白色粘着トラップおよびメッシュ農業気象データを用いたイチモンジセセリの発生時期の予測
要約 白色粘着トラップによる成虫の発生状況の調査とメッシュ農業気象データを用いたイチモンジセセリの有効積算温度計算により、イネに被害を及ぼす第2世代幼虫の水田内における発生時期を予測できる。 キーワー...
要約 イネカメムシ成虫の発生状況の把握には、白色粘着トラップをイネの草冠の高さで地面と垂直に設置する方法が有効である。アカスジカスミカメ等の他の斑点米カメムシ類の発生調査に用いられるフェロモンには影...
塩分の変化が渦鞭毛藻アレキサンドリウムとラフィド藻ヘテロシグマの消長に与える影響
要約 塩分の変化がアレキサンドリウムとヘテロシグマの競合関係に与える影響を調べた結果、塩分30ではアレキサンドリウムが増殖する一方、塩分20ではヘテロシグマが増殖するこ...
要約 夏季のシャットネラ赤潮と冬季のユーカンピア赤潮を対象に、近年の海況条件に対応した赤潮発生予察技術を開発した。夏季赤潮について競合種密度や環境条件を用いた統計解析によって、冬季赤潮については統計...
アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメの混合誘引剤の開発
要約 2種斑点米カメムシ、アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメのフェロモン成分を混合しても雄に対する誘引活性は低下しないことから、フェロモン成分の混合誘引剤を用いることにより、2種をひとつ...
要約 アカスジカスミカメの性フェロモンはHexyl butyrate、(E)-2-Hexenyl butyrateおよび(E)-4-Oxo-2-hexenalで構成される。合成フェロモン剤(最適混合比率5:1:10、総量64μg)の雄成虫に対する誘引性は未交尾雌10...
要約 褐色米を引き起こすAlternaria alternataは、開花期の籾内へ落下した直後から胞子が発芽し、菌糸が伸展する。同じくCurvularia lunataは、落下3日頃から胞子が発芽し、菌糸を伸展させる。両菌による褐色米は...
要約 台風による風害危険地区分図を作成するとともに、森林火災の発生機構を解明し初期消火、延焼防止に有益な提言を行いました。 背景・ねらい 我が国は、台風の常襲地域であるため、強風による森林被害が後を絶...
要約 ゴムキャップに含浸させたアカヒゲホソミドリカスミカメの合成性フェロモン0.01mgは、未交尾雌10頭と同等の誘引力があり、野外でその誘引性は1ヵ月間は持続する。 キーワード イネ、アカヒゲホソミドリカス...
要約 コブノメイガの性フェロモントラップには、コーントラップを使用する。トラップへの誘殺数は、水田内部の草冠部に設置することで、誘殺数が増加する。 キーワード イネ、コブノメイガ、性フェロモン、フェロ...
いもち病菌の感染によってイネ体内に誘導されるセジロウンカ抵抗性
要約 前もっていもち病菌の感染を受けた5~6葉期のイネにおけるセジロウンカの吸汁量と産卵数は、対照である非感染のイネに比べて有意に抑制される。本現象はいもち病菌の感染が引き金となってイネの体内にセジロ...
要約 地上分解能1.0mの航空機多波長域走査センサを搭載した航空機で、葉いもちの発生した圃場を計測した。バンド3(543.9-558.5nm:緑色)とバンド6(663.3-680.4nm:赤色)の比演算値により、葉いもちの発病程度...
競争的RT-PCR法によるアブラムシ中キュウリモザイクウイルスの検出
要約 DNAコンペティターを用いて、競争的RT-PCR法によりアブラムシが吸汁したキュウリモザイクウイルス(CMV)を虫体から検出及びアブラムシ中のCMV数を測定できる。 キーワード アブラムシ、CMV、競争的RT-PCR法、...
要約 自動カウント式フェロモントラップKU-5RN型に、衝突板や雨水分離パイプを取り付け、捕獲効率やセンサーの精度向上を図ることにより、カメムシ類の効率的な発生予察が可能となる。 背景・ねらい 自動カウン...
要約 2000年の福井県で褐色米を多発させたAlternaria alternataは、主にイネ葉身先端部に生息し、イネの生育が進むにつれて菌密度が高くなる。 キーワード 褐色米、Alternaria alternata、イネ葉菌密度 背景・ね...
要約 セジロウンカ個体群の増殖様式は、世代間増殖率の季節的変動と密度依存的な調節作用により増加型、中間型、減少型の3タイプに分かれる。導いた発生密度の予測式は県内沿岸部の1~2世代および内陸部の第1世代...
高温はアカヒゲホソミドリカスミカメ産下卵の休眠卵率を低下させる
要約 新潟県上越市で採集したアカヒゲホソミドリカスミカメは、25℃の飼育条件下で休眠卵を産下する臨界日長は13時間と14時間の間にある。しかし、短日条件で飼育しても、飼育温度が高ければ、休眠卵の比率が低下...
要約 炭疽病は、平均気温22℃以上、結露計の茶葉湿潤時間10時間以上の条件が揃った日を感染好適日と判定でき、初期病斑はその15日~17日後に発生する。防除は、感染好適日発生から7日以内に、治療剤を散布すること...
要約 アコヤガイの大量へい死発生機構の解明と予察技術の開発に資するため,真珠養殖漁場において,アコヤガイの大量へい死が発生する時期を把握するとともに,大量へい死が発生する前と発生中のアコヤガイの生物...
病害虫発生と乗用管理機による防除経費から見た経済的な要防除判定
要約 地域防除を前提に乗用管理機を利用した防除経費より作業料金を策定、また紋枯病・イネツトムシの発生程度から減収率(減収額)を予測し、その比較により経済的に見た防除要否の判定が早期に行え、効果的な防...