要約 ナス品種「とげなし千両二号」が有するとげなし性は、第6染色体の遺伝子座Plによって制御される。遺伝子座Plに連鎖するIndelマーカーによって、とげのある個体ととげのない個体を容易に判別できる。 キーワ...
要約 カーネーションは切り花にすると香気成分発散量が急速に減少して香りが失われる。芳香族化合物のオイゲノールを基調とするスパイシーな香りの品種では、切り花をエチレン作用阻害剤であるSTS処理後に水に生...
要約 定量的につけた傷により、イチゴの長期貯蔵性を評価する。イチゴの傷つきやすさや、軽度な傷による品質劣化加速程度を評価することで、長期輸送、貯蔵に適した品種の選抜が可能である。 キーワード イチゴ、...
新規カドミウム浄化専用イネ品種による水田のファイトレメディエーション
要約 新規カドミウム浄化専用品種「ファイレメCD2号」を用いたカドミウム汚染水田のファイトレメディエーション(植物浄化)技術は、従来品種を用いた同技術より効率的な植物浄化が可能である。 キーワード ファイ...
要約 四季成り性のイチゴ品種「夏のしずく」は寒冷地・高冷地における夏秋どり栽培に適しており、国産イチゴの端境期である6月~11月に収穫可能で、3t/10a以上の収量が見込める。輸送性や日持ち性に関わる果実硬...
硬肉モモの原因因子はオーキシン生合成酵素遺伝子YUCCAの発現抑制である
要約 硬肉モモではオーキシン生合成に関わるフラビンモノオキシゲナーゼ(YUCCA)遺伝子の5'上流域にトランスポゾンが挿入し、果実成熟期に遺伝子の転写が抑制され、オーキシン量が増加しないため果肉が軟...
要約 ソルガムは倒伏すると糖の代謝や輸送に関わる特定の遺伝子が強く発現し、そのため茎部の糖含量が低下し、更に糖組成が主にショ糖からグルコースとフルクトースに変化する。これらの遺伝子を用いて茎部の糖の...
要約 イチゴ輸送用の多段積み包装において、段ボール箱の間もしくは最底面に既製の板状緩衝材を配置する実用的な緩衝包装方法である。各段に収納されたイチゴに蓄積される衝撃1回あたりの損傷程度を変化させるこ...
省力的な栽培が可能で、大果で日持ち性に優れた多収性イチゴ品種「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は連続出蕾性に優れた大果、多収性の促成栽培向け品種である。摘果作業の必要性が少ない適度な果房当り果数を有し、果実の揃いがよく、栽培管理および収穫・調製作業の省力化が可能である...
要約 水田環境でアンモニア態窒素濃度が上昇すると、イネの根による窒素吸収能力は低下する。アンモニア態窒素吸収能力を調整する遺伝子OsACTPK1を同定した。 OsACTPK1の機能が失われたact...
要約 コメの無機ヒ素濃度を抑える遺伝子として、ファイトケラチン合成酵素遺伝子OsPCS1を発見した。OsPCS1遺伝子の発現を高めた組換えイネでは、非組換えイネに比べて、コメ(玄米)の無機ヒ素濃...
アントシアニン含量の高いパウダー向け紫肉カンショ新品種「むらさきほまれ」
要約 カンショ「むらさきほまれ」は、塊根にアントシアニンを含有する紫肉カンショ品種である。普及対象地域の沖縄において、「むらさきほまれ」は主要紅イモ品種「ちゅら恋紅」よりアントシアニン含量が高く、パ...
ソルガムの茎部への糖蓄積過程で発現するSWEET遺伝子群の発見
要約 ソルガムの糖のトランスポーターをコードするSWEET遺伝子には葉で強く発現するSbSWEET8-1遺伝子と茎で強く発現するSbSWEET4-3遺伝子があり、これらの遺伝子産物が共同することに...
ジャスモン酸メチルは蕾段階で収穫したトルコギキョウの着色ムラを改善し、開花を促進する
要約 大輪八重咲きのトルコギキョウでは、蕾段階で早期に収穫を行うと、蕾の際の緑色が開花後まで残る着色ムラと呼ばれる現象が生じる。ジャスモン酸メチ...
要約 食品中の脂溶性機能成分には腸管吸収性が低いものが多いが、ヒト腸管モデル細胞系で吸収促進素材として複合脂質を見出している。複合脂質は細胞間の接着性に影響を与えてカロテノイドの吸収を促進する。 キ...
黒毛和種雄子牛における経口補給ビタミンEの体内動態と制御遺伝子発現特性
要約 黒毛和種雄子牛において経口ビタミンE(VE)は十二指腸・空腸から吸収され、肝臓に蓄積後、末梢へ再放出され、副腎や精巣に高量、筋肉や免疫系組織の胸腺には低量蓄積される動態を示す。VE体内動態制御遺伝子...
要約 「おいCベリー」は、収量性に優れ、ビタミンC含量が「さちのか」の約1.3倍と多く、総ポリフェノール含量も多く、高い抗酸化活性を有する消費者の健康志向に対応した良食味の果実品質が優れた促成栽培用品種...
要約 日本産及び外国産の紅茶の含水率は7%前後で、日本の緑茶の基準である5%よりも高く、ばらつきが大きい。紅茶の生産国によって含水率に差は認められない。CTC製法による紅茶の含水率はオーソドックス製法によ...
中国半乾燥地酪農小規模層に対する有機野菜栽培導入の経営的効果
要約 中国半乾燥地域の酪農小規模層は、飼料高騰により経営の持続性が困難になりつつあるが、牛ふんの発酵熱等を利用した有機野菜栽培システムを導入することによって、経営状況を改善させることができる。 キー...
要約 雄性不稔スギ(無花粉スギ)に正常な花粉ができない理由を探るため、花粉の形成過程を観察し、発現する遺伝子の違いを比較しました。無花粉スギにおける花粉崩壊の過程と関連する遺伝子が明らかになりました...