要約 標的遺伝子のピンポイント改変を普遍的に行える技術を、高等植物で初めて確立した。ポジティブ・ネガティブ選抜法を利用したジーンターゲッティングの後に、動く遺伝子(piggyBacトランスポゾン)...
3輪式乗用管理機にミッドマウント式で搭載する高能率水田用除草装置
要約 3輪式乗用管理機の車体中央部に搭載する(ミッドマウント式)高能率水田用除草装置。条間は駆動爪付きロータ式、株間は揺動レーキ式で除草を行う。最速1.2m/s で除草作業を行うことが可能であり、2回の除草で...
ピーマン主要産地における加害線虫種はサツマイモネコブセンチュウが主体である
要約 ピーマンの主要産地である宮崎県、鹿児島県、高知県、茨城県の線虫発生圃場50圃場において優占する有害線虫種はサツマイモネコブセンチュウである。また、調査した31圃場中6圃場では抵抗性打破系統線虫の割...
シロクローバのリビングマルチを用いた飼料作物の有機栽培輪作体系
要約 シロクローバのリビングマルチを用いることにより、無農薬・無化学肥料による飼料用トウモロコシと飼料用ムギ類の輪作体系が構築できる。トウモロコシおよびムギの播種前に有機肥料として堆肥を施用すれば収...
要約 深さ0.5 m までの飽和透水係数の最小値と野良イモの生存率の間に正の相関がある。過湿による野良イモ生存率の低下は、春先の融雪ではなく、暖候期の降雨による高土壌水分下での馬鈴薯塊茎の腐敗により引き起...
スギナの繁殖器官である塊茎と根茎の形成はアンモニア態窒素により阻害される
要約 スギナの栄養繁殖器官である塊茎と根茎の形成は、硝酸態窒素では400mgL-1の高濃度でも抑制されないのに対し、アンモニア態窒素では60 mgL-1の低濃度でも強く抑制され、施用窒素の形態...
要約 冬作ライムギ後の二毛作トウモロコシの播種ではディスク耕と不耕起播種機を組み合わせた簡易耕播種により安定した苗立率や乾物収量が得られ、耕起播種と比較して燃料消費量、作業時間の大幅な低減と生産コス...
水稲・大豆作における新たな難防除雑草の早期発見・被害軽減総合対策技術
要約 雑草イネの赤米混入被害は、水田での雑草イネの早期発見と総合対策により軽減できる。圃場周辺の帰化アサガオ類は、年3回の適期防除により大豆畑への侵入を防止できる。アレチウリ等の警戒すべき帰化雑草も...
要約 大豆の草高が条間の長さと同じ高さになる時期まで2週間毎に防除手段を繰り返すことで、難防除帰化アサガオ類であるマルバルコウのつる化を防ぐことができ、大豆に対する雑草害を回避することができる。 キー...
要約 田植え後の除草剤散布から約10日後に、水田に3魚種の親魚を放流して自然産卵させた。約50日後の中干しまでの10a当たりの稚魚の平均生産量はフナ17,884尾、タモロコ5,762尾、モツゴ11,045尾、平均回収(流下...
要約 農薬のリード化合物の候補となる天然の生理活性成分を探索するため、168種の植物を対象にアレロパシー活性(他の植物の生長を抑える働き)を評価し、高い活性をもつ上位20種を明らかにしました。 背景・ねら...
要約 わが国の河川生態系の一次生産者として優占する付着藻類の代表種5種を選定し、農薬の毒性試験を効率的に行うための新たな試験法を開発するとともに、詳細をマニュアルにまとめて公開しました。 背景・ねらい...
要約 伐採から植栽までを連続して行う一貫作業システムの導入、コンテナ苗の活用、下刈りの省略等により、植林と初期保育にかかるコストを、従来の2/3程度までに抑えられます。 背景・ねらい 戦後植栽されたスギ...
要約 国連から炭素クレジット(CER)を取得したパラグアイの小規模農家向け植林クリーン開発メカニズム(CDM)事業の実施手法は、中南米での植林による炭素隔離事業に活用できる。 キーワード CDM、植林、アグロ...
導入されたセンチピードグラスは放牧条件下で容易に定着し優占草種となる
要約 センチピードグラスは、雑草や野草が優占した放牧草地へ播種や移植により導入が可能で、導入地の植生により拡大の速さや被度は異なるものの、放牧条件下において優占草種となる。また、放牧を中断するとセン...
要約 冬期に凍土となる放射性物質に汚染された農地では、表層の汚染土壌を剥ぎ取ることが困難になるが、凍結前に剥ぎ取る土層のみを耕耘して土塊状態をつくることで、冬期においても剥ぎ取り厚さを制御しながら、...
土着カブリダニ類に対するチャ、イヌマキ花粉の代替餌としての有用性
要約 チャ花粉は多くのカブリダニ種にとって有用な代替餌であり、イヌマキ花粉やトウモロコシ花粉に比べて発育が良好で産卵数も多い。イヌマキ花粉は少数のカブリダニ種にのみ有用であるが、チャ花粉に比べて25&d...
要約 イタリアの稲作では平均的な43ha規模で費用合計が65円/kgである。大規模化以外に種子、肥料、農機具が日本国内より低価格なこと、高密度の直播栽培と管理法の省力化が低コスト化の要因である。また、現地で...
要約 水耕栽培の水稲(あきたこまち)の幼苗の地上部だけを冷やすと、葉にまず硝酸が蓄積し、その減少に伴い亜硝酸が蓄積する。亜硝酸が蓄積した葉は光合成障害を起こし、その後脱色、枯死等の可視的障害を起こす。...
二毛作トウモロコシの耕うん畝立て播種に適した作業工程とその湿害軽減効果
要約 二毛作トウモロコシの湿害軽減のために耕うん畝立て播種を行う場合、事前耕うんを行わず、冬作収穫後に直接畝立て播種を行う作業工程が適する。圃場が過湿となる期間が長いほど、畝立て播種による増収効果が...