要約 ブタ血中の代謝物である分岐鎖アミノ酸濃度の高さは、豚の筋肉内脂肪含量の高さを推定する指標となるため、育種効率化が期待される。 キーワード 豚肉質、筋肉内脂肪含量、メタボロミクス、分子マーカー、分...
豚肉の肉質関連代謝物質の分布およびと畜後の生成過程は筋肉間で異なる
要約 ブタの腰最長筋(ロース)には、中間広筋(モモの一部)に比べ、β-アラニン関連物質が多く含まれるが親水性アミノ酸が少ない。貯蔵中ではイノシン酸を含むATP分解産物と、疎水性アミノ酸やペプチド等タンパ...
黒毛和牛肉とオージービーフでは香りを構成する揮発性成分に違いがある
要約 黒毛和牛の香り成分であるγC8及びγC9ラクトンの顕著な生成には酸素が必要である。また、小売店で購入した黒毛和牛肉の皮下脂肪はオージービーフよりも酸化による生成物が多く、甘い香り成分であるγC8及びγC9...
要約 産次が進み繁殖供用を終えた黒毛和種経産牛を放牧で仕上げることで、舎飼で肥育した場合や去勢牛と比べてα-リノレン酸や共役リノール酸を多く含む牛肉となる。また、食味は去勢肥育牛と比べてサーロインでは...
要約 飼料イネ栽培における成型牛糞堆肥の窒素利用率は施用年で10%程度で、残効のため堆肥約2kg/m2の3年連用によって化学肥料無施用でも化学肥料施用時と遜色ない収量が得られる。堆肥施用によって、跡地土壌では...
水稲−イタリアンライグラス連続不耕起栽培におけるもみ殻牛ふん堆肥の利用
要約 水稲-イタリアンライグラス連続不耕起栽培においてもみ殻牛ふん堆肥を連用(1t/10a、2回/年)すると、化成肥料を減肥しても収量は減少せず、不耕起土壌においても下層土の交換性塩基類および可給態リ...
要約 長期間放牧飼養した繁殖雌牛の肉には、一般的な肥育牛と比較して、脂肪燃焼機能成分であるカルニチンが著しく多く、運動機能に関わるクレアチンも有意に多い。さらに、共役リノール酸(CLA)やn3不飽和脂肪...
要約 長期間放牧飼養した繁殖雌牛の肉には、一般的な肥育牛と比較して、脂肪燃焼機能成分であるカルニチンが著しく多く、運動機能に関わるクレアチンも有意に多い。さらに、共役リノール酸(CLA)やn3不飽和脂肪...
要約 水田の草地化は、リードカナリーグラスを加えた混播によって促進され、過放牧を避けることで、放牧場からの流出水に問題は起きない。復田する際は、穂肥を減らすことで食味が向上する。 キーワード 水田、草...
要約 黒毛和種去勢牛に対しサツマイモ主体の飼料(脂肪酸カルシウムと尿素を添加)を給与することにより、粗飼料の摂取量が多く、良好な増体を示す。またロース芯面積の大きい、皮下脂肪の少ない、そして良好な食...
要約 飲むヨーグルトの官能検査をした結果、地域の製品はこくがあり、舌触りが良く、好まれていた。ロースハムの食味テストをした結果、年齢が高くなるにつれ大手メーカー製品より地域の手作り製品はおいしいと回...
粗飼料多給型飼育による「プリンスビーフ」と「さわやかビーフ」生産技術
要約 日本短角種の雄牛と去勢牛に粗飼料を多給して、良質の赤肉を生産する技術を開発した。肥育方法は粗飼料をTDNベースで40%給与し、仕上げ目標は雄牛:20ヵ月、670~750kg、去勢牛:24ヵ月齢、600~680kgとす...