要約 農研機構などが参加した国際コンソーシアムによる、コムギが持つ21対の染色体のゲノム情報である。配列情報、遺伝子情報の利用が可能になり、異質6倍体であるコムギのゲノム育種研究の加速化が期待される。 ...
要約 ニホンミツバチの、全ゲノムの塩基配列情報を利用可能にする。セイヨウミツバチとのゲノム比較により、有用形質を遺伝子レベルで解析し、ニホンミツバチの持つ病気に強いなど有用な性質を活かし、養蜂種セイ...
要約 キク栽培品種「セイマリン」由来の発現遺伝子配列断片(expressed sequence tag、EST)情報の網羅的解析により構成された213,204個の相同連結配列(コンティグ)情報をキクのゲノム育種研究のための基盤情報とし...
要約 ゲノム編集と体細胞クローン技術を用い、余分なDNA断片を挿入することなくウシの疾患原因遺伝子が修復できる。 キーワード ゲノム編集、クローン技術、黒毛和種、遺伝子修復、ゲノム育種 背景・ねらい 家畜...
要約 植物ゲノムの網羅的な比較解析を行い、高温特異的に働くプロモーターを合成した。このプロモーターは、気候変動による温暖化に対応した農作物や、付...
トマトの高品質多収育種のためのゲノム情報に基づく高精度形質予測
要約 ゲノム全体に配置したDNAマーカー情報に基づく形質予測モデルおよび交雑後代のゲノム構成コンピューターシミュレーションによって、トマトの果実糖度と果実収量を同時に向上させる育種過程を高精度に予測で...
スギの器官別発現遺伝子の情報を統合 ~スギの品種改良の高速化に向けて~
要約 スギについて、器官別、時期別に発現している遺伝子の情報を網羅的に収集し、それらの情報を統合することにより、ゲノム情報を活用して優良個体選抜のための特性評価に要する期間を短縮する、育種の高速化を...
要約 日本の多収イネ品種が持つ光合成速度を高める遺伝子を特定した。この遺伝子は葉の形態に関係し、光合成反応を行う葉肉細胞の数を増やすことで、光合成速度を向上させる。 キーワード ゲノム育種、光合成速度...
要約 イネの出穂期を調節する遺伝子「Hd16」を特定した。Hd16はリン酸化タンパクをコードし、日長反応性に関与することが判明した。コシヒカリでは突然変異によりこの遺伝子の機能が低下してい...
要約 ニホンナシ76品種における9つの形質データとゲノムワイドに配置した162個のマーカーのデータを用いて、マーカーの遺伝子型から形質値を予測するための統計モデルを構築する。収穫期などの形質については、高...
要約 カーネーション「フランセスコ」の全ゲノム解読から得られた総塩基長568.9メガ塩基対に相当するゲノムDNA配列の中には、43,266箇所の遺伝子領域が存在する。配列情報および遺伝子情報をデータベースにまとめ...
要約 粒形の形質情報を簡便かつ迅速に抽出することが可能なソフトウエア(SmartGrain)を開発した。従来手法に対する計測精度および作業効率の向上を確認し、粒形の僅かな差異を制御する遺伝子の単離に...
要約 農業生物資源研究所、米イリノイ大学、英サンガー研究所などの国際研究チームは、ブタゲノムの約98%の概要解読を完了した。DNA情報を用いた良質で病気に強いブタ育種の加速化や、医療用実験モデル動物とし...
要約 ジャポニカ品種「日本晴」とインディカ品種「カサラス」間に見出されたQTLのひとつである qSH1 遺伝子を単離し、日本等で栽培されているイネ品種の栽培化に必須であった脱粒性の喪失過程の鍵となったと思わ...
264種類のSSRマーカーについてサクラ属標準地図上での座乗領域を同定
要約 アーモンド「テキサス」とモモ「アーリーゴールド」のF2集団6個体を用いて、合計264種類のSSRマーカーが、サクラ属標準地図上の67領域に位置付けられる。本標準地図上にマッピング済みの185種類のSSRマー...
要約 我が国が中心となり国際コンソーシアムが推進してきたイネ(品種;日本晴)の3億7千万塩基に及ぶゲノムの塩基配列の解読作業が、2004年12月に終了した。本成果はイネ遺伝子機能の解明を通じたゲノム育種を加...