ニホンナシの交雑育種における重要形質に関連したDNAマーカー情報の整理
要約 主要なニホンナシ59品種・系統におけるニホンナシの重要な育種形質(黒星病抵抗性、自家和合性、早生性、果皮色、黒斑病抵抗性)の遺伝子型および表現型情報を利用することで、ニホンナシ品種育成を加速化する...
硬肉モモの原因因子はオーキシン生合成酵素遺伝子YUCCAの発現抑制である
要約 硬肉モモではオーキシン生合成に関わるフラビンモノオキシゲナーゼ(YUCCA)遺伝子の5'上流域にトランスポゾンが挿入し、果実成熟期に遺伝子の転写が抑制され、オーキシン量が増加しないため果肉が軟...
要約 果樹・果実や加工品のDNA鑑定、親子鑑定、DNAマーカーデータベースや品種判別を支援するプログラムの利用により、主要果樹の品種が判別できる。 キーワード DNA鑑定、品種判別、果実、加工品 背景・ねらい...
要約 モモ品種の果実形質とSSRマーカー遺伝子型を基に判別分析を行い、果肉色と果実pHを判別可能なSSRマーカーを取得した。本マーカーを使用することで、モモ実生集団から目標とする個体を早期選抜することが可能...
要約 モモおよびオウトウ由来のDNAマーカー12種を使うことで、山形県内の作付け上位の主要品種および輸入オウトウなどを含む、85品種の品種識別が可能である。またDNA抽出は、抽出キットを用いることで、オウトウ...
要約 日本の栽培モモにおける重要な形質である果肉色(白色/黄色)、果実pH(高/低)及び核の粘離性(離核性/粘核性)について遺伝子地図上の位置を同定した。さらに連鎖するDNAマーカーにより各形質を選抜す...
要約 モモおよび酸果オウトウ由来SSRマーカーを使うことで、葉片から単離したDNAを用いて、オウトウの品種識別が可能である。また、親子関係を推定することが可能である。 キーワード SSRマーカー、品種識別、親...
オウトウ、セイヨウナシ果実から抽出したDNAを用いた品種識別
要約 オウトウ、セイヨウナシ果実からDNAを抽出することができる。この果実から単離したDNAと葉から単離したDNAのSSR多型は一致する。従って、流通段階の果実を用いても、品種識別、親子鑑定が可能である。 キー...
要約 SSR マーカーを用いて交雑育種、偶発実生及び枝変わり由来のモモ品種の親子鑑定を行い、一部の品種で親子関係に誤りがあることが明らかになった。さらに、「上海水蜜桃」が現在の日本の生食用モモの起源品種...
モモの連鎖地図統合による新しいセンチュウ抵抗性遺伝子等の情報の獲得
要約 開発した SSR 等のマーカーによってモモの連鎖地図を作成し、欧州の標準地図と統合し比較すると、新しい2つのネコブセンチュウ抵抗性遺伝子の存在と染色体の転座の可能性が認められる。 キーワード モモ、S...
要約 「赤芽」×「寿星桃」の F2 集団を用いて、モモの遺伝子地図を作成した。本地図は、同じ連鎖群に属する3種類の形態形質(赤葉、わい性、細葉)、及び83 種類の DNA マーカーから構成される。 背景・ねらい <...