バンカー法構築のための4種天敵アブラバチの寄主アブラムシリスト
要約 天敵コレマンアブラバチ、ギフアブラバチ、ダイコンアブラバチ、ナケルクロアブラバチは、それぞれ4種、2種、3種、8種の害虫アブラムシ類に寄生可能であり、ムギ類やソルゴーで増殖するアブラムシ類5種の中...
要約 アワノメイガやコナガの匂い物質結合タンパク質遺伝子クラスターの構造を解明し、チョウ目昆虫のゲノムデータと比較することにより、ある特定の種で重複・欠失していること遺伝子を同定でき、種特異的な機能...
施設野菜類の主要アブラムシを防除するための2種アブラバチ混合製剤
要約 ナケルクロアブラバチとコレマンアブラバチの1:1混合マミー製剤あるいはバンカー型製剤により、施設野菜類の主要アブラムシであるワタアブラムシ、モモアカアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ、ジ...
要約 本プログラムは、農研機構メッシュ農業気象データを取得する機能をエクセルファイルに追加するものであり、これにより気象データを利用する独自のエクセルファイルを用いたアプリの開発が可能になる。 キー...
カップ麺製品におけるノシメマダラメイガ混入時期推定のための発育調査
要約 カップ麺製品での本種の発育日数(孵化から成虫まで)は平均37.7日(25°C)であり、生きた幼虫が発見された場合、混入時期推定の目安に利用できる。カップ麺容器内に200個体の孵化幼虫を投入した場合は、明...
要約 赤かび病を発症したトウモロコシの穂において、フモニシンの濃度が高いことがある。その穂は、病徴部位は非常に高い濃度のフモニシンが検出されるが、同じ穂でも無病徴部位のフモニシン濃度は低い。 キーワ...
エンドファイト感染イタリアンライグラスはアカスジカスミカメ幼虫の密度を抑制する
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium uncinatumに感染したイタリアンライグラスは、成熟期に昆虫に対して毒性のあるN-formyllolineを小穂や葉身に蓄積する。これにより、感染イタリアンライ...
土着カブリダニ類に対するチャ、イヌマキ花粉の代替餌としての有用性
要約 チャ花粉は多くのカブリダニ種にとって有用な代替餌であり、イヌマキ花粉やトウモロコシ花粉に比べて発育が良好で産卵数も多い。イヌマキ花粉は少数のカブリダニ種にのみ有用であるが、チャ花粉に比べて25&d...
土着天敵タイリクヒメハナカメムシとギフアブラバチの生存に有効な植物
要約 タイリクヒメハナカメムシは、スィートアリッサム、ソバ、スカエボラ、コリアンダー、バーベナ、ディル、ホーリーバジルの花で寿命が延び、その効果は蜂蜜水溶液よりも高い。ギフアブラバチは、ソバ、スィー...
フタテンチビヨコバイの発生量は前年12月以降の気温・降水量に応じて変動する
要約 フタテンチビヨコバイの7~8月の発生の推移は7月1日の成虫密度と内的自然増加率との指数関数によって近似でき、発生量は前年12月と当年2月の気温、前年12月~当年3月の降水量、当年7月の気温に応じて変動す...
エンドファイト感染イタリアンライグラスはカメムシ目害虫数種に殺虫効果を有する
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium uncinatumが感染したイタリアンライグラスは、ヒメトビウンカ、セジロウンカ、フタテンチビヨコバイに対して殺虫効果を示す。しかし、ツマグロヨコバイに対する...
暖地・温暖地向きの高消化性で紫斑点病に強いソルガム新品種「SUX109-1」
要約 「SUX109-1」は中生のソルゴー型ソルガムで高消化性(bmr-18)および紫斑点病抵抗性遺伝子(ds-1)を持っている。高消化性品種「秋立」に比べて紫斑点病が発生しやすい暖地・温暖地での適応性...
AM菌非宿主作物の後作・間作への緑肥導入による次作物の収量の改善
要約 アーバスキュラー菌根菌(AM菌)と共生しない作物を栽培すると、次作物のAM菌感染、収量が低下する。非宿主であるキャベツ収穫後の緑肥(AM菌宿主)の導入、キャベツ栽培時の緑肥の間作により、次作物のAM菌感染...
飼料イネ2回刈り乾田直播栽培における「ルリアオバ」を活用した雑草防除法
要約 飼料イネ2回刈り乾田直播栽培では、雑草抑圧力の強い「ルリアオバ」を作付けし、イネ出芽前に非選択性除草剤、入水前に茎葉処理型除草剤を処理する除草体系を基本とし、雑草が多発する水田では、入水後に再...
飼料トウモロコシ圃場でのフタテンチビヨコバイとヒメトビウンカの発生消長調査法
要約 飼料トウモロコシ圃場の地上40cmの位置に黄色粘着トラップを設置すると、フタテンチビヨコバイとヒメトビウンカを捕獲できる。本手法は既存の手法よりも捕獲効率が高く、これら害虫の発生消長調査に活用でき...
日本産昆虫病原性線虫Steinernema litoraleのヤガ類幼虫に対する殺虫活性
要約 Steinernema litoraleは7℃から25℃で、カブラヤガおよびハスモンヨトウ老齢幼虫に対して殺虫活性を示し、特に、10℃以下の低温環境下では市販の線虫製剤より活性が高い。 キーワード 昆虫病原性線虫、<...
南西諸島で多発生した害虫は日本初発生のアフリカシロナヨトウである
要約 2010年夏から秋にかけて沖縄県の多良間島・西表島、鹿児島県の喜界島・奄美大島でイネ科牧草やサトウキビを加害する見慣れないヨトウ類の幼虫が多発生しました。羽化した成虫を詳細に調べたところ、これまで...
万願寺とうがらしの施設夏秋栽培でのアブラムシ防除におけるバンカー法の有効性
要約 万願寺とうがらしの夏秋栽培ハウスにバンカー植物としてソルガム、代替餌としてヒエノアブラムシ、天敵としてショクガタマバエを利用するバンカー法を導入することで、ムギ類を利用する従来のバンカー法に比...
秋ソバのハスモンヨトウ防除のための黄色高圧ナトリウムランプ利用法
要約 黄色高圧ナトリウムランプによる夜間照明により、秋ソバに発生するハスモンヨトウ個体数を抑制することができる。 キーワード ソバ、ハスモンヨトウ、黄色灯、黄色高圧ナトリウムランプ、害虫防除 背景・ね...
要約 ブドウの減農薬栽培で発生が多くなる鱗翅目害虫は、果房の被害や幼虫の形態で類似種を見分けることができる。 キーワード ブドウ、減農薬栽培、鱗翅目害虫、識別法 背景・ねらい ブドウで減農薬栽培を行うと...