要約 キュウリにおいてセル成型苗を直接定植した場合、定植時の生育ステージが慣行苗より若いことから、収穫までの生育期間は少し長くなるが、下位節位からの長側枝が多くなることから、収量は慣行苗に劣らず、ま...
イネ稲こうじ病圃場抵抗性(量的抵抗性)のダイアレル分析による遺伝分析
要約 稲こうじ病に対する圃場抵抗性(量的抵抗性)の異なる水稲6品種の総当り交配によるF1種子の抵抗性検定結果をダイアレル分析したところ、遺伝子の相加的効果が認められ、このことから抵抗性遺伝子の...
要約 多肥条件において、半矮性インド型水稲品種「タカナリ」は高温多照の1994年には粗玄米重990g/m2という超多収性を示した。本品種は面積当たり全籾数が多く、さらに登熟期間の乾物増加量が大きいことが超多収...
要約 キュウリセル成型苗(片葉切断接ぎ・断根苗)を鉢上げせずに、直接定植する場合の植付適期幅は狭く、特に育苗日数の長い老化苗で生育・収量が著しく劣る。セル容量、播種期を考慮した適期定植苗では、慣行ポッ...
水田土壌中の窒素の挙動と水稲の窒素吸収を表わすメカニスティックモデル
要約 拡散、溶脱、吸着、無機化、有機化、脱窒、根による吸収など、水田土壌中における窒素の挙動を表わし、水稲の生育経過について推定を行うメカニスティックモデルを開発した。 背景・ねらい 低コストで高...
要約 「本80-60」は枝条の伸長が良好で、節間は短く、再発芽性に優れた温暖地・密植向き桑系統である。本系統は春蚕期および晩秋蚕期の収量が多く、年間を通じて生育が旺盛であるところから、多回育および機械収...
要約 スイカにおいてセル成型苗を直接定植した場合、生育ではつるの伸びがやや旺盛であるが、収量、品質ではともに慣行苗に比べほぼ同等である。 背景・ねらい 前年度までに省力で低コストな育苗システムを開発す...
要約 出生直後に黒毛和種子牛が人間と同居(非接触的)した時間とその後のハンドリング時の牛の落ち着き度との関係と、刷り込み様現象が見られた子牛の行動から推定すると、牛は生後2〜3日目に人間の存在を活...
要約 黒毛和種子牛に生後7日間1日1回20分のロープ誘導訓練を行うと、育成後期のハンドリング作業において、人工哺乳では人間の強要に対して協力的となり、3カ月齢まで親子放牧した自然哺乳では突発的な捕獲および...
要約 出生直後に黒毛和種子牛が人間と同居(非接触的)した時間とその後のハンドリング時の牛の落ち着き度との関係と、刷り込み様現象が見られた子牛の行動から推定すると、牛は生後2~3日目に人間の存在を活発に認...
要約 ホルスタイン去勢牛肥育において、育成期に高増体が得られる集約放牧を組み入れることにより、慣行の飼養方式に比べ、同じ期間で同等の肉量、肉質の技肉が生産でき、飼料費を大幅に節減できる。 背景・ねら...
要約 フロートマット(培養液に浸して根を支持する浮きマット)による湛液水耕装置を開発した。設置費用は10a当たり150万円と低コストで、圃場で容易に組立てられ、ホウレンソウの安定生産が可能である。 背景・...
要約 平地農業地域の桑園借地による養蚕経営規模を拡大するための成立条件としては、養蚕縮小・廃止による桑園貸出し希望農家の存在、おおむね標準小作料以内での借地料設定、土地改良事業済みで機械化収穫が可能...
広食性新蚕品種「日603号・日604号×中604号・中605号」
要約 繭糸質が優良で低コスト人工飼料に適合する春蚕用の広食性蚕品種「日603号・日604号×中604号・中605号」(愛称:はばたき)を育成した。既存の広食性蚕品種より繭糸長が著しく長く、織度も細く、高品質繭の...
要約 キュウリのセル育苗における接ぎ木方法は、子葉片葉接ぎが活着率が高く実用性が高い。接ぎ木後の順化は、0.05ポリの内側にラブシートを張り、底面給水マットを敷いたトンネル様式で行ない、最低気温は25度C...
要約 レーザー乾田均平作業機の走行に伴う踏圧は他の作業に比較して不規則かつ顕署なむらとなるが、表層約10cmの踏圧による影響は耕転・代掻きによって解消され、水稲の移植精度には栽培上間題となる影響はない。...
要約 稲わら施用は堆厩肥が施用されない場合貴重な有機物資源であるが、単年度の生育に対してはマイナスの影響を及ぼすことがある。その軽減・回避対策として水管理、施肥方法(側条施肥、LP肥料の利用)、わら腐熟...
要約 いもち病圃場抵抗性の強い品種は、圃場抵抗性の弱い品種に比べて数回の薬剤散布を行った効果に匹敵し、薬剤散布回数の削減が可能である。圃場抵抗性の強い品種の発病抑制効果は、いもち病多発生年ほど大きい...
要約 「東北IL3,4,5,8号」は、異なるいもち病真性抵抗性遺伝子を導入した「ササニシキ」同質遺伝子系統群である。良食味米「ササニシキ」の減農薬栽培用品種として宮城県において一部「ササニシキ」に代えて奨励...
要約 市販されている飼育装置を一部改良することにより、繭糸質に影響を及ぼすことなく5齢期人工飼料育における蚕糞蚕沙処理が容易になるとともに、上蔟時の労力削減につなげることが可能となった。 背景・ねらい...