飼料用セイヨウアブラナと飼料イネを併用した繁殖牛の冬季放牧技術
要約 飼料用セイヨウアブラナは冬季でも枯れることなく、また蛋白質成分が高いため、繊維源の飼料イネとの併用により、補助飼料なしで維持期の繁殖牛を冬季間に放牧飼養することができる。この冬季放牧に要する繁...
要約 ニュージーランドの子牛生産コストは日本の大規模経営平均の約7分の1であり、コスト格差の主な要因は周年親子放牧に加えて、自然交配、輪換放牧と哺育能力の高い繁殖牛選抜、ケール等を利用した冬季飼養、キ...
要約 北海道の放牧酪農経営は、飼養頭数が同じ規模層の舎飼経営と比べて乳量水準が低く粗収益が低いにもかかわらず同水準の所得が確保されている。その理由は生産資材投入や労働投入等が少ない等技術構造が違い、...
要約 茎葉型の飼料イネ専用品種タチアオバの茎葉TDNは冬季でも高く、晩植、出穂期追肥、ストリップ放牧により、水田10aあたり180日頭以上の牛の放牧飼養が可能であり、耕種農家の冬季就農機会確保と畜産農家の家...
草地化等の新技術を組み入れた汎用性の高い小規模移動放牧マニュアル
要約 既存の小規模移動放牧マニュアル等の残された問題点を解決するQ&A方式のマニュアルであり、とくに耕作放棄地を草地化し放牧活用するとともに、水田なども含めた様々な草資源を組み合わせた周年屋外飼養...
冬季放牧時のイタリアンライグラスの栄養価は播種時期により大きく変動する
要約 冬季放牧時のイタリアンライグラスは、播種が早いほど草量は多く、逆にTDNなどの栄養価は低くなる。この栄養価の変動は放牧牛の体重に影響を与える水準であることから、肥育や維持等の目的に応じて播種時期...
要約 電気牧柵を利用した飼料イネのストリップグレージングにより、10aあたり繁殖牛100頭日以上の高い牧養力が確保され、飼料イネの収穫利用コストは稲発酵粗飼料の5分の1に削減される。 キーワード 飼料イネ、繁...
畑地型酪農経営におけるメドウフェスクを用いた集約放牧の導入効果
要約 経産牛60頭規模の畑地型酪農経営では、メドウフェスクを用いた集約放牧の導入により、従事者1人当たり労働時間の237時間短縮、農業所得の2,134千円増加が実現できる。飼料自給率は7.5ポイント上昇でき、配...
要約
要約 搾乳牛をオーチャードグラス草地に3~4時間放牧すると、0.8a/頭/日の面積では放牧草採食量は3kg/日程度となり、この採食量でも牛乳中のβ-カロテン含量は増加する。5~7月の搾乳牛放牧草利用率が低いが...
要約 水田の草地化は、リードカナリーグラスを加えた混播によって促進され、過放牧を避けることで、放牧場からの流出水に問題は起きない。復田する際は、穂肥を減らすことで食味が向上する。 キーワード 水田、草...
要約 永年牧草であるオーチャードグラスやトールフェスクの寒地型牧草と短年性草種であるハイブリッドライグラスやイタリアンライグラス晩生種を混播することにより、年間収量のみでなく、春期・秋期の収量や栄養...
九州高原草地における牧草と野草を組み合わせた周年放牧のための草地利用方式
要約 九州高原草地を対象として、繁殖牛1頭(500kg)に対してトールフェスク草地30a、イタリアンライグラス草地14aおよび野草地125aを組み合わせて放牧利用することで、放牧専用地における補助飼料給与を必要としな...
要約 根釧地方におけるチモシー基幹草地は極早生品種を除き少なくとも6年間放牧利用が可能である。昼夜放牧牛の放牧草摂取量は牧草サイレージ2㎏DM給与時12.4㎏、無給与時14.5㎏である。試験結果から乳量9千㎏乳...
本州高標高地におけるペレニアルライグラス草地による育成牛の短期輪換放牧
要約 本州高標高地(標高1,200m)でジャージー育成牛を用いて短期輪換放牧を行い,ヤツボク,ヤツナミで造成した草地では安定した草地生産が示され,家畜の生産性は500kg/ha前後であった。 背景・ねらい 放牧技術は...