要約 ジノテフランは、サトウキビ白葉病の主要媒介虫であるタイワンマダラヨコバイに対し高い殺虫効果を有するが、サトウキビ圃場でズイムシ防除用に放飼されている天敵昆虫への影響が少ない。本剤は健全種茎増殖...
耐病性と耐倒伏性に優れる飼料用サトウキビ新品種候補「KY09-6092」
要約 飼料用サトウキビ系統「KY09-6092」は黒穂病をはじめさび病などの耐病性に優れた系統である。「KRFo93-1」や「しまのうしえ」に比べ株出し収量は同程度で耐倒伏性に優れている。 キーワード 飼料用サトウキ...
要約 サトウキビ白葉病の媒介虫であるタイワンマダラヨコバイMatsumuratettix hiroglyphicusおよびヤマトヨコバイYamatotettix flavovittatusの試験期間(20日間)を通した平均移動距離は、それぞれ162.1m、387.5...
要約 サトウキビの害虫であるケブカアカチャコガネの生態解明を行い、性フェロモンが2-ブタノールであることを明らかにした。これを用いた交信かく乱法による防除法の有効性を室内および野外で確認した。 キーワ...
南西諸島で多発生した害虫は日本初発生のアフリカシロナヨトウである
要約 2010年夏から秋にかけて沖縄県の多良間島・西表島、鹿児島県の喜界島・奄美大島でイネ科牧草やサトウキビを加害する見慣れないヨトウ類の幼虫が多発生しました。羽化した成虫を詳細に調べたところ、これまで...
黒穂病抵抗性に優れる多収の飼料用サトウキビ新品種候補「KR98-1003」
要約 飼料用サトウキビ新品種候補「KR98-1003」は、黒穂病抵抗性に優れ、既存品種の「KRFo93-1」と同程度の多収が得られる。「KR98-1003」の活用により、奄美地域以南の黒穂病発生地域においても、飼料用サトウキ...
飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は密植により新植時の初期生育と収量が向上する
要約 飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は、製糖用の耕種基準の1.5倍から2倍で密植することにより、新植時の生育初期における茎数や仮茎長が大きくなり、生草収量および乾物収量が増加する。 キーワード 飼料用サトウ...
性フェロモンを用いた交信かく乱法のオキナワカンシャクシコメツキに対する防除効果
要約 オキナワカンシャクシコメツキ成虫を防除するために、性フェロモンを利用した交信かく乱法を7年間実施し、モニタリングトラップによる平均総捕獲数では農用地で74.0%、ススキ原で93.7%の減少が認められ、本...
沖縄県のネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウの優占種および初検出種
要約 沖縄県の亜熱帯作物圃場等で検出される農業上重要な植物寄生性線虫は、アレナリアネコブセンチュウ沖縄型(以降センチュウを略)、サツマイモネコブ、モロコシネグサレ、ミナミネグサレA型が優占種で、キタ...
要約 小型および中型のサトウキビ株揃え機はハーベスタ収穫後、高刈り等の株を揃える作業機である。改良機は施肥器と農薬タンクを搭載し、株揃え、土中への施肥および除草剤散布の3作業が同時に可能で、株出し管...
宮古島地域に適するサトウキビ新品種候補系統「RH86-410」
要約 サトウキビ「RH86-410」は、干ばつ条件下において、株出し収量が多い。本系統を夏植えが多い宮古島の干ばつが発生しやすい地域に普及し、春植え株出し体系で活用することにより、同地域のサトウキビ生産の向...
要約 雑草であるアメリカフウロの乾燥物を土壌中に混和処理した後、太陽熱土壌消毒あるいは敷きわら被覆と併用することで青枯病を防除することができる。 キーワード アメリカフウロ、ジャガイモ、青枯病 背景・...
岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育における発育向上技術
要約 岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育において、酒精酢(食酢)あるいはサトウキビ抽出物(SCE)を飲水投与させると、発育成績が向上する。肉質評価においても、肉の赤色度および破断応力が高くなる。 ...
要約 サトウキビの栽培における植付作業を、一工程化したロータリー装着型側方サトウキビ植付機を開発した。これにより、砕土、畦立て、苗切断、施肥、農薬散布、覆土、填圧、除草剤散布の全てが一工程で実施可能...
要約 無人ヘリコプタによるサトウキビ害虫の一種カンシャコバネナガカメムシの防除作業は、地上慣行防除の4~5倍程度の能率が期待でき、ドリフトや作業者の被爆の問題が回避できる。また、負担面積は97.9haで総利...
南大東島におけるオキナワカンシャクシコメツキへの交信かく乱法の適用
要約 南大東島において、フェロモンチュ-ブ90万本を設置して、オキナワカンシャクシコメツキの交信かく乱を行った。その結果、サトウキビ畑周辺の24箇所に設置したトラップに成虫はほとんど捕獲されず、雌雄間の...
要約 サトウキビ新品種「Ni17」は風折抵抗性に優れ、潮風害後の展開葉数が多く、収穫期の糖度が安定して高い。また萌芽性が良く株出収量が高いため、本系統の普及により台風による茎収量、糖度の低下に苦しむ地域...
要約 イチゴ苗に寄生したミカンキイロアザミウマは47℃の温湯に5分間浸漬処理することにより完全殺虫ができる。ポリ水槽(350l)に投げ込み式ヒーターを組み合わせた装置で簡便に処理ができる。 キーワード イチゴ苗...
要約 本種は1世代に2年を要し、成虫は2月初旬から3月中旬にかけて地上へ出現し、産卵する。3齢幼虫期間はきわめて長く、約1年にわたる。9月頃に摂食旺盛期となり、サトウキビに被害を与える。越冬した3齢幼虫は4...
Maize dwarf mosaic virusの種子伝染によるトウモロコシモザイク病の発生
要約 トウモロコシモザイク病の病原であるMaize dwarf mosaic virus(MDMV)は、一部のトウモロコシF1系統で高率に種子伝染する。これらの種子伝染株の発生は、圃場におけるモザイク病の多発要因のひとつとなる...