自家和合性で果実が大きくヤニ果の発生の少ないウメ新品種「麗和」と「和郷」
要約 「麗和」と「和郷」は自家和合性のウメ新品種である。30g以上の果実が収穫できて、果実の生理障害であるヤニ果の発生が少ない。自家不和合性品種の結実不良が問題となっている地域で結実を安定させる品種と...
要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
要約 花粉を運ぶ昆虫など(送粉者)が日本の農業にもたらしている利益(送粉サービス)の経済価値を推定したところ、2013 年時点で約 4,700 億円(そのうち約 3,300 億円は野生送粉者による)と推定されました。...
ウメ新品種「紅の舞」における結実確保のための人工受粉法と収穫基準
要約 ウメ新品種「紅の舞」の人工受粉に用いる受粉用品種は、交雑和合性から「織姫」「梅郷」「玉織姫」が適し、人工受粉法では毛ばたき受粉の効果が高い。収穫適期はカラーチャート値3で、満開90日後と95日後を...
赤肉で大果のスモモとウメの種間雑種新品種「露茜(つゆあかね)」(系統番号:ウメ筑波10号)
要約 ウメ新品種「露茜(つゆあかね)」(系統番号:ウメ筑波10号)*は、ニホンスモモ「笠原巴旦杏」にウメ「養青梅」交雑して育成した。果実は60~70gと大きく、果皮はほぼ全面に赤く着色し、果肉も鮮紅色に...
要約 ウメ樹「南高」において着果結実を促進すると、年間乾物重増加量の約4割、6月中旬から7月上旬の果実収穫時の樹体に含まれる水の半分以上を果実が占める。 キーワード ウメ、果実生産、養水分バランス 背景・...
ウメのDNAマーカーによるSf-RNase遺伝子型個体の早期選抜
要約 ウメの自家上和合性にはS-RNase遺伝子が関係し、この遺伝子の保存領域から設計したプライマーにより、自家和合性品種の判別が可能である。このプライマーをDNAマーカーとして、自家和合性と関係するSf-RNase...
要約 ウメ自家不和合性品種及び実生の自家不和合性遺伝子型を PCR 法で判定し、受粉試験 により確認した。「南高」はS1S7、「白加賀」はS2S6、「鴬宿」はS1S5 などと判定され、同じ自家不和合性遺伝...
要約 「花香実」の遅咲き系統は「白加賀」と開花期間が合致する日数が多く、「白加賀」の受粉樹として従来の品種よりも優れている。 背景・ねらい 1.暖冬の場合は開花期が早く、長期にわたり、「白加賀」と受粉樹...
要約 ウメ新品種候補「ウメ筑波6号」は「白加賀」と「地蔵梅」の交雑実生から選抜された中生のウメである。果実は30g前後で整い、外観が優れ、青梅及び梅干し原料としての品質も良好である。適正な受粉樹の混植...
要約 受粉樹の開花後剪定は、白加賀の結実安定に有効であり、従来より指摘されている開花時の養分消耗も少なく、樹体の炭水化物含量に及ぼす影響は認められない。 背景・ねらい 白加賀の結実を確保するために、受...