要約 クロピラリド耐性が弱い作物への堆肥施用に対応するための新たな牛ふん堆肥中クロピラリド分析法である。定量下限値は2μg/kg乾物以下であり、従来の堆肥中クロピラリド分析法にマイクロ液液抽出を付与す...
有機栽培転換期と慣行の土壌及び堆肥施用の有無の土壌酵素活性による判別
要約 レタス・ニンジンの有機栽培開始3年目に、6種類の土壌酵素活性を変数に有機/慣行と堆肥/無堆肥の判別関数を求め、同一圃場の異なる転換後年次に適用すると、1年目では、有機と慣行、堆肥と無堆肥を判別でき...
紫外線LEDを用いた微小吸血昆虫(ヌカカ類)の採集装置の開発
要約 家畜の疾病を媒介するヌカカ類は、紫外光に強く誘引されることから、消費電力の少ない紫外線LEDと、軽量のリチウムイオンバッテリーを組み合わせて新規に開発した携帯型採集装置により、疾病防除のための効...
Culicoides属ヌカカ幼虫の分子生物学的手法による種同定
要約 家畜のアルボウイルスを媒介するCulicoides属ヌカカの幼虫から抽出したDNAより、ミトコンドリア遺伝子の一部配列をPCRによって増幅、ダイレクトシーケンス法で決定することで、Culicoides...
要約 次世代シークエンサーを用いてEimeria tenella の胞子形成期に発現する遺伝子を網羅的に解析し、代謝関連酵素など多くの新規遺伝子が同定された。この遺伝子群には、原虫の生存基盤を支える重...
高病原性鳥インフルエンザウイルスの病原性発現に関する宿主・病原体相互関係
要約 高病原性鳥インフルエンザウイルスの内部遺伝子分節の組み合わせの違いは、ウイルスの増殖能、感染鶏の生存率、生存時間、症状の発現、遺伝子応答に影響を与える。感染鶏の遺伝子発現解析によって、その生存...
超微細高密度オゾン水はCampylobacter jejuniに対して殺菌効果を示す
要約 近年、開発された超微細高密度オゾン水は、食中毒起因菌であるCampylobacterjejuniに対して強い殺菌効果を示す。本オゾン水は、養鶏場や食鳥処理場を汚染するC.jejuniを防除するための有効な...
地域在来の天敵昆虫を利用した養鶏場におけるイエバエ防除システム
要約 地域在来の天敵昆虫(ガイマイゴミムシダマシ、クロチビエンマムシ)と薬剤(プロチオホス製剤、シロマジン製剤)を組み合わせることで、養鶏場のイエバエを安定的に防除でき、かつ薬剤使用量を低減できる。...
開発途上国における高付加価値農業実現に向けての海外直接投資と食品製造業の役割
要約 アジア地域においては野菜・果樹や畜産等の付加価値の高い部門の生産が拡大するとともに、外国企業を中心とする食品製造業と農家との間で生産や販売に関する契約関係(垂直統合)が進展している。各国の農業...
鶏の野菜類に対する採食行動と野菜類添加が飼料要求率に及ぼす影響
要約 鶏に、アスパラガス新芽と野草(メヒシバ)を同時給与すると、野草は採食しアスパラガスは 採食しない。他の野菜類でも採食行動に差を認める。鶏雛に乾燥野菜類を飼料添加給与すると、飼料要求率は 対照区に...
要約 草地造成の際は、基肥に発酵鶏ふんペレットをN換算4kg/10a施用し、播種を1番刈以降に行う。雑草草丈が20~30cmの時期に初回掃除刈を行う。維持段階では秋に腐熟堆肥4t/10a及び熔燐30kg/10aを施用する。飼...
要約 たまねぎの有機農業に要した費用は、生産費調査の水準の約1.3倍である。一方、販売価格は通常の1.3倍である。たまねぎの有機農業に取り組む際には、最低でも4,400kg/10a以上(価格81.0円/kg)を実現する必...
有機栽培のためのイチゴ「サンチーゴ」に適した育苗時の施肥技術
要約 「サンチーゴ」の有機栽培では、樹皮廃棄物を発酵させたバークとパーライトの混合培地を用い、育苗時に有機質肥料(6-6-4)を慣行の1/4に減肥することにより、12月上旬から頂果房を収穫でき、5t/10a以上の可販...
ペレット鶏糞を用いた水稲後作冬春レタスの50%減化学肥料栽培
要約 冬春レタス栽培で化学肥料を50%削減しても、基肥時にペレット鶏糞1t/10aを全層施用することにより慣行と同等の生育・収量が得られる。有機配合を利用した50%減化学肥料栽培に比べ、ペレット鶏糞を利用する...
岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育における発育向上技術
要約 岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育において、酒精酢(食酢)あるいはサトウキビ抽出物(SCE)を飲水投与させると、発育成績が向上する。肉質評価においても、肉の赤色度および破断応力が高くなる。 ...
要約 小麦共生細菌由来の低分子糖脂質を配合した抗菌剤無添加飼料で飼育することにより、肉用鶏の育成成績及び抗病性が向上する。 背景・ねらい 近年、消費者ニーズに対応するため肉用鶏生産は、抗菌剤無添加飼料...
要約 アスパラガスハウス内に卵用讃岐コーチンの放飼により、ハウス内の雑草は除去され、新芽の損害も軽度なものであり、アスパラガス生育中の除草剤使用を全廃できた。これにより人手による除草作業から開放され...
要約 福島、栃木県内の秋冬作露地栽培ホウレンソウのβ-カロテン含量は、有機栽培より慣行栽培で生産されたものの方が有意に高い。それには、土壌と肥料の種類の違いがそれぞれ関与している。 キーワード ホウレン...
要約 アイガモ農法で利用するアイガモに対して、ニューカッスル病ワクチンの効果を水田放飼が終了する時期まで持続させるためには、ヒナがふ化してから28日までに4回点鼻接種することが必要である。 キーワード ...
要約 七面鳥を梨園に50m2に1羽の密度で放鳥することにより、刈り払い機と除草による慣行の除草管理と同程度に雑草を抑制管理できる。 キーワード 七面鳥、雑草抑制、果樹園 背景・ねらい 滋賀県ではサルによる...