要約 ブタ血中の代謝物である分岐鎖アミノ酸濃度の高さは、豚の筋肉内脂肪含量の高さを推定する指標となるため、育種効率化が期待される。 キーワード 豚肉質、筋肉内脂肪含量、メタボロミクス、分子マーカー、分...
要約 ニュージーランドの子牛生産コストは日本の大規模経営平均の約7分の1であり、コスト格差の主な要因は周年親子放牧に加えて、自然交配、輪換放牧と哺育能力の高い繁殖牛選抜、ケール等を利用した冬季飼養、キ...
要約 ゲノム編集と体細胞クローン技術を用い、余分なDNA断片を挿入することなくウシの疾患原因遺伝子が修復できる。 キーワード ゲノム編集、クローン技術、黒毛和種、遺伝子修復、ゲノム育種 背景・ねらい 家畜...
低標高地での越夏性や永続性に優れるトールフェスク極早生品種「Kyushu 15」
要約 トールフェスク「Kyushu 15」は、出穂が早生品種「ナンリョウ」より1週間程度早く、低標高地の越夏性と永続性に優れる極早生品種で、放牧に利用できる。 キーワード トールフェスク、越夏性、永続性、放牧、...
南九州の夏播き栽培に適するネコブセンチュウ増殖抑制エンバク「スナイパー」
要約 夏播き栽培でネコブセンチュウの増殖を抑制するエンバク「スナイパー」は、播種適期より20日程度遅く播種した場合でも年内に出穂する極早生品種で、南九州では他の普及品種と同程度に多収である。 キーワー...
多収と耐倒伏性を両立させた夏播き用エンバク極早生品種「K78R7」
要約 夏播き用エンバク極早生品種「K78R7」(商品名:アーリーキング)は、9月上旬に播種し、年内に収穫する作型で既存の多収品種と同程度以上の収量性と極強の耐倒伏性を兼ね備えた品種であり、ひょう紋病等に対す...
血清飢餓培養した体細胞ミトコンドリアの注入はウシ卵子の発生率を低下させる
要約 7日間血清飢餓培養を行ったウシ線維芽細胞より精製したミトコンドリアは、MⅡ期のウシ卵子へ顕微注入することにより、単為発生能を低下させる。同様に、マウス線維芽細胞より精製したミトコンドリアの顕微注...
要約 「平茂勝」息牛である「北国関7」の現場後代検定を実施し、育種価を推定して遺伝的能力を評価した。「北国関7」は重量に富み、肉質にも優れた能力を持つと考えられるため、種雄牛として選抜し広く供用する...
牛脂肪交雑基準(BMS)ナンバーに対応する胸最長筋内脂肪含量は増加している
要約 牛脂肪交雑基準(BMS)ナンバーは主として脂肪含量をもとに1988年に作成されたが、現在はBMSナンバーに対応する脂肪含量が基準と比較して高くなってきており、現状を反映した新たな基準が必要である。 キー...
要約 「安福165の9」息牛である「千穂」の現場後代検定を実施し、育種価を推定して遺伝的能力を評価した。「千穂」の枝肉重量は平均的であるが、脂肪交雑が良く、ロース芯面積も広いと考えられるため、種雄牛...
要約 候補種雄牛の体細胞クローン牛は発育成績が正常で、その枝肉成績は脂肪交雑で育種価評価と同等の成績が得られ、産肉能力検定材料牛として有望である。 キーワード 繁殖、牛、体細胞クローン,産肉能力検定,...
和牛繁殖肥育一貫経営におけるDNAマーカー情報活用の経済的有利性の推定
要約 和牛繁殖肥育一貫経営において、交配と肥育素牛選抜時に脂肪交雑基準値(BMS No.) や枝肉重量(CW)に関与する優良QTLハプロタイプをDNAマーカーにより判定・活用した場合、BMS No.のQTLに注目した場合には14,8...
要約 第9染色体の58~84cMおよび第14染色体の29~47cMに脂肪交雑に関与するQTLが存在し、それぞれBMS No.を0.78および0.71高くする効果をもつ。 キーワード 肉用牛、黒毛和種、脂肪交雑、QTL 背景・ねらい 育種価...
要約 日本短角種のロース芯面積、バラの厚さ、皮下脂肪の厚さ、日増体量を生産者の希望に応じて改良するための指標として、総合経済育種価を求める式を開発した。さまざまな種畜選抜の機会に各形質に応じた総合経...
気高系黒毛和種種雄牛における脂肪交雑(BMS)に関与するQTLの位置とその効果
要約 第5染色体80~100cM、第9染色体30~40cM、第17染色体0~30cM、第28染色体50~60cMに気高系黒毛和種種雄牛のBMSに関与するQTL領域が存在する。 キーワード 肉用牛、気高系、黒毛和種、脂肪交雑、QTL 背...
要約 枝肉横断面撮影装置と画像解析ソフトウエアからなる牛枝肉品質の高精度計測システムを開発し、その肉質情報をフィードバックする体制を構築した。これにより客観的で精細な肉質情報を得ることができ、生産現場...
要約 家畜市場に出荷された県内産子牛の出荷体重を用いた直接的遺伝効果の遺伝率は0.29で、母性遺伝効果の遺伝率は0.22で、遺伝相関は-0.29でる。 キーワード 肉用牛、黒毛和種、繁殖雌牛、母性遺伝効果、育種価 ...
全きょうだい牛およびクローン牛を用いた黒毛和種種雄牛の検定法
要約 2分離胚由来双子と全きょうだい牛を用いた検定は、作出する候補牛が登録可能で、期待される遺伝的改良量も高いことから、黒毛和種種雄牛の産肉能力を推定する一次選抜のシステムとして最も適している。[キ...
肥育牛における筋肉内脂肪の融点及び脂肪酸組成の遺伝的パラメータ
要約 山形県内で肥育された黒毛和種肥育牛1696頭の筋肉内脂肪の融点及び脂肪酸組成を分析し遺伝的パラメータを推定したところ、融点及び脂肪酸組成の遺伝率は0.473~0.615と比較的高いことから、脂肪の融点と脂肪...
要約 黒毛和種種雄牛検定候補に一次選抜された雄子牛由来の耳真皮組織片から体細胞を分離培養し、1回の継代培養後にドナー細胞として用いた場合、発生した核移植胚からクローン牛が生産できる。 キーワード 体細...