
要約 小麦の外観品質は出穂期前後30日間の降水量が多いと低下しやすい。不耕起栽培での降雨後の土壌水分は土壌深度による水分差が小さく、下層の高水分期間が短い。水稲跡の小麦作では不耕起栽培にすることで慣行...

てんさいのテンサイモグリハナバエと小麦のムギクロハモグリバエの被害許容水準
要約 てんさいおよび小麦(春まき小麦、秋まき小麦)に対して行った切葉試験により、てんさいのテンサイモグリハナバエおよび小麦のムギクロハモグリバエに対する被害許容水準を設定した。 背景・ねらい 畑作物の減...

春まき小麦の初冬播における雪上播種の成立条件とムギキモグリバエ防除
要約 春まき小麦の初冬播における雪上播種の播種適期は11月下旬~12月上旬で、この範囲内で早いほど多収である。適期播種の場合50cm程度の積雪深まで適用可能である。窒素施肥法は融雪直後に7kg/10a、出穂期に6kg...

要約 麦あと湛直水稲栽培でのイチモンジセセリ(イネツトムシ)第2世代幼虫の発生量は同時期の移植水稲に比較して多く、6月上旬(大麦あと)より6月下旬(小麦あと)では更に多い。実測孵化日は、湛直栽培などの...

要約 「チクゴイズミ」は「ダイチノミノリ」に比べて出穂期は1日程度早く、成熟期が1日程度遅い早生種である。稈長はやや長く、穂長は同程度、穂数は多い。子実重は「ダイチノミノリ」より多収で、千粒重は同程度...

要約 らい小麦の北海道への導入を検討する場合、子実の利用適性が大きな鍵となる。らい小麦子実を用いて試作したパン、クッキー、味噌、麺、ビールは、従来にない独特な風味を持ち、地域特産品等への利用可能性が...

早生、製粉性が高く、めんの粘弾性が優れる小麦新品種「群馬W2号」
要約 群馬県で育成した小麦新品種「群馬W2号」は早生、耐倒伏性が強く製粉適性に優れ、低アミロース含量でめんの食感は粘弾性に優れることから、バンドウワセに代えて準奨励品種に採用する。 背景・ねらい 本県の...

要約 6月下旬移植水稲では、ニカメイガの被害が少ない。しかし、越冬世代成虫発生盛期以前の移植と混在する地帯では、被害が多い。この時期のニカメイガの防除要否を越冬世代成虫のフェロモントラップ誘殺数から...

コムギ縞萎縮ウイルスのコムギ体内での増殖と病徴発現の温度条件
要約 寒冷地では、秋播コムギは秋のうちにコムギ縞萎縮ウイルス(WYMV)に感染し、積雪条件下でもウイルスは増殖する。縞萎縮病の病徴は融雪後に現れ、生育後期には見かけ上消えるが、ウイルスは生育後期まで高頻度...

春小麦のアカクローバ間作によるダイズシストセンチュウ密度低減効果
要約 春小麦にアカクローバを間作することによってダイズシストセンチュウ(SCN)の密度を減少させることができ、その効果は間作当年よりも翌年の方が大きい。これにより小麦のアカクローバ間作は、豆類におけ...

春小麦のアカクローバ間作によるダイズシストセンチュウ密度低減効果
要約 春小麦にアカクローバを間作することによってダイズシストセンチュウの密度を減少させることができ、その効果は間作当年よりも翌年の方が大きい。これにより春小麦のアカクローバ間作は、豆類のダイズシスト...

要約 「イチバンボシ」は「キカイハダカ」に比較して早熟、良質、多収であるところから、「キカイハダカ」にかえて奨励品種に採用した。 背景・ねらい 本県の裸麦奨励品種は現在「キカイハダカ」であるが、湿害...

根圏細菌によるコムギ立枯病の生物的防除における抗菌物質生産の意義
要約 長期連作畑に栽培した小麦根より分離し、コムギ立枯病抑制効果の高い根圏細菌菌株は、ピロールニトリン、フロログルシノール、シアン化物、蛍光物質等を生産する。これらの抗菌物質生産が発病抑制に重要な...

要約 小麦「ニシホナミ」は、農林61号に比べやや早生で耐倒伏性が優れる。穂発芽性は同程度の難である。製粉特性が農林61号よりやや優り、製めん適性は高く、特にめんの食感に優れる。福岡県で準奨励品種に採用。...

リポキシゲナーゼアイソザイム全欠のだいず新品種候補系統「九州111号」
要約 だいず「九州111号」は青臭みに関与する3種のリポキシゲナーゼアイソザイムの全てを欠失した系統である。風味・食味が良好な新規大豆加工食品素材として利用できる。 背景・ねらい ガット・ウルグアイラ...

根圏細菌によるコムギ立枯病の生物的防除における抗菌物質生産の意義
要約 長期連作畑に栽培した小麦根より分離し、コムギ立枯病抑制効果の高い根圏細菌菌株は、ピロールニトリン、フロログルシノール、シアン化物、蛍光物質等を生産する。これらの抗菌物質生産が発病抑制に重要な役...

リポキシゲナーゼアイソザイム全欠のだいず新品種候補系統「九州111号」
要約 だいず「九州111号」は青臭みに関与する3種のリポキシゲナーゼアイソザイムの全てを欠失した系統である。風味・食味が良好な新規大豆加工食品素材として利用できる。 背景・ねらい ガット・ウルグアイラウン...

良食味強稈多収水稲新品種「玉系95号」の育成と奨励品種採用(予定)
要約 良食味・良質、縞葉枯病抵抗性、耐倒伏性極強、中晩生で多収の水稲新品種「玉系95号」を育成した。中山間・山添地域を除く県下全域に適する。埼玉県のブランド米向けとして奨励品種に採用する。 背景・ねら...

水稲複合抵抗性新品種「玉系88号(彩の夢)」の育成と準奨励品種採用(予定)
要約 耐倒伏性極強、縞葉枯病抵抗性、ツマグロヨコバイ・萎縮病抵抗性、良質多収で減農薬栽培が可能な晩生の水稲新品種「玉系88号(彩の夢)」を育成した。野菜あと等の肥沃地や小麦あと栽培を対象に準奨励品種に...

良食味水稲新品種「玉系91号(彩の光)」の育成と準奨励品種採用(予定)
要約 麦あと栽培に適し、良食味・良質で対倒伏性強、縞葉枯病抵抗性で、脱粒性を有し普通型コンバイン収穫容易な中晩生の水稲新品種「玉系91号(彩の光)」を育成した。普通型・汎用型コンバイン収穫向けとして準奨...