要約 硬質春まき小麦「Thatcher」の赤さび病抵抗性準同質遺伝子系統の本病発生程度および品質の評価結果から、北海道で赤さび病に対する有用遺伝子源として活用できるものはLr9、Lr18等を有する11...
要約 コムギ縞萎縮病抵抗性品種Ibisに由来する抵抗性遺伝子YmIbは染色体2D上に座乗する。抵抗性遺伝子近傍の4種類のDNAマーカーの中から、多型が得られるマーカーを選ぶことにより、本抵抗性遺伝子の戻し...
要約 国産めん用小麦1品種を用いた主要赤かび病毒素デオキシニバレノール(DON)およびニバレノール(NIV)の製粉前後の動態解析の結果、原粒の汚染度の違いにより製粉後の上質粉(ヒトの可食部)への毒素の移行度が異...
要約 小麦新品種「ふくあかり」は早生で穂発芽に強い。やや低アミロース含量であるため、日本麺の食感が優れる。福島県で奨励品種に採用予定である。 キーワード コムギ、日本麺用、縞萎縮、穂発芽、早生 背景・...
2008年に西日本で多発したイネ縞葉枯病はヒメトビウンカの海外飛来で起こった
要約 2008年6月に西日本に飛来してイネ縞葉枯れ病を多発させたヒメトビウンカは、イミダクロプリドに対して感受性が低下し、保毒虫率が高いなど土着個体群の特性と明確に異なることから、中国江蘇省から海外飛来...
要約 小型コンテナで大豆と麦類を混作して栽培すると、麦類の根は生育初期に大豆株位置側まで伸長し、大豆の根の発達を抑制する。麦類のうち、大麦は小麦に比べてより強く大豆の根を抑制し、大豆地上部の生育も抑...
要約 前作物収穫後不耕起圃場において、浅いチゼル耕と同時に肥料・種子を落下散布することにより、高能率な作目切替作業が1行程でできる。小麦・ソバの他、大豆・ナタネにも適用可能である。ロータリ耕方式と比...
要約 麦類をリビングマルチに用いる大豆栽培の播種には、普通畑圃場では平畝型、転換畑圃場では畝立て型の麦類・大豆同時播種機を用いる。麦類の抑草効果は播種後50日頃で乾物重150g/㎡以上確保した場合に認めら...
製粉によって小麦粉とふすまに配分されるデオキシニバレノールの濃度
要約 赤かび病発生圃場産の小麦は、ブラベンダーテストミル製粉によって、小麦粉では原料小麦の約半分、ふすまでは約2倍のデオキシニバレノール濃度を示す。 キーワード 小麦、赤かび病、デオキシニバレノール、...
農薬自動混合装置付防除機を活用した少量散布によるバレイショ防除の省力化
要約 農薬散布後の洗浄が簡単な自動混合装置は最大12%以内の誤差で薬剤を希釈できる。バレイショの少量散布防除を7ha規模で試算すると慣行防除の年間作業時間を67%に短縮できる。 キーワード バレイショ防除、自...
要約 「なつあおば」は極早生の多収系統で、熟期の異なる稲発酵粗飼料用品種との作期分散による収穫期拡大により、刈り遅れによるサイレージ品質の低下を防ぐことができる。 キーワード イネ、飼料イネ、極早生、...
コムギ縞萎縮病抵抗性で、ブレンド適性に優れる超強力秋まき小麦「北海261号」
要約 「北海261号」はコムギ縞萎縮病抵抗性に優れる超強力秋まき小麦である。「ホクシン」等の中力小麦とブレンドすることにより、優れた製パン適性を示す。 キーワード 秋まき小麦、コムギ縞萎縮病抵抗性、超強...
要約 短稈で耐倒伏性に優れ、早生で、多収の小麦「利根3号」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード 小麦、奨励品種、利根3号業 背景・ねらい 埼玉県では、1947年に採用された「農林61号」が小麦作付面...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
要約 「利根3号」は、早生、多収で栽培性に優れ、かつ「農林61号」と同様に通常アミロース含量で多用途に向く汎用性の高い特性を有するので奨励品種に採用する。 キーワード 小麦、利根3号、早生、多収、秋播性...
ディスク駆動式汎用型不耕起播種機の株間除草用レーキ装着による水稲あと小麦苗立ちの向上
要約 ディスク駆動式汎用型不耕起播種機の覆土ディスクの代わりに株間除草用レーキを装着すると、土壌が緻密な移植水稲あと栽培でも覆土が良好に行われるため、小麦の苗立率が向上する。 キーワード 不耕起栽培、...
ダイズシストセンチュウ防除技術としての輪作およびアカクローバ間作の再評価
要約 非寄主作物栽培下でダイズシストセンチュウ密度は、年間約60%減少する。秋小麦にアカクローバを間作した場合の線虫密度低下率は、1年間で約70%であり、非寄主作物の輪作よりも優れるが、その差は小さい。...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
要約 「北海303号」は北海道での熟期が“中生の早”に属する粉質米系統である。製粉した米粉の粒子が細かく損傷デンプンの割合が少ないため、パン用などの米粉原料として有望である。 キーワード イネ...
麦類を用いたリビングマルチ大豆栽培の抑草メカニズムと麦類の生育の目安量
要約 麦類を用いたリビングマルチ大豆栽培では、大豆の草冠完成前に、麦類が乾物重で大豆の3倍程度に生育して被蔭力を高め、雑草の生育を抑制する。十分な抑草効果が得られる麦類の生育量の目安は、播種後50日時...