牛伝染性リンパ腫ウイルスAS1遺伝子の一塩基変異は血中プロウイルス量に影響する
要約 牛伝染性リンパ腫ウイルスがコードするAS1遺伝子に生じた一塩基変異は、AS1遺伝子の機能を変化させ、BLV感染牛のプロウイルス量に影響を与える可能性がある。 キーワード 牛伝染性リンパ腫ウイルス、一塩基...
要約 複数の根頭がんしゅ病菌菌株に対して抵抗性を示すリンゴ属の野生種ミツバカイドウを用いて、リンゴの根頭がんしゅ病抵抗性に関与する3箇所の染色体領域を特定した。根頭がんしゅ病抵抗性のリンゴ台木の育成...
アフリカ豚熱ウイルスが効率よく増殖できる豚腎由来不死化マクロファージ細胞
要約 豚腎由来不死化マクロファージ細胞株はアフリカ豚熱ウイルスを安定的かつ効率よく増殖できるため、ウイルスの性状解析やワクチン開発に向けての活用が期待される。 キーワード ASF(アフリカ豚熱)、ASFV(アフ...
9型ウシパピローマウイルス様粒子の作製とマウスにおける免疫誘導効果
要約 牛乳頭腫症の原因の1つである9型ウシパピローマウイルスと似た構造を持つウイルス様粒子を生産する。このウイルス様粒子を免疫されたマウスでは血清中にIgG抗体が誘導される。 キーワード ワクチン、ウイル...
要約 サトウキビ白葉病対策として健全種茎を増殖するための圃場管理技術と生産物の配布法に関する説明、LAMP法による病原体の検出手順、生長点培養法による無病苗生産手順から構成される、健全種茎生産を行う者向...
Kudoa hexapunctataとK. neothunniに特異的な遺伝子検査法の開発
要約 クロマグロに寄生するKudoa hexapunctataと主にキハダマグロに寄生するK. neothunniはクドア属の粘液胞子虫であり、これらは分子生物学的に非常に近縁...
要約 観賞魚の疾病には未報告の疾病が多く存在する。本研究ではキンギョとニシキゴイにおける未報告疾病の原因を明らかにするとともに、その治療法や対策法について検討した。...
要約 牛乳頭腫症の原因である牛パピローマウイルスと似た構造を持つウイルス様粒子をカイコの蛹で大量に生産させる。このウイルス様粒子はマウスに対して免疫を誘導できる。 キーワード 牛乳頭腫症、牛パピローマ...
要約 ジノテフランは、サトウキビ白葉病の主要媒介虫であるタイワンマダラヨコバイに対し高い殺虫効果を有するが、サトウキビ圃場でズイムシ防除用に放飼されている天敵昆虫への影響が少ない。本剤は健全種茎増殖...
要約 正常プリオン蛋白質と共局在する分子として、微小管調節蛋白質SCG10を新規に同定した。プリオン感染細胞を用いた解析では、SCG10は異常プリオン蛋白質生成に関与しなかったが、プリオン感染マウス脳を用いた...
分子生物学的種属判別法を用いた国内での乳房炎原因酵母の実態調査
要約 酵母に特徴的なゲノム配列を持つ26S rRNA領域の遺伝子配列から、乳房炎由来酵母の種属判別を実施したところ、分離酵母は新たに同定した1種を含め7属14菌種である。また、わが国での酵母を原因とした乳房炎の...
ブリリアントブルーG250は異常プリオン蛋白質蓄積を阻害する
要約 ブリリアントブルーG250(BBG)は、培養細胞表面の正常プリオン蛋白質の発現を低下させ、異常プリオン蛋白質(PrPSc)の蓄積を阻害する。BBGは、プリオン感染細胞モデルだけでなくマウスモデルにおい...
鶏コクシジウムEimeria tenellaの病態を発現する発育ステージの同定と単離方法の確立
要約 E. tenellaによる鶏コクシジウム症では、第2代無性生殖期虫体が宿主の盲腸粘膜固有層にまで侵入し大型化するため、感染4日目に血便を発症する。この発育ステージの虫体の単離には、レーザーマイク...
無病苗定植と圃場内および地域一斉防除によるグリーニング病の発生抑制
要約 カンキツグリーニング病常発地域において、無病苗の定植後に媒介虫ミカンキジラミの地域一斉防除と圃場内の慣行防除を継続すると、定植後5年経過してもシークワーシャーにおける同病の発生は低頻度にとどま...
要約 大腸菌で発現させた山羊関節炎・脳脊髄炎ウイルスコア蛋白質を抗原としたウエスタンブロット法は、現行の診断法である寒天ゲル内沈降試験と同等の精度を有し、山羊関節炎・脳脊髄炎の確定検査に使用可能であ...
要約 乳房炎の治癒率は、薬剤感受性に基づき適切な治療薬を選択した場合、初発時においては原因菌による差がない。しかし、黄色ブドウ球菌による乳房炎では、再発した場合には治癒率が明らかに低下する。また、ブ...
要約 ウシラクトフェリンは細胞における正常プリオン蛋白質のエンドサイトーシスを阻害するとともに、異常プリオン蛋白質と結合し、感染細胞におけるプリオン複製を抑制する。 キーワード プリオン、スクレイピ...
ウマHalicephalobus gingivalis 感染症の診断
要約 ウマHalicephalobus gingivalis感染症の確定診断には、特徴的に反転する子宮を持つ雌成虫を病変中にみつける必要がある。組織学的に、小型線虫を伴う多発性肉芽腫性腎炎と髄膜脳脊髄炎を呈することが多い...
乳牛潜在性乳房炎に対するリポソーム包埋rbGM-CSFの治癒効果
要約 黄色ブドウ球菌由来潜在性乳房炎に対して、リポソーム包埋rbGM-CSFと非包埋rbGM-CSFの治癒効果を比較すると、リポソーム包埋rbGM-CSFの方が治癒効果が高い。 キーワード 乳牛、黄色ブドウ球菌、潜在性乳房...
牛アミロイド線維投与による続発性アミロイド症実験モデル動物の作出
要約 ウサギでは、飛節潰瘍症を実験的に引き起こした後に牛アミロイド線維を投与し、炎症刺激を加えることにより、高率にアミロイド症の発症促進がみられる。一方、豚では発症しない。 キーワード AAアミロイド...