要約 果実発色促進装置により、着色不良のリンゴやブドウの果実を収穫後に着色改善できる。本装置はアントシアニン蓄積に最適な光条件と温度条件を冷蔵貯蔵庫内で保持でき、装置の構成品を調整することで、形状や...
要約 トランスポゾンの転移が活性化したトレニアの系統である雀斑の自殖後代から、ベゴニアのように上下が相称の花をつける変異体が得られている。この変...
赤果肉リンゴの果肉の赤さは、摘果強度・光環境・栽培地によって影響を受ける
要約 赤果肉リンゴ「Pink Pearl」と「Geneva」では、過度に着果させると果肉のアントシアニン濃度が低下し赤さが減少する。また果実に陽がよく当たった方...
オリエンタル系ユリにおける生育段階ごとの光量と光合成、乾物蓄積との関係
要約 オリエンタル系ユリの個体あたり光合成速度は、展葉期では低く、発蕾期、開花期に向かって高くなる。光量の違いが開花期における乾物蓄積に与える影響は、発蕾期以前で小さく、発蕾期以後で大きくなる。 キ...
サツマイモ品種「べにはるか」の容器苗移植栽培における収量向上といもの小型化
要約 容器苗移植栽培法をサツマイモ品種「べにはるか」に適用すると、親いも肥大は抑制され、挿苗栽培に比べて子いも収量が向上する。面積当たり子いも個数は挿苗栽培と比べて大幅に増加し、50g~200g の子いもの...
寡日照地域の植物工場での高輝度LEDを用いた補光によるイチゴの増収
要約 寡日照地域のイチゴの太陽光利用型植物工場では、冬季に配光制御型高輝度LEDで補光を行うと、個葉の光合成促進により平均果重、収穫果数がともに増加する。消費電力量あたりの増収量は、植物育成用蛍光灯区...
地上部の蒸散要求が水稲の根のアクアポリン発現の日周変動を引き起こす
要約 水稲の根の吸水に関わる膜タンパク質アクアポリンの発現量は日中に高く夜間に低い日周変動を示す。この日周変動は、地上部の蒸散要求が根に伝わりアクアポリン遺伝子発現を誘導することにより引き起こされる...
要約 ブドウ黒とう病菌を切葉に接種後、形成された病斑数と病斑径を測定することによって、定量的に黒とう病抵抗性の品種間差異を評価できる。 キーワード ブドウ、黒とう病抵抗性、病斑径、病斑数 背景・ねらい ...
発芽期に冠水処理を行った大豆の根端のタンパク質発現量と代謝産物量の変動
要約 発芽期に冠水処理を行った大豆の根端では嫌気呼吸やGABA蓄積経路だけでなく、尿素回路やTCA回路からオキサロ酢酸経由でPEPに代謝される経路等の代謝活動も活発化する。 キーワード 大豆、発芽、湿害、冠水処...
省力栽培が可能な短側枝性・雌雄同株型メロンF1品種「フェーリア」
要約 「フェーリア」は、短側枝性で雌雄同株型のF1品種であり、側枝の摘除と余剰果の摘果のための作業を大幅に短縮できる。 キーワード 雌雄同株型、省力、短側枝性、メロン 背景・ねらい わが国のメ...
大豆発芽時の湿害に対する代謝応答はTCA回路やGABA代謝が関係している
要約 冠水ストレスにより大豆発芽時の代謝は大きく変動し、クエン酸、イソクエン酸、フマル酸、GABA、アラニンの変化が強く影響を与えている。嫌気呼吸により糖含有率が低下し、TCA回路とGABA-shunt経路に関わ...
キーワード チャ、チャノホソガ、三角巻葉、二番茶、荒茶品質 背景・ねらい チャノホソガはチャの新芽を加害し、被害芽の三角巻葉の混入は荒茶品質を低下させる。本種による被害を予測するためには、被害程度と荒...
要約 エラータム系デルフィニウムを遮光率90%以上の強遮光条件で育苗した場合、定植までの早期抽苔を防止し、秋出し栽培に利用できる。 キーワード デルフィニウム、育苗、遮光、早期抽苔、秋出し栽培 背景・ねら...
リンゴの果皮アントシアニン蓄積に関するQTL マッピングと受光環境の影響
要約 リンゴ系統の果皮アントシアニン蓄積能力は、基本的な果皮色(赤/黄)を決定するRf 遺伝子座と、複数のマイナーなQTL によって決定される。受光環境によっては、特定のマイナーQTL寄与率が増大し、Rf 遺伝...
トルコギキョウ秋冬出荷のための間欠陽光照射による暗黒低温処理育苗
要約 高温で育苗したロゼット化苗を10℃の暗黒で低温処理する際に、7日毎に1日の陽光処理により苗の腐敗が無く、定植後、正常に生育する苗を育苗できる。連続電照法に比べ、6倍のトレイを収納できるため、3.3m2...
カブ類の色素および辛味成分を保持した簡便な乾燥による食品素材化技術
要約 カブをスライス後60℃以下で熱風乾燥することにより、アントシアニン、イソチオシアネートを保持したまま簡便に乾燥粉末化が可能であり、それを冷暗所で保存すれば1年後でも利用可能である。 キーワード カ...
要約 キャベツの硝酸イオン濃度と、収穫時期、環境条件と硝酸還元酵素活性、施肥条件、微量要素の葉面散布及び品種間差異等の要因との関係を明らかにし、それに基づき策定した低硝酸化技術マニュアルにより、結球...
要約 イッポンワラビ(赤コゴミ)の促成栽培において、根株を養成する場合、遮光することで根株の生長が良くなる。また、塊茎ごとに分割して1年間養成すると根株重は約2倍となる。促成栽培は、1月中旬以降に開始し...
要約 ばれいしょの茎切片を改変MS平板培地上で2週間組織培養することによりカルス化が誘導され、続いてホルモン濃度を変えた改変MS培地に移植することにより再分化が起こる。再分化個体において染色体の倍加が起...
要約