要約 冬季代かきを行った不耕起V溝直播栽培水田における減水深は、慣行の移植栽培水田の減水深と同程度に保たれ、給水量と有効雨量の和である使用水量にも有意な差は見られない。
キーワード 水田、冬季...
牛糞堆肥を連用する飼料用稲「クサノホシ」の省力的乾田散播直播栽培技術
要約 飼料用稲「クサノホシ」を乾物収量1.2t/10a以上得る省力的な栽培法は、乾田直播で牛糞堆肥を5t/10a、被覆尿素肥料をN8kg/10a施用し、鳩胸状態の催芽籾8kg/10a(乾籾換算)を散播して浅耕し、走り水を行い...
要約 水稲不耕起乾田直播栽培のイネ播種後入水直前にシハロホップブチル乳剤とハロスルフロンメチル水和剤を 施用し、入水後は湛水管理することで、従来方法と同等の除草効果が得られるとともに、除草剤の施用回...
要約 2月下旬から3月中旬まで播種期を前進させた乾田直播栽培では、降雨後3日以上湛水しないように排水対策を行うとともに、種子消毒剤を塗沫して乾籾を播種する。レベラ整地後にディスク駆動式汎用不耕起播種...
早期播種による「コシヒカリ」乾田直播栽培の好適な苗立ち数と施肥法
要約 早期播種による「コシヒカリ」の乾田直播栽培(壌質土)では、苗立ち数を100本/m2程度とし、肥効調節型肥料LPS40、LP70及びLPSS100を2:1:2の比率(窒素成分量6kg/10a)で混合し、播種溝へ種子と同...
要約 現地圃場における栽培事例から、播種時期の天候不良による播種精度の低下が問題り、その改善策として、播種に浸種籾が使えること、雑草防除方法として一発処理剤を用いた体系処理の効果が高いこと、新品種「...
要約 飼料イネ用新品種「タチアオバ」は、通常の収穫作業では脱粒はほとんど見られず、麦跡等の普通期移植栽培・直播栽培およびたばこ跡等の晩期移植栽培のいずれでも糊熟期~黄熟期での稲発酵粗飼料としての収穫...
要約 長野県において近年発生する雑草イネは、1970年代に発生した雑草イネよりも短稈で、出穂が早く、休眠性の深いタイプが優占し、1970年代よりも広範な地域に分布する。これらの雑草イネは全て日本型の赤米で...
要約 アゼガヤの葉齢進展は5月に発生した個体に比べて6月及び7月に発生した個体で速く、同じ葉位の葉身長は5月~7月の発生では遅い時期に発生した個体ほど長く、草丈が高くなる。また、6月に発生したヒメタイヌビ...
飼料用水稲品種「クサノホシ」の倒伏を抑制する稲体窒素吸収量の目安
要約 飼料用水稲品種「クサノホシ」を乾田直播で栽培する場合、黄熟期または成熟期の稲体窒素吸収量を18∼19gN/m2とすることで、黄熟期の倒伏程度は収穫作業や品質に支障が出ない2に抑制され、全乾物重(稈基部か...
要約 水稲の乾田直播、小麦、大豆の播種作業に適用できる汎用ロータリシーダは砕土、施肥、播種を1工程で行い、作業幅の拡大と工程の省略により作業時間を短縮できる。開発機の導入により慣行体系に比べて限界規...
要約 種籾をフェニトロチオン乳剤(MEP50%)100倍希釈液に浸漬して播種すると、キジバト、スズメに対し、既登録忌避剤のチウラムと同等程度の食害防止効果がある。 キーワード フェニトロチオン、水稲乾田直播、...
要約 大規模水田輪作体系に浅耕マルチシーダを導入することにより、30ha以上規模において効果が期待できる。乾田直播水稲と大豆の作業の省力化により、経営面積が旧機械体系よりも5ha拡大し、所得が97万円増加す...
長崎県に適した飼料イネ専用品種「ホシアオバ」および「クサノホシ」
要約 「ホシアオバ」および「クサノホシ」は倒伏がみられず、乾田直播栽培および移植栽培において乾物収量が他品種よりも高い。黄熟期でサイレージ調製したTDN含量は2品種平均で54.9%であり、黄熟期における子実...
要約 M式不耕起乾田直播機(6条)の3個の播種ユニット各々の種子繰り出しロールの片方を塞ぐことで、条間60cmの3条播種が可能となり、大豆を適期に播種することができ、慣行栽培と同等以上の収量を確保できる。 ...
ダイズモザイクウイルス-A2系統に対する抵抗性の品種間差異と遺伝様式
要約 岡山県中北部における「コシヒカリ」の不耕起乾田直播栽培では、4月下旬から5月中旬が播種適期であり、播種量を10a当たり5~6kgとすることによって必要な苗立数を確保でき、生育・収量が安定する。 キーワー...
要約 稲発酵粗飼料として利用される専用品種「ホシアオバ」は移植時期が遅くなると出穂期が遅れる。直播栽培での苗立ちは良好である。多肥により長稈となり、黄熟期乾物収量も増加するが、堆肥施用時の窒素施肥量...
ロングマット苗移植及び不耕起栽培を導入した4年6作水田輪作体系
要約 水稲ロングマット水耕苗移植、水稲不耕起乾田直播、浅耕麦栽培、不耕起狭畦大豆栽培による4年6作水田輪作体系においては、基幹労働力6名で最大93haまで規模拡大が可能となり、米政策改革下でも1人当たり...
要約 イボクサは、水稲播種時の耕うんによって埋没、枯死する。新たに発生するイボクサは、全て種子由来の個体であり、乾田期間中のビスピリバックナトリウム塩液剤と、入水後のシメトリン・モリネート・MCPB...
飼料イネ「ほそおもて」「クサホナミ」の窒素施肥量は食用品種栽培の1.5〜2倍程度がよい
要約 飼料イネ「ほそおもて」「クサホナミ」を用いた直播による窒素施肥量は食用品種栽培の1.5~2倍程度で倒伏なく高位収量が得られる。施肥法による収量差は小さいが緩効性肥料の全量基肥が分施肥体系よりやや...