雌だけを産する大量増殖に適したマメハモグリバエ幼虫寄生蜂の発見
要約 マメハモグリバエの幼虫寄生蜂ハモグリミドリヒメコバチNeochrysocharis formosaでは交尾雌が雌卵と雄卵を、未交尾雌は雄卵のみを産下するが、野外個体群から未交尾でも雌卵のみを産下できる産雌性単為生殖...
2種の天敵の同時放飼によるイチゴ・ナスのワタアブラムシの防除効果
要約 施設栽培イチゴおよび半促成栽培ナスのワタアブラムシに対してアブラバチとショクガ タマバエを放飼するとイチゴでは放飼2週間後から60日間、ナスでは放飼1週間後から35日 間ワタアブラムシを低密度に抑制...
エンドファイトに感染したトールフェスク種子でのヒラタコクヌストモドキの増殖抑制
要約 トールフェスク種子を餌として貯穀害虫ヒラタコクヌストモドキの飼育をし、エンドファイト感染品種と非感染品種とで10週後の虫の増殖数を比較したところ、感染品種での増殖数は有意に低く、エンドファイト...
要約 昆虫病原糸状菌 Beauveria bassiana は,イネドロオイムシ成虫,卵,幼虫に対して殺虫力を示し,生物的防除の有効な素材となる。 背景・ねらい 水稲害虫の防除は化学農薬への依存度が極めて高いが,薬剤抵抗...
要約 ツマグロヨコバイの卵寄生蜂6種の内、優占種はParacentrobia andoiとGonatocerus spp.であり、イネ苗トラップ法では春と秋に多数捕獲できる。越冬期にはメヒシバ、イヌビエ、スズメノカタビラ、オヒシバ等の...
有機物連年施用によるダイズシストセンチュウ密度の低下と菌寄生卵率の上昇
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低いことを確認した。また、その要因として、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高くなっていること...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、また ナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
要約 マメハモグリバエの増殖率は、25℃において最も高く、内的自然増加率(1雌1日当たり)は0.16で、1カ月当たりの増殖は 124倍と高い。室内実験における生存率と産卵数を基にした個体群成長のモデルシミュレーシ...
有機物連年施用がダイズシストセンチュウ密度及び菌寄生卵率に及ぼす影響
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低い。また、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高い。 背景・ねらい ダイズシストセンチュウは...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、またナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
イチモンジカメムシの卵寄生蜂Telenomus triptusの寄生行動の特徴
要約 イチモンジカメムシの卵寄生蜂 Telenomus triptus は幅広い齢期の寄生卵に寄生可能であり、寄生卵塊のほとんどすべての卵に寄生するまで卵塊に留まる。また、マーキングによる効率的な寄生行動により野外で...
要約 青森、秋田、岩手各県のキャベツ畑においてコナガの寄生蜂の種類相を調査し、また盛岡市の東北農業試験場圃場内のキャベツ畑においてコナガの寄生蜂の発生消長を調べた。その結果、生物的防除に利用できる可...
ハスモンヨトウの卵塊に付着する鱗毛が卵寄生蜂メアカタマゴバチの産卵行動に与える影響
要約 卵寄生蜂メアカタマゴバチは、鱗毛を除去したハスモンヨトウの卵塊に産卵するが、鱗毛が付着したままの卵塊には産卵しない。それゆえ産付した卵もしくは卵塊を鱗毛で覆い隠す鱗翅目害虫の生物的防除にメア...
ハスモンヨトウの卵塊に付着する鱗毛が卵寄生蜂メアカタマゴバチの産卵行動に与える影響
要約 卵寄生蜂メアカタマゴバチは、鱗毛を除去したハスモンヨトウの卵塊に産卵するが、鱗毛が付着したままの卵塊には産卵しない。それゆえ産付した卵もしくは卵塊を鱗毛で覆い隠す鱗翅目害虫の生物的防除にメアカ...
スジコナマダラメイガ卵を用いたナミヒメハナカメムシの簡易増殖法
要約 ナミヒメハナカメムシは重要害虫ミナミキイロアザミウマの有力な土着捕食性天敵である。インゲンマメの葉と貯穀害虫スジコナマダラメイガ卵を利用した本種の簡易増殖法を確立した。 キーワード ナミヒメハナ...
要約 生物的防除手段として有用視されているヤドリバエ類の簡易大量累代飼育法の確率を目的として、ブランコヤドリバエを用い、卵期から幼虫期まで人工飼料による飼育法の開発を行った。 背景・ねらい 害虫に対す...
鱗翅目害虫の卵塊に付着する鱗毛が卵寄生蜂メアカタマゴバチの産卵行動に与える影響
要約 卵寄生蜂メアカタマゴバチTrichogramma chilonisは、鱗毛を除去したハスモンヨトウの卵塊に産卵するが、鱗毛が付着したままの卵塊には産卵しない。それゆえ産付した卵もしくは卵塊を鱗毛で覆い隠す鱗翅目害...
要約 ノイエバエやノサシバエ等の食糞性家畜害虫に対する防除法として、競合現象を利用した生物的防除が有望な手法であることを明らかにした。また、導入および放飼すべき有力競合種の発育生態を提示した。 背景...