安定生産のために地温情報を組み入れた畝立後太陽熱土壌消毒「陽熱プラス」
要約 現場の地温の実測、あるいはアメダスデータを利用した日最高地温推定値から、消毒効果や土壌窒素無機化量等を評価する。畦立後太陽熱土壌消毒に適した肥料を組み合わせることで、実エンドウ施設栽培やトマト...
寒地黒ボク土における作物残さの一酸化二窒素排出係数と作物の種類の影響
要約 寒地黒ボク土畑において、作物残さの一酸化二窒素排出係数は、作物により異なるが、いずれもわが国の温室効果ガス排出量算定で使用されているIPCCデフォルト値1.25%より小さい。 キーワード 一酸化二窒素、...
要約 従来の「カレンダー防除」に代わる土壌病害対策として、病害発生のしやすさの診断と評価および対策を支援するためのマニュアル、「土壌の病害の発生ポテンシャルの評価に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」...
要約 最新の都道府県の施肥基準関連資料から作成した施肥基準、減肥基準、有機物施用基準、土壌診断基準のデータベースにより、作物別、地域別の標準的施肥量等を手軽に把握できる。施肥の適正化が遅れている地域...
GPSの速度情報と肥料の流動性指標値により繰出量を調節できるブロードキャスタ
要約 簡易な測定器で測定できる肥料の流動性を示す指標値(FR値)、GPS受信機から得られる速度情報等に基づき肥料の繰出量を調節する機能を備えたブロードキャスタである。5kg/10a程度の少量散布にも対応し、基肥か...
西アフリカ・サヘル地域における持続的作物生産のための有機物資材の必要投入量は0.8tCha-1である
要約 西アフリカ・サヘル地域における土壌有機物動態の予測に対し、既存の土壌有機物動態モデルRothamsted Carbon Modelの予測精度は、調査した全ての土壌管理技術において概ね良好であり、土壌有機物動態の長期...
集水域における環境保全型稲作技術導入による流出負荷低減効果のモデル評価
要約 水稲栽培における施肥・水管理の改善による栄養塩類等の流出負荷低減効果を予測・評価する重回帰モデルを開発し、平準降雨年における水稲栽培技術別の原単位を設定することで、琵琶湖集水域における環境保全...
水田のケイ酸供給能に基づく水稲に対するケイ酸質資材施用の要否判定
要約 土壌中の可給態ケイ酸含量が15mg/100g乾土未満である球磨川水系の非黒ボク土水田ではケイ酸供給能が小さいため、ケイ酸苦土石灰の100~200kg/10a施用によって水稲は増収する。菊池川~緑川水系や黒ボク土水...
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...
福島、山形県内有機および慣行ミニトマト栽培農家土壌の糸状菌群集構造
要約
要約 牛ふん堆肥の局所施用により、土壌の気相率が高くなり、ウメの細根量が増加する。同じ箇所に肥料を局所施肥すると施肥量の2割減肥が可能であり、窒素流亡量が減少する。地下水位の高い水田転換畑で掘削によ...
土壌腐植水準維持と養分供給に基づく家畜ふん堆肥受容量分布算定ツール
要約 農地による家畜ふん堆肥の受容量の地域分布は、畑土壌の腐植を一定水準に維持する視点からは、土壌特性等の区分毎の施用量と当該区分の土壌の地域分布から算定できる。また、適正施肥の視点からは、堆肥の肥...
中山間地黄色土での家畜ふん堆肥を活用した水稲の減化学肥料栽培
要約 中山間地黄色土水田での水稲「ヒノヒカリ」栽培において、基肥に家畜ふん堆肥を1t/10a施用し、施肥は化学肥料による穂肥のみとすることで、慣行の分施体系と遜色ない収量が得られ、化学肥料による窒素施肥量...
早生ウンシュウのマルドリ栽培における高水圧剥皮機を利用した土壌改良
要約 早生ウンシュウのマルドリ栽培において高水圧剥皮機の水圧を利用するとかん水チューブを 切断することなく土壌改良用の穴が掘削でき、軽労化できる。さらに掘削した穴にバーク堆肥を 投入することで、慣行の...
要約 キャンバスホース法による蒸気土壌消毒は、トウガラシマイルドモトルウイルスによる ピーマンモザイク病の土壌伝染防除に有効である。 キーワード 蒸気土壌消毒、キャンバスホース法、PMMoV 背景・ねらい ト...
要約 中山間地域における有機質肥料栽培では、100%有機肥料、特栽用50%有機肥料やペレット牛糞堆肥を用いても化成肥料並みの収量が得られる。穂肥を出穂前20日および30日に施用しても収量は同程度である。米ぬか...
要約 プランターを用いた少量土壌培地耕でカーネーションを採花始めから4月まで短茎で収穫する場合、施肥量を減らしたEC0.5dS/m養液でも24cm幅プランターでは高い収量を得られる。この栽培方法は隔離ベンチを持...
要約 竹炭を100kg/a全層施用することにより、ホウレンソウの収量が増加し水溶性シュウ酸が減少する。また、有機質肥料を用いると、アスコルビン酸が増加し硝酸態窒素は低下する。 キーワード ホウレンソウ、竹炭...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...