称)の発生を確認し,病原菌をEphelis sp.と同定した。本病菌はエンドファイトとして宿主植物に全身感染し,宿主に耐虫性を...