根接ぎとフルアジナムの併用処理はナシ白紋羽病発病樹の回復に有効である
要約 ナシ白紋羽病で衰弱した樹を回復させるための方法として、根接ぎ(寄せ接ぎ)とフルアジナム水和剤(商品名:フロンサイドSC)の併用処理が有効である。 キーワード ナシ、白紋羽病、根接ぎ 背景・ねらい
要約 茶樹の中切り更新後の再生芽数および再生部位は更新時期で異なり、一番茶後の中切り更新の時期が早いほど、再生芽数は少なくなり、特に表層に近い部位での再生芽の発生は少ない。また、「やぶきた」の再生芽...
JM7台利用樹の衰弱症状における年輪異常発生年の特定と樹勢回復法
要約 JM7 台利用樹の衰弱症状が認められた樹において、年輪の異常が確認された年代は2000 年及び2001 年に多い。また、衰弱症状が現れている樹では、接ぎ目コブの上部まで盛り土を行うことにより発根し、根量が増...
極早生ウンシュウの高品質果実生産のための簡易水分ストレス診断指標
要約 極早生ウンシュウ「豊福早生」の10月上旬における糖度を11以上とするためには、8月10日の糖度で8.5~9.0が必要である。このため、8月上旬までに水分ストレスの簡易診断法である葉の水分吸収率では125~130%...
整枝せん定、施肥、土壌改良によるニホンナシ「幸水」の樹勢回復と増収効果
要約 ニホンナシ「幸水」の低収量園では、側枝密度、長果枝側枝比率を改善した整枝せん定法、窒素肥料を年4回に分施する施肥法、部分深耕と堆肥局所施用による土壌改良法の組み合わせにより、樹勢が回復し増収す...
要約 「かごしま早生」において、透湿性シートマルチ設置下の土壌水分を5~6月がpF2.5、7月がpF2.7、8月~収穫期がpF2.7~2.9の乾燥状態で管理することにより、9月中~下旬には糖度10度以上、クエン酸1%以下とな...
ニホンナシ「幸水」の摘らい・堆肥局所施用等の組合せによる樹勢回復
要約 「幸水」は、冬期に短果枝花芽数の約1/2の鱗片部分を摘除し、開花直前に長果枝の先端2芽と下芽を摘らいし、基部の太さ9mm以上の予備枝を元の長さの1/3残すように切り、先端の新梢だけを伸ばし、堆肥を局所施...
要約 ニホンナシ「幸水」成木園において、溶出期間70日タイプの被覆肥料による年1回(9月)施肥は、窒素施肥の省力化に有効である。また、年4回分施での窒素増肥は、草生部窒素保有量と土壌無機態窒素量を増やすが...
機械深耕と堆肥の局所施用を組み合わせた日本なし「幸水」の樹勢回復技術
要約 高樹齢化した日本なし「幸水」に対し、ホールディガーおよびコイル式深耕機を用いて深耕を行い、堆肥を土壌中層に局所施用することは、細根を大量に発生させ、果実の肥大効果が認められ、樹勢回復、多収生産...
要約 日本なし「幸水」成木樹へ施肥した重窒素の吸収率は、11月基肥よりも6月追肥が高い。従って、春~初夏にかけて窒素を分施することで、現在の基肥主体の施肥法よりも効率的な施肥ができる。 キーワード 日本...
要約 水田転換園や有効土層の浅い園に植栽されているうめの弱樹勢樹では、圧縮空気の注入により、土壌の物理性が改善されて、樹勢が高まり、さらに潅注施肥との併用は、収穫後の干ばつ時の樹勢の回復にとくに有効...
ナシ白紋羽病発病樹に対するフルアジナムフロアブル灌注処理の有効性と根接ぎの併用による樹勢回復効果
要約 ナシ白紋羽病発病樹に対してフルアジナムフロアブル500倍液を用いると、灌注処理のみで病患部除去を併用する場合と同等の防除効果が得られ、労力軽減を図ることができる。また、中~重症樹に対しては根接ぎ...
温州ミカン「山下紅早生」の高うねマルチ栽培における適正施肥量
要約 温州ミカン「山下紅早生」の高うねマルチ栽培では、施肥量を露地栽培での県基準量の2/3まで減らしても、樹冠容積当たりの収量は増加傾向となり、果実の糖度が高まる。 キーワード 温州ミカン、山下紅早生、...
ナシ白紋羽病の発病樹に対する薬剤及び根部風乾連年処理による治療対策
要約 ナシ白紋羽病の発病樹に対して、株元の罹病根部周辺土壌を堀上げた後、春季にフルアジナム剤を連年灌注処理し、そのまま根部を風乾させておくと、病患部の菌糸が消失するとともに、徐々に健全な根に回復し、...
要約 ユズ幹腐れ病に罹病した樹に対して、主枝の基部より発生した徒長枝を新たな主枝として計画的に更新することで樹勢は強くなり、5年後には生産性の回復が可能となる。 背景・ねらい
ユズは全国的に植栽さ...
極早生温州の透湿性シートマルチとかん水による高品質果実の早期収穫法
要約 極早生温州に透湿性シートを7月上旬から収穫期まで土壌全面被覆し、8月上旬以降にかん水を行うことで、果実のクエン酸を適度に減少させ糖度を高め、しかも着色も早めることが可能で、高品質果実が早期収穫で...
要約 日本なし 「幸水」は高樹齢化によって樹勢低下が目立ってきているが、摘らいによって短果枝の展葉数が増加し、新梢の発生も多くなり樹勢回復に有効である。果実肥大は促進され、小玉果が減少し収益性が向上...
土壌改良資材による温州ミカン園土壌の物理性改善と表層細根増加法
要約 赤黄色土の温州ミカン園では、ポリアクリルアミド系土壌改良材とバーク堆肥または腐植酸質資材を併用することで、表面施用でも気相率が高まり表層の細根量を増加させることができる。長崎県果樹試験場・施肥...
透湿性シートマルチとエチクロゼート剤の組み合わせによる極早生温州の品質向上
要約 耕土が深く品質が向上しにくいほ場に栽植された極早生温州に対して、透湿性シートマルチとエチクロゼート剤の散布を併せて行うことにより糖度が上昇し、着色が促進される。鹿児島県果樹試験場・栽培研究室 ...
要約 ユスラウメ台を用いたもも栽培においてジベレリン(GA)を開花期前後に散布すると、新梢伸長が促進され、葉芽の着生が多くなるなど樹勢強化につながる。 背景・ねらい
ユスラウメ台を用いたもも栽培で...