要約 qSOR1は根張りを制御するイネの新規遺伝子である。qSOR1は根を土壌表面に伸長させ、塩害水田で起こる土中の酸欠による被害の軽減に有効であり、塩害水田に適した品種の開発に利用できる。 キーワード 根系、...
要約 粒形の形質情報を簡便かつ迅速に抽出することが可能なソフトウエア(SmartGrain)を開発した。従来手法に対する計測精度および作業効率の向上を確認し、粒形の僅かな差異を制御する遺伝子の単離に...
地上部の蒸散要求が水稲の根のアクアポリン発現の日周変動を引き起こす
要約 水稲の根の吸水に関わる膜タンパク質アクアポリンの発現量は日中に高く夜間に低い日周変動を示す。この日周変動は、地上部の蒸散要求が根に伝わりアクアポリン遺伝子発現を誘導することにより引き起こされる...
要約 13℃2週間の根域低温処理は、蒸散を持続的に抑制するとともに、葉面積拡大及び乾物生産を顕著に減少させる。その程度は低湿度条件でより大きい。 キーワード 吸水、根域温度、水稲、成長 背景・ねらい 水田の...
アミロース含有率が適度に低い極良食味水稲新品種候補「上育453号」
要約 「上育453号」は出穂期が“中生の早”であり収量性が高く、アミロース含有率が適度に低いため食味が「ほしのゆめ」に明らかに優り「おぼろづき」並かやや優り良好である。 キーワード イネ、粳、アミロース含...
要約 水稲の在来種「シシクワズ」は、芒が長く、野生イノシシの防除技術の研究素材として利用できる 可能性が高い。 キーワード 野生イノシシ、シシクワズ、水稲、芒 背景・ねらい 本県の中山間地域ではイノシシ...
水稲穂ばらみ期における障害型耐冷性極強系統「上系04501」「上系04502」
要約 穂ばらみ期耐冷性の強化を図るため、国内外の耐冷性品種の遺伝子集積を行ってきた結果、穂ばらみ期耐冷性が安定して高い水準の“極強”で、早晩性が“中生の早”の2系統を育成した。 キーワード イネ、穂ばらみ...
要約 水稲品種「こしいぶき」の種子からのカルス誘導、懸濁培養による大量増殖、植物体再分化を効率良く行うことができる。 背景・ねらい 水稲品種「こしいぶき」は、品質・食味がコシヒカリ並に優れる早生種であ...
要約