緑肥景観作物による北日本夏季のセイヨウミツバチ殺虫剤曝露被害低減技術
要約 養蜂場近くに緑肥景観作物の花畑を用意することで、セイヨウミツバチが餌の少なくなる夏季に作物や農地周辺の雑草に訪花して起こる殺虫剤使用に伴う被害を低減できる。 キーワード セイヨウミツバチ、殺虫剤...
要約 このマニュアルは果樹・果菜類の受粉を助ける花粉媒介昆虫の調査に有用な手法を中心に、受粉のしくみや花粉媒介昆虫の見分け方等について解説したものである。このマニュアルを用いることで、花粉媒介昆虫の...
ヨーロッパ腐蛆病菌のローヤルゼリー耐性能発揮に関与する転写調節因子SpxA1a
要約 ミツバチの監視伝染病の原因菌であるヨーロッパ腐蛆病菌は抗菌活性が強い餌の中で生き残って幼虫に経口感染することができるが、この能力の発揮には転写調節因子SpxA1aが関与している。本発見は、幼虫の餌の...
要約 核酸クロマト紙およびMultiplex PCR法を組み合わせることで、一度に5種類のミツバチ感染症の病原体を判別できる検査キットである。本キットの利用により、家畜伝染病を含むミツバチ感染症の病原体を簡便かつ...
要約 クリの花から採集した蜂蜜は、アメリカ腐蛆病菌(Paenibacillus larvae)に対して高い抗菌活性を持つ。その抗菌性は、クリ蜜の純度が高いほど、またpHが高いほど高い傾向にある。 キーワード クリ蜜...
ヨーロッパ腐蛆病菌感染実験方法の改良による毒力の異なる菌株の発見
要約 ヨーロッパ腐蛆病菌のミツバチ幼虫に対する感染実験方法を改良し、株によって蜂児に対する毒力が異なることを明らかにした。 キーワード ミツ...
要約 花粉を運ぶ昆虫など(送粉者)が日本の農業にもたらしている利益(送粉サービス)の経済価値を推定したところ、2013 年時点で約 4,700 億円(そのうち約 3,300 億円は野生送粉者による)と推定されました。...
Na/K比1以上で発育可能なヨーロッパ腐蛆病菌非典型株の性状
要約 ミツバチの法定伝染病の原因菌であるヨーロッパ腐蛆病菌はNa/K比1未満の培地でないと発育しないとされていたが、日本にはNa/K比1以上でも発育する非典型的な性状のヨーロッパ腐蛆病菌株が存在する。 キーワ...
要約 広葉樹林には生物多様性が社会に大きな恩恵をもたらす昆虫類が多く、山菜やキノコの採取もさかんです。また、森林資源に依存する地域住民ほど、森林保護よりも利用を重視していることがわかりました。 背景...
要約 「ふじ」および「つがる」の単植園で結実を確保するためには、「ドルゴ」、「メイポール」、「スノードリフト」等の中から開花期の異なる2品種を選択し、ポット大苗等の苗木移植や樹冠頂部への高接ぎによ...
要約 開花期前に雨よけフィルムを被覆し、ハウス妻面およびサイドに防風ネットを設置することで、雨よけ施設内の気温が上昇、風速が低下することにより、訪花昆虫の飛行数が増加し、結実率の向上が期待できる。 ...
要約 ハウスビワ栽培で、耕種的防除として開花期から天井部ビニルの被覆を行うと、腐敗果の発生率は慣行栽培に比べ1/4~1/6に低下する。果実腐敗の原因となる各種菌類の出現頻度は園地毎に異なるが、本防除法はい...
要約 「Malus baccata 79091」、「Makamik Crab」、「Sentinel Crab」、「M.×atrosanguinea 20004522」、「Redbud Crab」、「Snowdrift Crab」の6品種は、「ふじ」及び「つがる」と交雑親和性が高く、開花期が...
萎凋細菌病に強いスターチス新品種「紀州ファインホワイト」および「紀州ファインイエロー」の育成
要約 萎凋細菌病に強く、花房が大きくてボリュームがあり、2L率が高いスターチス2品種を育成した。「紀州ファインホワイト」は、がくの色が純白に近い品種で、「紀州ファインイエロー」は、切り花長が長く、が...
要約 ウメ樹「南高」において着果結実を促進すると、年間乾物重増加量の約4割、6月中旬から7月上旬の果実収穫時の樹体に含まれる水の半分以上を果実が占める。 キーワード ウメ、果実生産、養水分バランス 背景・...
施設栽培ビワ「長崎早生」のミツバチ授粉による果実肥大促進効果
要約 ビワ「長崎早生」の施設栽培において、開花期間にミツバチを放飼すると、早期に開花する花の受精が促され、種子数が増え果実肥大が向上する。また、収穫時期が早まる。なお、ミツバチ放飼は果実糖度に影響し...
ハイブッシュブルーベリーの施設コンテナ栽培における被覆開始時期と生育
要約 ハイブッシュブルーベリーは、無加温ハウス内でコンテナ栽培すると、地植え栽培で問題となる樹勢の衰えはなく、露地でのコンテナ栽培以上の収穫量が得られる。3月上旬に被覆を行えばそれ以前に被覆した場合...
要約 リンゴ作経営の特殊性を考慮して受粉樹制約と作業別熟練度を組み込んだリンゴ作の線形計画経営モデルを構築した。 背景・ねらい リンゴは東北の主要果樹であるが、リンゴ価格の下落により収益が悪化しており...
要約 かき「新秋」を、2月1日頃から最低温度15℃ 、最高温度28℃で加温ハウス栽培すると9月上旬に糖度20度の高品質果実を、毎年たくさん安定して収穫することができる。 背景・ねらい
かきは日本の秋を彩る代表...
ミツバチ卵へのDNA注入を目的としたマイクロインジェクション法
要約 ミツバチに外来DNAを注入する目的で、卵へのマイクロインジェクション法を開発した。この方法でDNAを注入した卵は、高湿度35℃の条件で72時間後約60%が孵化する。 背景・ねらい 形質転換体作成のため外来DNA...