水蒸気移動を考慮した地中熱ヒートポンプの採熱効率の数値シミュレーション手法
要約 水平型地中熱ヒートポンプの熱交換器の採熱効率を評価する際に、冷房時の地温上昇に伴う水蒸気移動による熱輸送の影響で数値シミュレーションの結果が実測値と乖離する問題に対し、見かけの熱伝導率を温度の...
シート状熱交換器を流水中に設置すると高い熱交換特性が得られる
要約 水熱源ヒートポンプのシート状熱交換器を農業用水路など流速10m/min以上の流水中に設置することで、土中設置に比べて約15倍の熱交換性能が期待できる。水路設置はエキスパンドメタルと一体化させる簡易な工...
要約 多層断熱資材の中綿にナノファイバーを使用した断熱資材の利用マニュアルである。ナノファイバー断熱資材は従来の多層断熱資材と比べて断熱性能は同等であるが、軽量・薄型化され取扱性が改善し、施設園芸に...
要約 シート型熱交換器1枚の水槽での採熱時の熱交換率は589~1302W ℃-1であり,熱交換器1枚で2.4~6kWの能力のヒートポンプに対応できると考えられる。シート型熱交換器の水槽での採熱量は地中での採熱...
要約 高圧細霧冷房は噴霧を開始すると温室内の気温は速やかに低下する一方、相対湿度は急激に増加するので、換気により湿度を下げる必要がある。細霧冷房時に温室内の気温が外気温よりも低くなると、温度差換気は...
要約 暖房必要熱量の100%をヒートポンプでまかなうために必要なヒートポンプ能力は、50%をまかなう場合の3~4倍が必要である。一方、90%をまかなうには約2倍でよい。また、水熱源は空気熱源よりもヒートポンプ能...
要約 CO2ヒートポンプを木材乾燥機に応用することにより、従来のフロン冷媒ヒートポンプでは難しかった70℃以上の加熱が可能で、かつエネルギーコストを抑える高効率の木材乾燥機を実用化しました。 背...
高温水が生成できるCO2ヒートポンプによる生乳のプレクーリングシステム
要約 生乳のプレクーリング用アイスビルダにCO2ヒートポンプを用いる本システムは氷生成時に廃熱を回収し、洗浄に利用可能な80℃の高温水が生成できる。従来方式と比べてエネルギー消費量で約4割、ラン...
ヒートポンプ給湯器の温水を熱媒体として利用した穀物乾燥システム
要約 ヒートポンプの熱源で加温した温水を熱媒体として循環させ、温水コイルを使った熱交換器により穀物乾燥に必要な熱を取り出す穀物乾燥機。乾燥エネルギは灯油を使った循環式乾燥機と比較して約70%を節減でき...
ヒートポンプ・ハイブリッド暖房方式によるハウスミカンのコスト削減効果
要約 三重被覆した早期加温ハウスミカン栽培において、10馬力のヒートポンプを2台導入しハイブリッド運転することで、重油暖房のみと比較して重油は67.5%削減される。重油単価105円で、電気料金を含めて試算す...
ヒートポンプと温風暖房機の複合加温システムにおける加温特性と省エネ効果
要約 ヒートポンプは、運転開始後、次第に温風温度が低下し、運転を停止するため、設定温度を確保しようと温風暖房機が稼働する。以降、この動作を繰り返し設定温度を確保する。複合加温は温風暖房機単独加温に比...
促成イチゴ栽培で早期収量の増加と収穫の平準化が可能なクラウン温度制御技術
要約 開発したクラウン温度制御装置は、低コストでイチゴのクラウン部温度を精度良く制御できる。本装置を用いて、イチゴの促成栽培においてクラウン部を20℃前後で管理すると、第1次腋果房の早進化により2月まで...
地中熱利用ヒートポンプシステムによる冬期ハウス暖房のCO2排出量削減
要約 地中熱利用ヒートポンプシステムによる暖房で、冬期間(外気温-10 ~ 5 ℃)のパイプハウス内の気温を10~20℃に保つことができる。20℃で管理した場合、灯油温風暖房と比較するとCO2排出量は30%程度削減され...
要約 太陽電池発電量は日射量に比例し、日射量の約10%を電力に変換できる。8月の全日冷房ではハウス面積の8.8倍の太陽電池面積が、夜間冷房では同3.7倍が、2月の夜間暖房では同4.4倍が必要である。 背景・ねら...
人工培地素材を用いた夏期地中冷却によるウンシュウミカンのハウス栽培
要約 ウンシュウミカンのハウス栽培で、パーライト+ピートモス9:1混合素材を培地として用い、養水分管理を簡易化する。夏期に地中冷却を行うことにより、加温、収穫時期が前進化し、高品質果実の4月収穫が可能...