要約 果実発色促進装置により、着色不良のリンゴやブドウの果実を収穫後に着色改善できる。本装置はアントシアニン蓄積に最適な光条件と温度条件を冷蔵貯蔵庫内で保持でき、装置の構成品を調整することで、形状や...
要約 屋根開放型温室内の日射量は屋外に近い時間帯と、構造・被覆材の影で低下する時間帯がある。自然換気条件では無遮光の気温が最も低く、遮光カーテンを閉じる割合が増えるほど高くなる。自然換気条件で細霧冷...
要約 トランスポゾンの転移が活性化したトレニアの系統である雀斑の自殖後代から、ベゴニアのように上下が相称の花をつける変異体が得られている。この変...
赤果肉リンゴの果肉の赤さは、摘果強度・光環境・栽培地によって影響を受ける
要約 赤果肉リンゴ「Pink Pearl」と「Geneva」では、過度に着果させると果肉のアントシアニン濃度が低下し赤さが減少する。また果実に陽がよく当たった方...
要約 効率的で低コストな異体類の中間育成および養殖手法の開発を目的として、ホシガレイ稚魚(全長4.8cm)およびヒラメ稚魚(全長11cm)をLED光源を用い...
サツマイモ品種「べにはるか」の容器苗移植栽培における収量向上といもの小型化
要約 容器苗移植栽培法をサツマイモ品種「べにはるか」に適用すると、親いも肥大は抑制され、挿苗栽培に比べて子いも収量が向上する。面積当たり子いも個数は挿苗栽培と比べて大幅に増加し、50g~200g の子いもの...
オリエンタル系ユリにおける生育段階ごとの光量と光合成、乾物蓄積との関係
要約 オリエンタル系ユリの個体あたり光合成速度は、展葉期では低く、発蕾期、開花期に向かって高くなる。光量の違いが開花期における乾物蓄積に与える影響は、発蕾期以前で小さく、発蕾期以後で大きくなる。 キ...
要約 マコガレイの種苗生産の効率を上げるために、攻撃性を抑制し、成長を促進する光環境を明らかにした。本研究では光条件を変えてストレスの応答を比較するとともにマコガレイ稚魚の網膜運動反応(光に対する網...
要約 クエ種苗生産および中間育成時の共食いによる減耗を防止するためには、科学的根拠に基づく選別基準により種苗をサイズ別に選別する必要がある。そこで本研究では小型水槽を用いた大小96 ペアのクエ種苗の飼...
要約 冬季仙台湾において岸に沿って観測された高濃度クロロフィルa分布の形成メカニズムを観測データ解析および鉛直一次元モデルにより明らかにした、海底まで十分に光が届く浅海域では、植物プランクトンが鉛直...
山形県沿岸域におけるホンダワラ類垂直分布から見た藻場造成の方向性について
要約 山形県沿岸域(飛島を除く)のガラモ場は2m以浅で複数種が混生、2m以深ではヨレモク・ジョロモクが優占し、水深4~5mを境に被度・現存量が大きく減少する傾向にあった。藻場の限定要因は光量・漂砂・基質で...
オーキシン生合成阻害剤の散布がトマト苗の成長に及ぼす影響とそのモデル化
要約 オーキシン生合成阻害剤をトマト苗に散布すると、葉面積増加等の伸長成長が阻害される。このとき純同化率には違いはなく、伸長阻害や乾物生産をモデル化することにより、異なる環境条件での阻害剤の成長への...
寡日照地域の植物工場での高輝度LEDを用いた補光によるイチゴの増収
要約 寡日照地域のイチゴの太陽光利用型植物工場では、冬季に配光制御型高輝度LEDで補光を行うと、個葉の光合成促進により平均果重、収穫果数がともに増加する。消費電力量あたりの増収量は、植物育成用蛍光灯区...
格子状基盤を使用したサンゴ増殖技術開発―幼生への褐虫藻添加の影響について―
要約 亜熱帯沿岸での健全な漁場環境の修復・維持を目指し、サンゴ幼生の放流による大規模なサンゴ増殖技術の開発を目指している。幼生放流において最大の障壁となる「着底直後の初期減耗」を軽減するため、幼生飼...
地上部の蒸散要求が水稲の根のアクアポリン発現の日周変動を引き起こす
要約 水稲の根の吸水に関わる膜タンパク質アクアポリンの発現量は日中に高く夜間に低い日周変動を示す。この日周変動は、地上部の蒸散要求が根に伝わりアクアポリン遺伝子発現を誘導することにより引き起こされる...
籾殻くん炭覆土による有機質液肥を施用したレタスセル苗の生育促進技術
要約 有機質液肥であるコーンスティープリカーを追肥したレタスのセル育苗で、籾殻くん炭を使って覆土すると、培地中の硝酸態窒素が増加する。この効果により、苗の窒素吸収や生育が促進され、定植後の株の生育と...
要約 ブドウ黒とう病菌を切葉に接種後、形成された病斑数と病斑径を測定することによって、定量的に黒とう病抵抗性の品種間差異を評価できる。 キーワード ブドウ、黒とう病抵抗性、病斑径、病斑数 背景・ねらい ...
要約 光学技術を駆使し、鞭毛藻類の日周鉛直移動を自動観測するシステムを開発した。本システム用いて、有害赤潮藻シャットネラ(Chattonella antiqua)が微弱な青色光を感知してリズムを制御しているこ...
成熟期ブドウ果粒への低温と光の同時処理は相乗的に果皮の着色を促進する
要約 ブドウ果皮のアントシアニン含量は、低温と光の同時処理により相乗的に高くなる。また、アントシアニン合成関連遺伝子群の発現は温度と光に対して異なる反応を示すが、VlMYBA1-3およびF3'5'H
要約 アカモクをはじめとする海藻類は機能性成分を含み、健康食品として注目されている。しかし成分の抽出には大量の原料が必要であり、安定供給する技術の開発が求められている。このためアカモクの増養殖技術の...