水稲の無代かき栽培および疎植導入時の温室効果ガス排出量評価(LCA)
要約 水稲の慣行栽培技術と新規導入技術(無代かき・疎植)の環境影響評価(LCA)を行うと、秋田県の無代かき栽培では温室効果ガス排出量が主に田面からのメタン発生量の減少により約30%削減されるが、疎植の効果はわ...
関東地域のダイズ有機栽培には「フクユタカ」の7月上~中旬播種が適している
要約 関東地域におけるダイズ有機栽培には、中~晩生の品種が適している。「フクユタカ」は関東地域の一般的な標準播種期よりやや遅い7月上~中旬に播種することで、カメムシ等による吸汁害が軽減され、200kg/10a...
環境保全型農業の取り組み効果を示す農業に有用な生物多様性指標
要約 [ポイント]
シロクローバのリビングマルチを用いた飼料作物の有機栽培輪作体系
要約 シロクローバのリビングマルチを用いることにより、無農薬・無化学肥料による飼料用トウモロコシと飼料用ムギ類の輪作体系が構築できる。トウモロコシおよびムギの播種前に有機肥料として堆肥を施用すれば収...
要約 従来の「カレンダー防除」に代わる土壌病害対策として、病害発生のしやすさの診断と評価および対策を支援するためのマニュアル、「土壌の病害の発生ポテンシャルの評価に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」...
有機栽培されたチャ生葉の窒素安定同位体比(δ15N値)の年次変動
要約 有機栽培と慣行栽培との間で、チャ生葉のδ15N値に有意な差が認められるのは、有機栽培開始3年後である。δ15N値は有機栽培茶判別標識の一つとして利用できるが、その値の...
農業生産システムの環境貢献・環境負荷を測るためのデータベース
要約 農業生産システムの環境貢献・環境負荷を定量的に測るためのデータベースである。農産物、化学肥料、有機肥料、農薬、農作業、農業機械・施設等の生産・管理に関する情報を、モジュール化して提供する。 キ...
集水域における環境保全型稲作技術導入による流出負荷低減効果のモデル評価
要約 水稲栽培における施肥・水管理の改善による栄養塩類等の流出負荷低減効果を予測・評価する重回帰モデルを開発し、平準降雨年における水稲栽培技術別の原単位を設定することで、琵琶湖集水域における環境保全...
おがくず牛ふん堆肥を施用したキャベツの3割減肥と化学肥料由来窒素6割削減
要約 秋どりキャベツ栽培において、おがくず牛ふん堆肥を5t/10a施用することで、慣行(24.4kg/10a)の3割の減肥が可能になり、基肥に動物質有機肥料、追肥に硫安を利用することで特別栽培に準じた施肥が可能であ...
福島、山形県内有機および慣行ミニトマト栽培農家土壌の糸状菌群集構造
要約
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...
キーワード アスパラガス、肥効調節型肥料、有機質肥料、省力、減化学肥料 背景・ねらい アスパラガス半促成長期どり栽培では、福岡県の減農薬・減化学肥料認証制度の基準(化学農薬散布回数18成分、化学肥料由来...
環境保全型稲作技術の面的な取り組みによる流出負荷低減効果の定量的評価
要約 化学肥料・化学合成農薬の使用削減と適正な水管理を組み合わせた環境保全型稲作技術の面的な取り組みにより、慣行栽培と同程度の収量・品質を確保しつつ、水稲作付期に安定した流出負荷低減効果が得られ、年...
要約 バレイショの有機栽培では、疫病抵抗性品種を用い、窒素無機化の速い有機質肥料を施肥標準量で施用することが収量、品質の安定化に最も適している。 キーワード バレイショ、有機栽培、疫病、抵抗性品種、有...
要約 本システムは、化学肥料窒素量及び堆肥の肥料的効果を考慮しながら、目標とする肥料成分量を過不足なく満たす堆肥、有機質肥料、化学肥料の施用量がパソコンで簡易に算出できる。 キーワード 施肥設計、ちば...
キーワード 水稲、減農薬・減化学肥料栽培、栽植密度、トビイロウンカ 背景・ねらい 福岡県では、消費者の安全・安心志向に対応するため、減農薬・減化学肥料栽培の認証制度を制定し、米の認証基準(化学肥料由来...
要約 水稲有機農業の費用は、慣行栽培の1.5倍を要す。一方、販売価格は通常の1.3~1.7倍である。水稲の有機農業に取り組む際には、最低でも420kg/10a以上(価格15,000円/60kg)を実現し、物財費と雇用労賃を補...
要約 雑草発生予測法、2回代かき法、温湯種子消毒法、病虫害発生モニタリング法、水面施用剤の導入により農薬成分の延べ使用回数5回(慣行栽培の25%)以内、総窒素施肥量の30%を有機質肥料で代替する栽培が可能...
有機栽培のためのイチゴ「サンチーゴ」に適した育苗時の施肥技術
要約 「サンチーゴ」の有機栽培では、樹皮廃棄物を発酵させたバークとパーライトの混合培地を用い、育苗時に有機質肥料(6-6-4)を慣行の1/4に減肥することにより、12月上旬から頂果房を収穫でき、5t/10a以上の可販...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...