いもち病抵抗性で年内安定収穫が可能なイタリアンライグラス極早生品種「Kyushu 1」
要約 イタリアンライグラス「Kyushu 1」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の合計乾物収量が「さちあおば」より多い。年内草は高栄養...
早晩性の異なる品種を組み合わせた極短穂茎葉型WCS用イネの長期収穫体系
要約 極短穂茎葉型WCS用イネの栽培において、早生品種「つきはやか」を晩生品種「つきすずか」と併用することにより、「つきすずか」単独と比較して、収量および飼料品質を維持しつつ長期間(9月上旬~10月下旬)の...
コントラクター向け地図ベース工程管理システム「QAgriSupport」
要約 作業日程計画の登録、作業者への指示、作業日報の登録、作業の進捗管理等、飼料生産における工程管理業務を支援する、コントラクター等飼料生産組織の管理者向け地図ベース工程管理システムである。 キーワ...
関東地域のトウモロコシ二期作の新たな適地判定指標策定と栽培適地拡大状況
要約 関東地域のサイレージ用トウモロコシの二期作栽培において1作目・2作目ともに全植物体乾物率が30%以上となる新たな適地判定指標を策定するとともに、トウモロコシ二期作の現在の栽培適地拡大状況、並びに今...
収益向上と飼料生産コストの3割低減を可能とする水田作複合経営モデル
要約 たちすずか等の茎葉型WCS用稲の乾田直播と、WCS用トウモロコシの安定多収栽培を基幹部門とする水田作複合経営モデルは、飼料用米中心の慣行営農と比べ、同じ労働力のもとで経営面積拡大と所得増加、飼料増産...
放牧方式等を反映した肉用牛繁殖経営の評価モデル構築と経営成果の比較
要約 肉用牛繁殖経営の評価モデルを構築し、放牧方式別の経営成果を比較すると、妊娠牛の季節移動放牧による子牛生産のコスト低減効果は、周年舎飼の10%程...
ソルガム新品種「涼風」および「峰風」を活用した2つの新たな飼料作物作付体系
要約 ソルガム新品種「涼風」を活用した獣害を軽減しつつ高栄養粗飼料を周年的に生産する年3回刈り栽培、並びにソルガム新品種「峰風」を活用した従来の作付体系との作期分散が可能なトウモロコシ・ソルガム混播2...
高糖分WCS用稲を微細断し高密度輸送・サイロ調製する収穫体系
要約 高糖分WCS用稲「たちすずか」などを長稈対応微細断収穫機(ワゴンタイプ)で収穫し、ダンプトラックで飼料基地や牧場まで高密度輸送し、バンカーサイロなどで調製する体系により、片道輸送時間20分~30分の近...
稲麦サイレージ二毛作は食用麦との二毛作に近い経済性が見込まれる
要約 麦ホールクロップサイレージは飼料としての評価が高く、稲麦サイレージ二毛作は 農地と収穫機の有効利用、作業競合の軽減等の合理性もある。その経済性は、現行の助成 制度では平均的条件で食用小麦をやや下...
飼料用稲麦二毛作体系によるホールクロップサイレージの生産技術
要約 水田を活用したダイレクト収穫による飼料用稲麦二毛作体系において、地域に適した品種を用い、乳苗移植栽培や堆肥と液肥を活用した栽培技術、作業競合回避技術等の導入により、年間実乾物収量で1.8t~2.0t/1...
要約 栃木県那須地域における稲発酵粗飼料の生産・利用による耕畜連携事例では、窒素の余剰は533kg/ha、利用効率は0.27である。稲発酵粗飼料の生産拡大や余剰堆肥のシステム外搬出等により、余剰を約34%低減し、...
飼料イネの導入とコントラクターの設立を通じた耕畜連携組織の形成条件
要約 飼料イネとTMRを結合した耕畜連携にはコントラクター組織の形成とその経営安定化が課題となり、そのためには初期段階での事業規模の確保、耕種側が生産継続できる取引条件の設定、畜産側でのTMRセンターの活...
二毛作地帯での複数品種組み合わせと作業請負組織による飼料イネ適期収穫
要約 稲麦二毛作地帯で早晩性の異なる飼料イネ複数品種の計画的な作付けは適期収穫を拡大し、刈り遅れを回避できる。収穫調製を担うコントラクター2組織により、後作小麦播種適期前に約40haの適期収穫が可能とな...
二毛作地帯での複数品種組み合わせと作業請負組織による飼料イネ適期収穫
要約 稲麦二毛作地帯で早晩性の異なる飼料イネ複数品種の計画的な作付けは適期収穫を拡大し、刈り遅れを回避できる。収穫調製を担うコントラクター2組織により、後作小麦播種適期前に約40haの適期収穫が可能とな...
飼料用稲の生産と利用による広域連携型耕畜連携営農モデルの策定
要約 農協などの畜産経営の支援組織が中心となり、コントラクター組織を設立し100ha規模の飼料用稲生産で耕種・畜産・関連業など幅広い耕畜連携体制をつくる営農モデルである。規模の経済性の発揮や経営資源の相...
要約 耕畜連携に参加する酪農経営及び耕種経営の所得が増加する条件は、稲発酵粗飼料の収量が技術開発の目標水準へ向上すること(DM換算1,055kg/10a)、あるいは稲発酵粗飼料の取引価格がDM1kg当たり36.1円から47.2...
要約 稲WCSを基軸とする耕畜連携システムの構築により生じる、飼料自給率向上、畜産糞尿循環利用、水田保全に関わる便益と、稲WCSの生産や糞尿の水田還元に関わる費用を比較すれば、便益/費用比は、肉牛肥...
要約 水稲と野菜の定着が進むとともに集落単位の組織活動が弱体化した上川中部地域の水田地帯では、水田転作作物として大豆、ソバの振興を図るために、市町村全域を対象に播種・収穫作業を行う作業受託事業体の育...