要約 トビシマカンゾウの種子繁殖での育苗時の生育は、鉢上げ後のポットの径が大きい(ポット直径15cm)ほど大苗となり、定植1年後の開花率も高まる。また育苗中の追肥は肥効が安定している化成肥料が適して...
要約 M字型潤土直播栽培体系は、大区画水田を対象とした乗用管理機によるワンマンオペレータを前提とする機械化一貫栽培体系で、投下労働時間は73.5h/haと省力的であり、かつ収量の安定した栽培体系である。 背...
タラノキ立枯疫病耐病性系統「蔵王2号」の原木生産と促成栽培の温床管理法
要約 タラノキ「蔵王2号」の原木生産ほ場は、畦上を稲わらでマルチする。植え付けと同時に、補植用小苗を15cmポットで35日ほど育苗する。植え付け2年目以降の、株の仕立て本数は2本とする。促成栽培の温床は、平...
要約 花きのセル成型苗と自動姿勢制御移植機の利用により、手植えの4分の1の作業時間で、傾斜地でも植え付けが可能になり、大規模景観(お花畑)を省力的に作ることができる。 背景・ねらい 大規模な「お花畑...
要約 イネ科雑草が自生するため池や小池の水には、発病に十分な濃度のイネ苗立枯細菌病菌が含まれている場合があるので、このような水は水稲の育苗には用いない。 背景・ねらい 中山間地域の水稲早植え地帯で...
いもち病罹病品種における育苗箱施薬と穂ばらみ期散布による水稲の防除体系
要約 キヌヒカリなどいもち病罹病性品種栽培において、イミダロプリド・カルプロパミド箱粒剤の育苗箱施用とエトフェンプロックス・バリダマイシン・フェロムゾン・フサライド水和剤の穂ばらみ期散布で、主要病害...
要約 大規模稲作農家の大区画ほ場における、直播適応性が高い「つくし早生」を用いた湛水土中直播栽培では、1ヘクタール当たりの労働時間は72時間で移植栽培の70%以下と省力的であり、移植栽培と同等の収量・品質...
要約 てんさいを移植栽培体系から移植直播併用栽培体系、直播栽培体系に移行することにより、小規模階層では省力化、大規模階層、畑野菜作経営においては、所得向上と省力化の可能性が高い。 背景・ねらい てんさ...
要約 ギョウジャニンニクの実生栽培では、種子を8月中に播種し、定植時期は翌年以降の10月とし、定植時に基肥として窒素成分を1kg/a程度施用し、6~9月の期間は遮光をする。 背景・ねらい ギョウジャニンニ...
要約 春ネギ(晩ねぎ)のペーパーポット育苗(220ポット)によって、育苗、定植労力の省力化を図った。育苗法は品種によってことなり、春川おく太、春ねぎ特選2号は1ポットあたり1粒播き、元晴晩生は3粒播き...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...
要約 直播ネギの作溝・播種同時作業機を試作した。水田転換畑においても作溝・播種同時作業機の作業精度は高い。作溝・播種同時作業により、それぞれ別作業する場合に比べ40%の省力化が可能で、収量、品質にも大...
要約 乗用汎用管理機を使用した湛水直播栽培体系では、総作業時間を移植栽培体系に比べ70%に短縮できる。また、播種量(乾籾)は、ひとめぼれでは3.5kg/10a、コシヒカリでは 4.5kg/10aとし、出芽揃い期まで芽干しを...
要約 アレチウリに対して、発芽率検出感度の高い発芽試験法、すなわち、園芸培土を充填したノイバウエルポットに種子を播種し、土壌水分を最大容水量の60%に維持し、20℃12時間・35℃12時間の変温条件におく「ノイ...
要約 水稲の乳苗移植直後から、落水し潤土状態の水管理を行うことで、苗の活着を向上安定させ、安定多収が得られる。 背景・ねらい 冷温被害の受けやすい高標高地域の水稲栽培は、ポットまたは型枠条播き、あるい...
イネとノビエの出芽特性からみた水稲直播栽培の播種後落水期間と除草剤散布適期
要約 ノビエとイネ種子の温度に対する出芽特性から、播種後10日間の気温を12度C、14度C、16度Cに設定した場合の落水期間と除草剤散布適期の基本的な考え方を明らかにした。 背景・ねらい 水稲の直播栽培では出芽...
要約 アールス系メロンの無農薬有機栽培では、カボチャ台の茎葉の活用、整枝法の改善、落葉堆肥の溝施用、天敵保護のための野草帯形成等により、連作3年目から高品質・多収となり、アブラムシ被害もなくなる。 背...
育苗箱播種を組み込んだ水稲葉いもち圃場抵抗性検定法の改善および発病促進
要約 検定する系統を育苗箱に播種し、それを圃場に設置する方法で、天候に左右されずに作業ができ、作業改善にもなった。防風・遮光ネットの設置、スプリンクラーによる散水、罹病葉の散布により気象条件に左右さ...
要約 グランドカバープランツであるリュウノヒゲのマット状苗生産では、トレイに断根シートを敷設し、pH5に調整したピートモス・パーライト・山砂の2:1:1配合用土を使用し、施肥N量0.7g/lを元肥施用することで...
要約 ツマグロヨコバイの卵寄生蜂6種の内、優占種はParacentrobia andoiとGonatocerus spp.であり、イネ苗トラップ法では春と秋に多数捕獲できる。越冬期にはメヒシバ、イヌビエ、スズメノカタビラ、オヒシバ等の...