要約
半促成トマトの接ぎ木栽培における土壌診断と栄養診断に基づく窒素減肥
要約 半促成トマトの接ぎ木栽培において土壌診断と葉柄汁液の栄養診断に基づいた施肥法における総施肥窒素量は、上物収量を低下させることなく、大幅に減少できる。 キーワード 半促成トマト、汁液栄養診断、接ぎ...
土壌診断に基づく被覆肥料施肥によるハウス栽培コマツナの減肥高品質化
要約 ハウス栽培コマツナにおいて、土壌中窒素基準量から作付け前土壌中無機態窒素量を差し引いた診断施肥量に対して、25%減肥したリニア40日タイプ被覆肥料を施用すると、可食部中の硝酸イオン濃度が低下し、グ...
要約 家畜ふん堆肥の連用でリン酸とカリが蓄積した圃場における秋冬ブロッコリー栽培では、リン酸、カリをほとんど含まないセル内肥効調節型肥料により、窒素成分を50%削減できるとともに、リン酸、カリ蓄積圃場...
要約 ニホンナシ「幸水」のトンネル栽培において、肥効調節型肥料による県基準8割量の年1回施用は、一樹あたりの収量、果実品質で年4回施肥と同等である。肥効調節型肥料は、施肥労力の省力化が図られるとともに...
イチゴの連続うね利用栽培におけるδ15N値を用いた土壌窒素依存率の推定
要約 基肥量の少ないイチゴの連続うね利用栽培では、果実の全窒素δ15N値は土壌の全窒素δ15N値を反映している。土壌窒素依存率は72~85%と推定され、慣行の53%に比べて高い。6作連続うね利用しても収量は低下しな...
要約 草地造成の際は、基肥に発酵鶏ふんペレットをN換算4kg/10a施用し、播種を1番刈以降に行う。雑草草丈が20~30cmの時期に初回掃除刈を行う。維持段階では秋に腐熟堆肥4t/10a及び熔燐30kg/10aを施用する。飼...
要約 ハウス夏秋どりトマトの本圃において、収量や品質を低下させない無化学肥料栽培を実現するため、使用する有機質資材の種類、施用量および施用時期に関する栽培指針を策定した。また、本技術は土壌肥沃度に対...
少雨条件における灰色低地土の冬作キャベツ畑の施肥窒素溶脱の実態
要約 少雨条件において灰色低地土の水田地帯の露地畑で冬作キャベツを栽培すると、施肥窒素は収穫後、降雨に伴い多量に溶脱する。この場合、収穫期までに施肥窒素の6割程度が無機態窒素として土壌残存し、作物吸...
要約 土壌理化学性の悪化および不適切な肥培管理による根傷みや石灰の吸収阻害により、タマネギ乾腐病の発生が助長されていた。防除対策として、有機物の施用やプラウ耕等による土壌管理法と、施肥量の適正化、肥...
要約 有機栽培たまねぎで収量確保と病虫害軽減を可能とする生産安定化技術(適品種と作型、有機物の施用法および混和法,手押し除草機の効果)と土壌化学性の目標値を検討して栽培モデルを提案する。 キーワード ...
要約 VA菌根菌の宿主作物を前作物として栽培すると、後作のダイズ栽培ではVA菌根菌の感染率が増加する。その結果、ダイズのリン酸吸収が促進されて、5~10 kg P2O5/10aのリン酸減肥が可能となる。 キーワード VA...
酪農地域のふん尿利用を適正化する農家支援組織の育成・運営マニュアル
要約 農業試験場が農協職員などに対して年間7~8日の実習を3年間実施して施肥管理技術者を育成するカリキュラム及び、支援組織が酪農家のふん尿利用活動を支援する効率的な年間活動計画からなる酪農地域の圃場養...
要約 病原菌を特定できない原因不明のイチゴ芽枯れ症状の発症は、ポット育苗した苗を利用し、定植直後からビニール等で屋根を被覆して雨除けを行うことで軽減できる。 キーワード イチゴ、芽枯れ症状、ポット育苗...
フラットベッドスキャナを用いた土壌および作物体の簡易診断システム
要約 フラットベッドスキャナを用いて、土壌の全炭素含量の推定、作物の葉色の推定、土壌診断における比色分析を可能とする土壌および作物体の簡易診断システムを開発した。 背景・ねらい 安全・安心な農産物栽培...
要約 水田作土の可溶態カドミウム濃度と土壌pHを測定することにより、玄米のカドミウム濃度の最高値が 予測できる。作付け前にリスク程度が把握できるため、生産現場に対して、きめの細かな指導が可能になり、 ...
施設軟弱野菜連作下におけるチンゲンサイ栽培に適した窒素施肥法
要約 施設軟弱野菜連作下において、チンゲンサイの生育は、作付前の土壌中無機態窒素と施肥窒素の合計量が20mg/100g乾土以上で抑制されることから、施肥窒素量は、この値から作付前の土壌中無機態窒素を差し引い...
要約 コーンコブ廃培地堆肥の畑条件30℃、2か月での窒素無機化量は、現物1tあたり1~2kgである。黒ボク土での廃培地堆肥の窒素分解率は、1年で30%、2年で50%、4年で70%程度である。レタスでは、廃培地堆肥によ...
要約 カリの増施により、ブロッコリー各部位の無機成分、特にカルシウム、マグネシウム含有率が減少する。カリ増施はべと病の発生を助長することが示唆された。 キーワード ブロッコリー、花蕾黒変症、べと病菌、...
要約 ニガウリの養分吸収特性を考慮した液肥組成による養液土耕栽培は、クリンカアッシュや草炭を幅0.5m深さ0.2mの土層に容積比1/3混和の局所管理で平畦にすると、慣行栽培以上の収量が得られ、かつ塩類集積の少...