グラウンドカバープランツとしてのイブキジャコウソウによる農地法面の植生管理
要約 イブキジャコウソウは、4月下旬以降の萌芽した枝を挿し穂に用いて容易に繁殖が可能であり、定植当年の秋及び翌年秋の被覆度はそれぞれ約60%、80%と被覆能力が高い。 キーワード グラウンドカバープランツ...
イヌホタルイが発生した水田におけるアカスジカスミカメの防除適期
要約 イヌホタルイが発生した水田では,出穂始から穂揃期に薬剤散布を行うことでアカスジカスミカメによる斑点米被害を抑制できる。 キーワード イネ,アカスジカスミカメ,イヌホタルイ,防除適期,斑点米 背景...
新導入暖地型牧草Brachiaria属の種子繁殖特性の品種・系統間差異
要約 新導入暖地型牧草Brachiaria属の採種は沖縄で可能である。また、Brachiaria属品種の稔実種子の発芽率は採種後6ヵ月で40%以上を示す。さらに、導入系統の中には採種量が高く有望な育種素材が認められる。 キ...
要約 ダリアの茎頂培養苗は、挿し芽時の発根と初期生育に優れる。1対の展開葉を付けた穂木の 128穴セルトレイへの挿し芽により、2~3週間で定植苗が得られ、培養苗1個体から当年内に100球以上の 種球が得られ...
SPF豚農場におけるMycoplasma hyopneumoniaeの清浄度回復技術
要約 Mhp侵入によりSPF認定が停止したSPF豚農場で豚舎内の消毒(ほぼ毎日)、全頭のワクチン接種、豚舎間の人の移動制限や飼養管理の見直しからなる対策を実行することで、肺廃棄率が改善することで再認定が可能...
母豚および子豚飼料への褐藻類海藻粉末添加による離乳期子豚の体重増加
要約 褐藻類海藻(アルギット)粉末を、分娩後8日~28日の母豚と8日齢から42日齢の子豚に給与すると、生後28日齢から42日齢の離乳期子豚の血液中好中球等貪食細胞化学発光能(CL能)は高くなる傾向があり、体重は...
要約 GFP遺伝子導入体細胞を作製し、体細胞の核移植によりGFP遺伝子導入体細胞クローンブタを作出した。GFP遺伝子導入ブタは殆どの組織でGFPシグナルを発現していることが確認された。また、順調に発育した2頭は...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 食入加害しているキクイムシ類に対し、越冬成虫の重点防除期である4下旬から5月中旬にマラソン・MEP乳剤200倍を散布すると、キクイムシ自ら薬液に接触して死亡する。この作用性を意識した丁寧な散布が...
イベルメクチンはフトミミズとヒメミミズに対し生存率を低下させない
要約 草地性のフトミミズとヒメミミズは、イベルメクチンを含有した牛糞を忌避することなく糞内と周辺の土壌に生息し、ポアオン法による牛への駆虫薬投与で糞に移行する濃度では生存率を低下させない。 キーワー...
要約 黒毛和種において早期親子分離を行うことにより、子牛のハンドリングが高まる。 背景・ねらい 家畜の取扱い易さ(ハンドリング)は管理者にとって重要な問題であり、ハンドリングの向上により捕獲作業時等に...
要約 ヒメクロユスリカは9月から翌年の5月まで発生し、幼虫がホウレンソウの芯葉と発芽時の胚軸を加害する。20℃の発育日数は卵から成虫までは20.7日、産卵前期間1.9日である。ダイアジノン粒剤(播種前土壌混和)...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...
要約 栽培初期(ビニル被覆後)に殺ダニ剤を使用した後にチリカブリダニを放飼し、その後は、1~2ヶ月の間隔で追加放飼を行うことで、ハダニ類を栽培後期まで低密度に抑制できる。 キーワード イチゴ、殺ダニ剤、チ...
要約 肉用繁殖牛の冬季分娩・夏季クリ園放牧は、クリ園の下草管理や獣害回避の効果があり、クリ栽培では所得を7千円/10aから37千円/10aへと改善するとともに、子牛生産のコストを約23万円/頭まで低減し、クリ...
観光リンゴ園(わい化栽培)に適したカバークロップの種類と定植方法
要約 観光リンゴ園(わい化栽培)の雑草管理として、カバークロップ「リシマキア」「ヒメイワダレソウ」の利用が適する。カバークロップは水稲用育苗箱を用いてマット状に繁殖させ、不織布のマルチ資材と併用して...
ナシ白紋羽病のフルアジナム水和剤の植え穴灌注処理による予防対策
要約 ナシ白紋羽病の発病跡地に改植する場合、苗木植え付け時のフルアジナム水和剤の植え穴灌注処理の防除効果が高く、省力的な処理方法として有効である。 背景・ねらい ナシ白紋羽病の発病樹の治療対策として...
要約 カーネーション栽培において、クロウリハムシが特に寄生しやすいDianthus pungens をおとり植物としてハウス周辺に1m間隔で植栽すると、クロウリハムシ寄生虫数と被害が減少する。 背景・ねらい クロウリ...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
要約 キウイフルーツ果実軟腐病菌は主として粗皮で繁殖し、粗皮を削ることにより本病の発生を抑制できる。 背景・ねらい
キウイフルーツ果実軟腐病は、年により多発生し安定生産の大きな阻害要因となっている...