融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培
要約 融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時播種栽培は、一般的な播種期より1ヶ月以上早く播種可能である。播種量を多くし、被覆尿素肥料を用いて基肥量を多くすることで、一般的な播種期より出穂...
水稲再生作では前作稲収穫前後の土壌乾燥が再生稲の収量性を高める
要約 ミャンマーの熱帯地域では、前作稲収穫前後4週間を土壌乾燥条件で水管理した再生稲の籾収量は、飽和条件で水管理した場合に比べて50%以上増加する。また、前作収穫後に行う再生作のための追加的な株刈りには...
貯水地の落水を中心とする、特定外来生物カワヒバリガイの管理手順
要約 貯水池の落水管理を一定期間行うことにより、貯水池に拡がるカワヒバリガイを駆除する簡便で効果的な手法である。カワヒバリガイが発生した貯水池は、周辺への幼生の供給場所となるが、この手法により、次年...
要約 水稲作における一定の水位を維持する普通期の水管理において、圃場水管理システムの水位データから算出した減水深は実測値と大きな差はない。算出した減水深から求めた水位維持に必要な用水量は、実際の用水...
要約 繁殖牛と子牛を冬期も含めた周年で一緒に放牧することにより、慣行的な飼養方式と比較して生産コストの4割を削減できる省力的な肥育素牛の生産技術体系である。生産性を低下させることなく肉用牛繁殖経営の...
要約 空気弁から投入・回収が可能な超小型カプセル型の漏水探査ロボットを利用した漏水位置検出技術である。ロボットは管内を自然流下しながら管内音を記録する。記録した管内音から漏水位置を通過した時間を判別...
要約 含鉄副産物を土壌に施用すれば玄米の無機ヒ素濃度を抑制できる。ヒ素を吸収しにくくする節水栽培と組合せることで、さらに無機ヒ素濃度を低減できる。市販含鉄資材に代わり含鉄副産物を利用することで、低コ...
要約 乾燥・半乾燥地域の灌漑農地における塩害軽減対策のための技術マニュアルである。塩類集積の要因と対策を示し、リーチング効果促進のため圃場の排水性の改善を図る低コスト型浅層暗渠排水技術を解説している...
ICTを活用した圃場-土地改良施設連携型の水管理制御システム
要約 支線・配水施設を管理する土地改良区、給水口を管理する担い手農家、双方が連携して利用できる農業用水の管理制御システム(iDAS)である。本システムは低コストかつ簡易に土地改良施設へ導入でき、適正な水配...
ガーナの農家が自ら実践できる自生植物の被覆による水田水利施設の補強技術
要約 水稲栽培の機運が高まっているガーナ内陸低湿地を対象に、コメの増収かつ安定生産の要となる用排水路や畦畔の地表面を自生植物で被覆する。これは、農家の技術水準および経済状況を考慮した施工工法で、持続...
水田水管理による温室効果ガス削減のためのMRV実施ハンドブック(英文)
要約 MRV(算定・報告・検証)とは、温室効果ガスの排出権取引等の制度的な排出削減計画で必須とされる、排出量の正確性や信頼性を確保する一連の過程である。本書は、水田水管理を対象としたMRV方法論の開発に必要...
要約 無機系表面被覆工の中性化深さ測定手法である。コアビットによって被覆材表面を切削し、切削痕へのフェノールフタレイン溶液噴霧による呈色反応を利...
要約 遠隔・自動制御が可能な給水バルブと落水口、通信基地局、サーバーソフトによって構成される圃場水管理システムは水稲作時の水管理状況のモニタリングやそれに応じた制御が可能となり、水管理労力を大幅に解...
要約 開発した白黒マルチシートは、防草性に優れ、太陽光反射率が高く、安価で引き裂き強度が高い。透湿性の異なる、微細な穴があいているマルチシートと穴のあいていないマルチシートがあり、産地の栽培条件に応...
要約 水稲の催芽種子を代かきと同時に浅層土中に散播することにより、無コーティングでも十分な苗立率が得られる。播種作業は一人で可能であり、播種時間は30aが約1時間である。全刈収量は同地域の鉄コーティング...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
遠隔観測による浮遊物質、全リン、放射性Cs濃度のモニタリング技術
要約 閉鎖性水域の水環境動態の把握や、原子力被災地における水中の放射性物質動態の調査で有用な水質水文遠隔観測技術である。浮遊物質および全リン、懸濁態放射性セシウム濃度の遠隔監視に活用でき、任意時間に...
多雪重粘土地域の地下水位制御システムにおける新技術導入効果の実証
要約 地下水位制御システムは、日本海側の多雪重粘土地域における水稲乾田直播や2年3作体系の導入を容易にし、単収が高く、作業競合の軽減と耕地利用率2割向上が図られる。費用合計は水稲で約3割、大麦で約2割、...
携帯端末とインターネットによる小規模水利施設の機能診断・情報管理システム
要約 多面的機能支払の対象地域における小規模水利施設の点検時に、携帯端末を用いて収集する簡易機能診断調査結果と現場写真の情報をもとに、インターネットを経由して施設に対するライフサイクルコスト(LCC)評...
要約 用水システムのもつ階層構造を用水路位数によって表記し、位数の整序を通じてシステムの構造的な機能改善を図る手法である。特に水源統合による長大化の更新履歴を持つシステムの用水不到達・不均等配分問題...