石垣島のサトウキビ栽培では基肥窒素半量でも収量を維持し溶脱量を削減できる
要約 新植サトウキビ栽培では、植付け直後に施用される施肥窒素はサトウキビの初期生育に影響しない。硝酸態窒素溶脱は主に生育初期に発生することから、基肥窒素の施用量を半減しても、収量を維持しつつ地下への...
改良部分耕と表土被覆の組み合わせによる環境保全型タロイモ栽培技術
要約 傾斜地において、携帯型深穴掘り器や深溝掘り機を用いた部分耕と有機物マルチを組み合わせてタロイモを等高線栽培すると、慣行(全面耕起、マルチ無し)に比べて土壌侵食量が80~91%減少し、タロイモが3倍程...
サツマイモ品種「べにはるか」の容器苗移植栽培における収量向上といもの小型化
要約 容器苗移植栽培法をサツマイモ品種「べにはるか」に適用すると、親いも肥大は抑制され、挿苗栽培に比べて子いも収量が向上する。面積当たり子いも個数は挿苗栽培と比べて大幅に増加し、50g~200g の子いもの...
要約 水田土壌から大気中に二酸化炭素(CO2 )が放出される。湛水期間の CO2 放出量は僅かであるが、夏期の中干しから水稲収穫までの期間に多くの CO2 が放出され、この期間の...
土壌群別の作物生産、肥培管理と作土中の可給態養分量をまとめたデータベース
要約 土壌の種類別に作付された作目とその肥培管理実態に加え、土壌中の可給態の肥料成分の量を実態調査から求め、データベースにとりまとめました。このデータベースは土壌情報の一つとして環境影響評価のための...
要約 水稲「夢の舞」は寒冷地南部では早生に属し、多収で良食味である。耐冷性、いもち病抵抗性が強いため、中山間部の稲作の振興に資することが期待できる。 キーワード イネ、耐冷性、多収、直播、低コスト、夢...
要約 群馬県片品村扇状地に広がる普通畑において、地形解析により微地形の影響を反映した精密土壌図を作成しました。斜面の尾根部と谷部、さらに造成履歴から三区分された微地形にそれぞれ特徴的な土壌が対応する...
要約 十勝地方では、耕作放棄地を含む不耕作地の8割以上が、平野部周辺の丘陵地帯や中山間地に位置し、放棄前の利用形態は牧草地である。土壌化学性は、圃場間で変動しており、特に有効態リン酸の少ない圃場が多...
切り餅加工適性に優れる中山間地向け水稲糯新品種候補「福島糯8号」の採用
要約 水稲「福島糯8号」は、“中生の早”の糯品種で「ヒメノモチ」より多収であり、餅の硬化速度が速く、丸めやすいので、切り餅、丸め餅及びおこわへの用途に向いているため、福島県阿武隈山間地域対象の奨励品種...
コムギ縞萎縮病抵抗性で、ブレンド適性に優れる超強力秋まき小麦「北海261号」
要約 「北海261号」はコムギ縞萎縮病抵抗性に優れる超強力秋まき小麦である。「ホクシン」等の中力小麦とブレンドすることにより、優れた製パン適性を示す。 キーワード 秋まき小麦、コムギ縞萎縮病抵抗性、超強...
要約 和歌山県ウメ産地の代表的な4種類の土壌のうち、岩屑土は乾燥しやすいのでかん水間隔を短くする 必要があり、窒素の溶脱は比較的少なく、塩基類の溶脱は多い。灰色低地土は気相が少なく液相が多いため 根の...
要約 土壌理化学性の悪化および不適切な肥培管理による根傷みや石灰の吸収阻害により、タマネギ乾腐病の発生が助長されていた。防除対策として、有機物の施用やプラウ耕等による土壌管理法と、施肥量の適正化、肥...
ほ場一筆毎の水分測定に適した稲麦用収量コンバインの単粒水分計
要約 稲麦用収量コンバインに装着することにより、ほ場内の穀物を均一にサンプリングするとともに、ほ場一筆毎の水分を高精度に測定できるようにした単粒水分計である。 キーワード 稲麦用収量コンバイン、単粒...
要約 夏秋ピーマンの養液土耕栽培において、排水弁を組み合わせることで傾斜圃場での均一潅水が可能となり、3割減肥でも慣行栽培を上回る収量が確保できる。畑潅施設が整備された圃場で負圧吸引式液肥混入器を使...
中山間地域における「サチユタカ」の麦跡不耕起密条播種による晩播栽培
要約 麦跡不耕起密条播種法は、麦作の明渠を利用し、条間30cmの不耕起播種を行うことで梅雨期に苗立ちを確保する無中耕・無培土の栽培法である。中山間地域で「サチユタカ」を7月上旬の晩播で苗立ち数を平方メー...
要約 水位が一定に達すると排水弁が開き高流速で点滴チューブへ配水できる構造を持つ拍動タンクに、ソーラーポンプで小流量の水を揚水することにより、水源に乏しい地域でも、20a程度の面積に対する日射量に応じ...
要約 促成ピーマンにおけるリアルタイム診断には、土壌では簡易振とう法のEC、植物体では葉柄汁液中の硝酸イオンを用いるのが適当である。好適な生育を維持するには、簡易振とう法ではECが約0.4~0.8mS/cm、葉柄...
要約 非黒ボク土の連用畑圃場での土壌炭素含有率の増減は、土壌群に関わらず、連用当初の土壌炭素含有率の値と有機質資材投入量に大きく左右される。さらに、投入量3t/年以上の場合には副資材の種類に影響される...
幼穂形成期のNDVIと気象要因、穂肥施用量による水稲の収量推定
要約 水稲ヒノヒカリにおいて、分光放射計による幼穂形成期のNDVI(正規化植生指数)、気象要因および穂肥施用量から収量推定が可能である。 キーワード 水稲、ヒノヒカリ、収量推定、NDVI、気象要因、穂肥施用量...
要約 夏秋どりトマトの養液土耕において各生育時期の窒素施肥および栄養診断基準を 設定し、栄養診断に基づく肥培管理マニュアルを作成した。これにより慣行栽培と比べ多 収で経済性に優れ、減肥により環境負荷が...