要約 稲発酵粗飼料を乳用牛へ分離給与し、購入粗飼料(エン麦乾草)の代替飼料として利用した結果、乾物中約1割程度給与しても、乾物摂取要求量を充足し、乳量・乳成分などに変化は見られなかった。以上より稲発...
稲発酵粗飼料に調製した「クサユタカ」の牛用飼料としての栄養価
要約 「クサユタカ」を糊熟期または黄熟期に収穫した稲発酵粗飼料は、チモシー乾草と同等のエネルギー価を有する。また、この稲発酵粗飼料はチモシー乾草と同程度の物理性があるものの、糊熟期に比べ黄熟期で咀嚼...
要約 短桿穂重型の飼料イネ「西海203号」を黄熟期に刈り取り、ホールクロップサイレージに調製すると、可消化養分総量が53.2%で粗蛋白質含量が6.9%となる。これを乾物中に30%の割合で混合飼料に調製することによ...
要約 多肥栽培では、稲発酵粗飼料(飼料イネWCS)中の粗蛋白質含量と、総繊維に占める高消化性繊維の割合が増加し、乳牛の第一胃内での繊維の有効分解度は大きくなる。 背景・ねらい 水田の高度利用と転換田を活...
背景・ねらい 育成すべき農業経営に対して諸施策を重点的・集中的に講じていくため,経営政策全体の見直し・再編に関する検討が行われ,平成13年8月に「農業構造改革推進のための経営政策」がとりまとめられた。...
要約 黄熟期に稲発酵粗飼料に調製した「はまさり」の粗蛋白質と可消化養分総量は乾物中それぞれ6と49%で,第一胃内粗蛋白質分解率は77%である。また,泌乳牛による自由摂取量は1日1頭あたり乾物量で5~12kgで...
乳牛へのイネホールクロップサイレージ給与はチモシー乾草と同等の乳生産が得られる
要約 搾乳牛に給与する混合飼料(TMR)の粗飼料源としてイネホールクロップサイレージ(イネWCS)をチモシー乾草の代わりに用いても飼料摂取量、乳生産、血液および第一胃内容液性状は変わらず、イネWCSはチモシ...
乳牛用飼料に適した飼料イネ「関東飼206号」のロールベールサイレージ
要約 飼料イネ「関東飼206号」のホールクロップロールベールサイレージを給与した泌乳牛の消化率,乳量,乳成分および粗飼料価指数は輸入チモシー乾草に匹敵する。 背景・ねらい
水田機能の維持と飼料自給...
暖地水田作経営における代かき同時土中点播直播導入の効果と経営類型間差
要約 複数の水田作経営類型に水稲代かき同時土中点播直播技術を導入すると、水稲作付面積が2.1~3.5haの規模拡大が可能で、晩播適性品種の導入でさらに拡大が可能となる。また134~367万円所得増となる。野菜(な...
要約 四国山間棚田地域では定住条件向上のため,作業受託組織化で稲作の担い手を育成する一方,高齢者や女性による集約作目の多品目生産を進める組織や農地の維持管理を担う組織を,多世代構成を活かして重層的に...
泌乳最盛期におけるTMRでの飼料イネホールクロップサイレージの利用
要約 泌乳最盛期牛に対し、飼料イネホールクロップサイレージを粗飼料素材としてTMR乾物中26%混合しても、嗜好性、反芻、乾物摂取量、泌乳成績を良好に確保できるので、未消化子実排泄分の低減はいっそうの利用性...
乳牛用飼料としての飼料イネ「関東飼206号」のロールベールサイレージ
要約 飼料イネ「関東飼206号」のホールクロップロールベールサイレージを輸入チモシー乾草の代わりに泌乳牛に与えても,消化率,乳量,乳成分および粗飼料価指数が劣ることはない 背景・ねらい 水田機能の維持と...
要約 北海道立根釧農業試験場畜産圃場における環境負荷窒素量は、草地では25~32kgN/ha/yrであるが、草地に牛舎等の施設を加えた畜産圃場全体では53kgN/ha/yrに達する。このことは、環境保全上、牛舎等施設の管理...
水田と飼料畑で栽培したイタリアンライグラス中の硝酸態窒素とカリウム含量の実態
要約 水田で裏作栽培したイタリアンライグラスは、飼料畑で栽培したものより硝酸態窒素とカリウム含量が低い。 背景・ねらい 西南暖地の酪農経営の中には飼料畑への堆厩肥の連用や、圃場面積に比較し過大の乳牛を...
要約 暖地の田畑地目混合地域において,コンジョイント分析を用いて,各経営が利用したいと考える圃場の属性(圃場属性選好度)を,基幹作物について求めると,酪農(飼料作)の区画規模重視やゴボウ作の有効土層重視...
要約 7月から10月の期間におけるモデル湿地(流量7~80L/分,平均硝酸態窒素流入量256~429mgN/㎡/日)の硝酸態窒素の浄化能は70~130mgN/㎡/日程度である。浄化能は水温に伴い低下し,5~6℃程度まで浄化は認めら...
要約 7月から10月の期間におけるモデル湿地(流量7~80L/分、平均硝酸態窒素流入量256~429mgN/㎡/日)の硝酸態窒素の浄化能は70~130mgN/㎡/日程度である。 浄化能は水温に伴い低下し、5~6℃程度まで浄化は認め...
背景・ねらい 酪農地帯を起源とする河川の汚染を防止するための方策のひとつとして、湿地による浄化が期待される。そこで釧路湿原周辺河川に農用地から流入する排水路のモデルとして、北農試のグライ低地土の水田...
要約 中山間地域における土地利用型水田酪農経営の安定化には、圃場分散性など土地基盤整備による飼料基盤の拡充が不可欠である。また、中山間地域という土地条件が施設の設置場所を規制するため、頭数規模拡大に...