要約 性フェロモントラップへのウワバ類の誘殺数は、イラクサギンウワバがタマナギンウワバに比べて多く、イラクサギンウワバの誘殺ピークは年間5~6回認められる。 キーワード イラクサギンウワバ、タマナギンウ...
要約 イラクサギンウワバは有機リン系殺虫剤に対する感受性が低い。 キーワード イラクサギンウワバ、薬剤感受性、有機リン系殺虫剤 背景・ねらい イラクサギンウワバは日本では以前から分布してるが、農業害虫と...
オオモンシロチョウとモンシロチョウにおける蛹の体表炭化水素組成の差異と寒地適応性
要約 休眠蛹・非休眠蛹間で体表炭化水素の厚さと組成を比較すると、オオモンシロチョウでは、それぞれ800nm、160nmで、組成は変わらず飽和度はともに高い。モンシロチョウでは、それぞれ195nm、11nmで、飽和度は...
要約 天敵の寄生によって害虫個体群が増加しない条件を、簡単な一般式で表せる。これに対象とする害虫の世代あたり増殖率を代入することにより、寄生性天敵が害虫個体群を抑制するために必要な寄生率を算出できる...
要約 1作目のスイカ収穫後に茎葉だけを片づけて、トンネルはそのまま密閉し太陽熱土壌消毒処理を2週間以上実施することで、土壌病害が回避でき、品質良好な果実が得られる実生苗が定植できる。果実はやや小玉と...
要約 色蛍光灯の夜間点灯により、ハイマダラノメイガ幼虫の発生が少なくなり被害が軽減される。基準灯数は、40w器具を2本一組にした設置方法で10aあたり3組(6灯)である。 キーワード ハイマダラノメイガ、野菜...
要約 キャベツすす症(仮称)は、収穫期に結球部の基部周辺の葉がすす状に黒く着色する症状である。発生程度には品種間差異がある。窒素施用量が多いほど、結球重が重いほど本症状の発生程度は高くなる。また、7...
要約 キャベツ由来の萎黄病抵抗性を有するコマツナ‘YR江戸川’(東京農試育成)と市販品種の自殖選抜系統とを交雑し、F1品種‘01試交12’を育成した。本品種は、萎黄病に強く軟弱徒長しにくいため、夏まき栽培(UVカ...
早春まき栽培または防虫ネットでキャベツの殺虫剤散布を省略できる
要約 キャベツ栽培において、4月上旬までの定植(早春まき栽培)ではべたがけとペーパーポット育苗による生育期間の短縮によって、また通常の初夏~夏秋採り栽培では1×1mmの防虫ネットの利用によって、殺虫剤の使...
セイヨウコナガチビアメバチのキャベツの総合的害虫管理への利用
要約 北東北地域の夏どりキャベツのコナガ幼虫密度は、セイヨウコナガチビアメバチ既交尾雌成虫の株あたり合計約0.1頭放飼と、天敵類に悪影響の少ない選択性殺虫剤等の利用によって慣行防除並みに抑制できる。 キ...
要約 「はるの輝」などのワックスレス型ナタネでは、捕食性天敵であるヨツボシクサカゲロウ幼虫やナナホシテントウ成虫が葉面上を自由に移動できるため、ワックスブルームを有する従来型ナタネと比べてアブラムシ...
分布を拡大しているハイマダラノメイガの雄成虫を誘引する物質の発見
要約 最近各地のキャベツなどで被害が問題となっているハイマダラノメイガの雄成虫を(E,E)-11,13-hexadecadienalと(Z)-11-hexadecenalの混合物によって,野外で効率的に誘引できることを発見した。この混合物はフ...
要約 アブラナ科野菜の圃場における病原菌密度、害虫密度等を把握し、防除メニューに従って対策技術を選択し、組み合わせることにより、根こぶ病、コナガ等の総合的病害虫管理ができる。 キーワード 総合防除、ア...
要約 キャベツ栽培において交信撹乱剤(アルミゲルア・ダイアモルア剤)を利用することで殺虫剤散布回数の削減が可能である。 キーワード キャベツ、交信撹乱剤、殺虫剤散布回数の削減 背景・ねらい キャベツ生産...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 これまで害虫として問題になったことのないイラクサギンウワバが,近年多発している。本種は一部の有機リン剤やIGR剤による殺虫効果が著しく劣るなど,薬剤感受性に特徴を示す。 キーワード イラクサギン...
要約 簡易ネットハウスは、高温期に難しいとされるアブラナ科野菜の無農薬栽培や減農薬栽培の生産安定化に有効である。冬季はネットハウスの上から外張りフィルムを被覆し、マルチを併用することで葉根菜類の生産...
キャベツの鱗翅目害虫に対する複合交信攪乱剤 コンフューザーVの防除効果
要約 キャベツ圃場に複合交信攪乱剤コンフューザーVを100本/10aで処理すると、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガおよびイラクサキンウワバに対して高い誘引阻害効果と交尾阻害効果が認...
要約 水稲-露地野菜体系で9月までにキャベツ作付けすると、前作水稲の落水時期が早く、その後の増殖が制御され、越冬個体が減少しスクミリンゴガイの発生密度が水稲被害軽減水準である1頭/m2以下になる。 キーワ...
要約 コナガ抵抗性のアブラナ科帰化植物ハルザキヤマガラシに含まれるコナガ摂食阻害物質は、ヘデラゲニンの3位にセロビオースが結合したサポニンである。 キーワード コナガ、ハルザキヤマガラシ、アブラナ科、...