要約 孵化したばかりのメダカを化学物質に2週間の曝露を行い,孵化後2ヶ月以内にオスからメスに性転換した個体を検出できる試験系を開発した。この試験系により化学物質の内分泌かく乱作用を簡易に判別できる。 ...
要約 除草剤散布1日後にモミガラ成形炭粉末を水田に50g/m2散布することにより,薬剤の系外流出量を約50%削減できる。また,水田中の農薬動態を予測するモデルPCPF-1の利用により,対象薬剤に最適なモミガラ成形...
分解菌集積木質炭化素材を用いたシマジンの現地におけるバイオレメディエーション
要約 除草剤シマジンの分解細菌CD7菌群を木質炭化素材に集積させ、ゴルフ場の下層(深さ15cm)に1cmの厚さで敷き詰めると,ゴルフ場に散布されたシマジンは木質炭化素材層に吸着され,そこで分解・無機化される。...
要約 牛久沼流域の排水路および河川・湖沼底質中のダイオキシン類1,3,6,8-TeCDDと2,3,7,8-TeCDDの総ダイオキシン類に対する濃度比は土地利用によって異なる。濃度比に基づくエンドメンバーズ法から推定した底質ダ...
要約 土壌表層中のダイオキシン類の光分解反応を解析するため,400nm以下の紫外線領域を太陽光に近似させた光分解反応実験装置を試作した。この装置を用いて,粘土鉱物に添加した八塩素化ダイオキシン(OCDD)を...
要約 除草剤(グリホサートトリメシウム塩・ピラフルフェンエチル水和剤)によるアズマネザサの抑圧を試みた結果、750ミリリットル/水100リットル/10アール、7月処理が有効である。 キーワード 雑草防除、除草剤...
要約 富栄養化している霞ヶ浦の湖沼水を積極的に水田の潅漑用水として用いる無肥料での有用作物(イネ)栽培は,湖沼からの窒素の回収,その作物への変換及び水質浄化への貢献を目指す新たな発想でのシステムであ...
要約 畑雑草の多くはキタネグサレセンチュウの好適寄主であるため、対抗植物栽培時の雑草は線虫密度の低減効果を阻害する。すき込み後も線虫密度が減少するマリーゴールドに比べ、殺線虫作用が劣る野生エンバクで...
要約 タイヌビエに対する水稲用アミド系除草剤プレチラクロール、メフェナセットおよびテニルクロールの生育阻害が最大に達する最低濃度および土壌吸着係数(Kd)は15~30℃の範囲では温度の影響を受けない。 キー...
温湯消毒と巻取補助装置を組入れたロングマット水耕苗の育苗・移植体系
要約 水稲ロングマット水耕苗の育苗・移植技術において、温湯消毒法および巻取補助装置を組み入れることにより、育苗から移植までのワンマンオペレーション可能な、環境保全にも配慮した、省力・軽作業の移植栽培...
天北地域におけるアルファルファ単播草地の雑草軽減技術と堆肥利用効果
要約 造成時の雑草軽減法として、耕起前・播種床処理にグリホサート剤と定着後にギシギシ用薬剤を組合せると効果的であり、また、堆肥を維持肥料として利用することにより3年目以降購入肥料代が大幅に節減できる...
要約 現行の防除体系に沿った農薬使用における米の残留濃度は、出穂直前までの使用であれば概ね検出限界未満となる。また出穂期以降でも使用基準の範囲内で使用した場合の残留量は、最大で残留農薬基準の1/3程度...
ボーベリア・ブロンニアティ剤連年処理による果樹カミキリムシ類の防除
要約 カンキツのゴマダラカミキリおよびイチジクのキボシカミキリに対して、天敵微生物資材のボーベリア・ブロンニアティ剤を露地圃場において2~3年連続処理すると、高い防除効果が得られる。 キーワード ボーベ...
要約 ほ場条件、営農条件、栽培条件に適合した除草剤を使わない各種水田雑草防除法を容易に選択できるシステムを作った。 キーワード 無農薬栽培、水田雑草防除、除草法、除草剤 背景・ねらい 水稲無農薬栽培の普...
観光リンゴ園(わい化栽培)に適したカバークロップの種類と定植方法
要約 観光リンゴ園(わい化栽培)の雑草管理として、カバークロップ「リシマキア」「ヒメイワダレソウ」の利用が適する。カバークロップは水稲用育苗箱を用いてマット状に繁殖させ、不織布のマルチ資材と併用して...
シロクローバリビングマルチを用いたスイートコーン栽培における窒素減肥効果
要約 シロクローバを利用したスィートコーンのリビングマルチ栽培では、慣行栽培に比べ窒素の施肥量を2g/m2程度減らすことが可能である。 キーワード リビングマルチ、スィートコーン、シロクローバ、窒素減肥 背...
要約 黒色紙マルチを使用した紙マルチ移植栽培により、初期生育の安定化と多年生雑草に対する防除効果が向上し、除草剤(農薬)を使用しない、環境にやさしい稲作が可能となる。さらに、秋期防除との組み合わせで、...
要約 条間16.5cm×株間20cm、植え付け本数6~7本/株の千鳥密植とノビエ発生始期~移植後50日の水深10cmの深水管理を組み合わせることで、除草剤を施用しなくても雑草の発生を軽減でき、慣行栽培と同等の収量、品質...
要約 エレクトロポレーション法による芝草(ベントグラス)への遺伝子導入条件を検討し、バッファーの最適pH値やパルス幅等を明らかにした。その条件を用いて「チバグリーンB-2」等へbar遺伝子を導入し、除草剤耐...
太陽熱処理及び肥効調節型肥料の利用による秋冬にんじんの減肥・減農薬栽培技術
要約 秋冬にんじん作付前の透明プラスチックフィルムマルチによる太陽熱処理で、播種後約一ヶ月間は除草剤施用と同等の雑草抑制効果があり、資材の再利用により生産費は慣行技術に優る。また、肥効調節型肥料を太...