TDN含量の高い寒地・寒冷地向きサイレージ用トウモロコシ新品種「北交65号」
要約 「北交65号」は北海道では“晩生の早”、東北地域では“早生”に属し、同熟期の標準品種と比較して、乾物中のTDN含量が2~2.5ポイント高い。TDN収量は北海道では同等で、東北地方ではやや高く、初期生育、耐倒伏...
要約 稲発酵粗飼料をトウモロコシサイレージが不足しがちな夏~秋季の粗飼料として利用する場合、泌乳前期牛では、オーツヘイとの代替が可能である。また、泌乳中後期の牛へ給与する場合、トウモロコシサイレージ...
細断型ロールベールサイレージのTMR調製の作業性と泌乳牛への給与指標
要約 細断型ロールベーラで調製したトウモロコシサイレージは、固定サイロで調製したものと比べ、TMR調製に要する作業時間を短縮できる。また、トウモロコシサイレージの給与割合を乾物で35%まで高めても、採食量...
要約 北上山系の900m程度の高標高地においても、極早生品種を5月中に播種することにより、細断型ロールベーラ向けトウモロコシを生産することができ、1500kg/10a程度の乾物収量が確保できる。 キーワード トウモ...
飼料用トウモロコシにおけるデオキシニバレノールの汚染実態と乳牛に及ぼす影響
要約 道内のトウモロコシサイレージ中デオキシニバレノール(DON)濃度は平均1.18ppm(n=245)であり、飼料安全法による許容基準値(4ppm)を超えるものの割合は4%である。汚染は主に圃場立毛中にFusarium gramine...
要約 年間乳量8500kg程度の乳牛を、メドウフェスク草地の集約放牧ととうもろこしサイレージを最大限活用して飼養する場合、1頭当たり所要圃場面積と購入飼料量は分娩月により63~65a、1400~1900kgと試算される...
要約 バレイショでん粉粕サイレージはペクチンを約10%含み、消化性の高いエネルギー飼料で、カリウム含量が粗飼料よりも低い。でん粉粕サイレージは泌乳牛1頭あたり原物約10kg/日給与することで圧片トウモロコシ...
要約 トウモロコシの細断型ロールベールサイレージは、品質のばらつきが小さく、梱包からラップまでに時間がかかっても品質への影響は少ないうえ、牛の採食性が高い。また、牧草類の細断型ロールベールサイレージ...
細断型ロールベーラで調製・長期貯蔵したトウモロコシサイレージの飼料特性と泌乳効果
要約 細断型ロールベーラで調製したトウモロコシサイレージは、約1年間貯蔵しても発酵品質、各飼料成分消化率および栄養価が良好な状態で保存される。また、給与期間中の乳量の変動が少ない。 キーワード 細断...
トウモロコシ−アルファルファ輪作体系で高泌乳牛向け高蛋白質自給飼料供給が可能
要約 都府県における高蛋白質自給飼料生産を目指したトウモロコシ-アルファルファ短期輪作体系では、10a当たり676kgの可消化養分総量(TDN)と132kgの粗蛋白質(CP)が生産され、搾乳牛群(経産牛頭数27頭)への...
トウモロコシのサイレージ調製における排汁割合と熟期別養分損失
要約 トウモロコシサイレージ調製時の排汁割合は生育に伴い乾物率が増加するにつれ減少し、乾物率28%で0になると予想される。原料中の単少糖類の大部分は有機酸発酵に消費されるが、デンプンの大部分はサイレ...
要約 近赤外分析でのサイレージ中無機成分含量の推定 キーワード
背景・ねらい 近赤外分析法は迅速に成分含量を測定できるため粗飼料の一般成分の推定に広く用いられている。しかし無機成分の推定については...
改良ハンドラを取り入れた細断型ロールベーラ体系の作業能率の向上
要約 密封前後の細断型ロールベールのハンドリングに対応したハンドラ(以下「改良ハンドラ」)を使用することで、細断型ロールベーラ体系におけるトウモロコシサイレージの密封作業能率が向上し、また既存の牧草...
要約 泌乳牛によるbm3型トウモロコシサイレージの乾物摂取量は、通常型トウモロコシや牧草サイレージよりも高く、産乳量は通常型トウモロコシ並である。bm3型トウモロコシの粗飼料価指数(RVI)は、牧草サイレージ...
トウモロコシのサイレージ調製における排汁割合と熟期別養分損失
要約 トウモロコシサイレージ調製時の排汁割合は生育に伴い乾物率が増加するにつれ減少し、乾物率28%で0になると予想される。原料中の単少糖類の大部分は有機酸発酵に消費されるが、デンプンの大部分はサイレー...
雌穂重割合が高い根釧地域向けサイレージ用トウモロコシ新品種「ぱぴりか(北交62号)」
要約 寒地向きサイレージ用トウモロコシの新F1品種「ぱぴりか(北交62号)」は、“早生の早”の熟期で、栽培限界地帯である根釧地域を適地とする。本品種は、初期生育に優れ、多収で、乾物中の雌穂の割合...
要約 飼料作物から新規に分離したヘテロ発酵型乳酸菌TM1株またはTM2株をトウモロコシや予乾イタリアンライグラスのサイレージ調製時に添加すると、酢酸含量が増加してサイロ開封後の好気的変敗を抑制できる...
細断型ラップサイロ体系と固定サイロ体系によるトウモロコシサイレージ生産の比較事例
要約 細断型ロールベーラの導入効果を従来の固定サイロ体系と比較すると、収穫調製における全作業時間に大きな差は認められないものの、サイロ詰め作業の省力効果が大きく、細断型ラップサイロ体系によるトウモロ...
要約 細断型ロールベーラで調製したロールベールラップサイレージの貯蔵性は安定しており、品質は良好である。また、成形後6時間経過して密封しても品質に与える影響は小さい。更に、1個のロールベールラップサイ...
トウモロコシサイレージ給与による乳牛のカリウム排泄量の低減法
要約 牧草サイレージ多給時には乳牛のカリウム吸収率は95.6~99.9%と非常に高く、また尿中へのカリウム排泄量と尿量が増加する。トウモロコシサイレージを主体に給与すると、乳牛のカリウム摂取量と排泄量の低減...