耐寒性が強くクワシロカイガラムシ抵抗性のある中生緑茶用品種「かなえまる」
要約 「かなえまる」はクワシロカイガラムシ、輪斑病の防除の必要性はほとんどなく、通常の気象条件であれば炭疽病ともち病の防除の必要性もない。また、耐寒性が強く中山間地を含む主要な茶産地で広く栽培が可能...
要約 野茶研04号は普通煎茶の製法で、特徴的な甘い花の香りと滋味に優れた系統である。「さえみどり」並みの早生で、花の香りを有する「そうふう」と比べ、収量が多く、香気と滋味が優れる。 キーワード 野茶研04...
2016年春のニホンナシ花芽の発芽不良は凍害と休眠進行不順の両方に起因する
要約 2016年春に暖地の産地を中心に発生が甚大であったニホンナシ花芽の発芽不良は、耐凍性が低いまま冬を迎えた花芽が、凍害発生温度を下回る低温に遭遇して生じた凍害と、低温不足によって花芽が生育途中で座止...
要約 枕崎32号は色沢と滋味に優れ、「やぶきた」より摘採期が早い、やや早生品種である。枕崎32号は「やぶきた」、「さえみどり」と比べ、露地および被覆栽培で収量・品質が優れ、特に被覆栽培での高品質緑茶の製...
低温処理した植物組織からの電解質漏出の検出によるチャ耐凍性検定法
要約 チャの冬芽や越冬葉に低温処理を行った後、蒸留水に浸漬し、浸漬開始から2時間の浸漬液の電気伝導率変化を計測し、植物組織からの低温障害による電解質漏出を検出することで、チャの凍害程度と耐凍性を把握...
要約 「なんめい」は、クワシロカイガラムシと輪斑病には「強」の、炭疽病には「中」の抵抗性を示す。摘採期は「さえみどり」と同等の早生で、収量は「やぶきた」、「さえみどり」より優れ、製茶品質は「さえみど...
炭疽病・輪斑病複合抵抗性の緑茶用品種「さえあかり」(茶農林55号)
要約 「さえあかり」は炭疽病と輪斑病に抵抗性を有し、「やぶきた」より摘採期が早い、やや早生の緑茶用品種である。収量は「やぶきた」や「さえみどり」より優れる。製茶品質は「やぶきた」より優れ、高品質品種...
炭疽病・輪斑病複合抵抗性の緑茶用新品種「さえあかり」(旧系統名:枕崎30号)
要約 「さえあかり」は炭疽病と輪斑病に抵抗性を有し、「やぶきた」より摘採期が早いやや早生の品種である。収量は「やぶきた」や「さえみどり」より優れ、製茶品質は「やぶきた」より優れ、高品質品種「さえみど...
要約 早晩性を異にするエダマメ4品種(「福成」、「湯あがり娘」、「新潟茶豆」、「庄内5号」)について、作成した温度と日長の多項式で表されるDVR(発育速度)推定式を用いて、直播栽培での出芽日、開花日お...
要約 「埼玉35号」は、製茶品質の高い緑茶用新品種候補である。生葉を萎凋させることによって、香気と滋味が向上する。関東等の冷涼茶産地において「やぶきた」より摘採期が約1日遅い中生で耐寒性が強い。 キーワ...
クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性の緑茶用新品種候補「宮崎23号」
要約 「宮崎23号」は、クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性を有する緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より3~4日早い早生系統で、耐寒性が強く、製茶品質は「さやまかおり」より優れる。 キ...
要約 一番茶後に中切りや二番茶後に浅刈り更新する茶樹に1mm目合いの透明な防虫ネットを直がけすることで、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ、ツマグロアオカスミカメの被害を軽...
要約 開張型品種‘むさしかおり’を定植4年目の3月に地上35cmでせん枝した場合と地上60cmでせん枝した場合を比較すると、成木園においてより安定した生葉の生産を可能とするのは地上35cmでのせん枝である。 キーワ...
要約 ニホンナシ「南水」の日焼け果は、横から下向きの果台に着果させるとともに、遮光率を慣行果実袋より20%程度高めた改良果実袋を利用することにより、発生が軽減される。なお、改良果実袋は果面汚染と黒斑病...
要約 「みやまかおり」は良質、多収の緑茶用新品種である。摘採期が「やぶきた」より7~8日遅い晩生種で、品種の組合せにより収穫期間を延長できる。 キーワード みやまかおり、良質、多収、晩生、チャ 背景・ね...
要約 「はるもえぎ」は、輪斑病に耐病性の緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より1~2日遅い中生種で、耐寒性も優れる。アミノ酸含有率が高く、製茶品質は、色沢が鮮緑色で、香味は温和でまろやかであ...
要約 ‘さいのみどり’は関東等の冷涼茶産地において‘やぶきた’より摘採期が約2日早い早生の緑茶用品種候補である。従来の主要な早生品種である‘さやまかおり’よりも炭疽病に強く、また、クワシロカイガラムシに対...
要約 ‘そうふう’は花香を有し、新香味緑茶および半発酵茶に適する新品種である。早生であるため晩霜害の少ない温暖地・暖地が適地である。夏茶はやや渋みが強いため、一番茶を緑茶、夏茶を半発酵茶とするのが望ま...
要約 チャのペーパーポット育苗において、太枝を用いることにより従来の二葉挿しより分枝数、葉数の多い苗ができる。この太枝苗は、定植当年の裂傷型凍害に対して被害が少なく生存率が高い。また、その後の生育が...
要約 〔要約〕良質,多収で耐寒性の優れた晩生系統‘枕崎19号’を育成した。煎茶品質は,色沢が鮮緑色で細よれし,滋味は渋みが少なく,うま味に富む。早生,中生品種と組み合わせると摘採期の幅が広がる。 キー...