水蒸気移動を考慮した地中熱ヒートポンプの採熱効率の数値シミュレーション手法
要約 水平型地中熱ヒートポンプの熱交換器の採熱効率を評価する際に、冷房時の地温上昇に伴う水蒸気移動による熱輸送の影響で数値シミュレーションの結果が実測値と乖離する問題に対し、見かけの熱伝導率を温度の...
シート状熱交換器を流水中に設置すると高い熱交換特性が得られる
要約 水熱源ヒートポンプのシート状熱交換器を農業用水路など流速10m/min以上の流水中に設置することで、土中設置に比べて約15倍の熱交換性能が期待できる。水路設置はエキスパンドメタルと一体化させる簡易な工...
要約 多層断熱資材の中綿にナノファイバーを使用した断熱資材の利用マニュアルである。ナノファイバー断熱資材は従来の多層断熱資材と比べて断熱性能は同等であるが、軽量・薄型化され取扱性が改善し、施設園芸に...
蓄熱水槽を2つ有するヒートポンプシステムの地下水熱源の有無による暖冷房性能比較
要約 冷房用と暖房用の水槽2つを有するヒートポンプシステムの熱収支モデルにより、地下熱源の有無、地域の気候条件等に応じて、供給熱量や温室の閉鎖可能...
オリエンタル系ユリにおける温度と個体光合成および呼吸、乾物蓄積との関係
要約 オリエンタル系ユリの個体光合成の適温は、20~25°Cの範囲にある。夜温を15°Cとし、昼温を28°C、24°C、20°Cとする、あるいは昼...
クラウン温度制御技術による宮城県被災地でのイチゴ促成栽培における収量増加
要約 寒冷地の宮城県におけるイチゴ促成栽培でも、クラウン部の温度を20℃前後に維持するクラウン温度制御技術により、低温期の生育促進と、出葉、ならびに第1および2次腋果房の出蕾が早まることで、総商品果収量...
要約 シート型熱交換器1枚の水槽での採熱時の熱交換率は589~1302W ℃-1であり,熱交換器1枚で2.4~6kWの能力のヒートポンプに対応できると考えられる。シート型熱交換器の水槽での採熱量は地中での採熱...
ユリ「シベリア」は冷涼条件での栽培で乾物蓄積が促進され切り花品質が向上する
要約 オリエンタル系に属するユリ「シベリア」は、平均温度20°C程度の冷涼条件での栽培で開花までの植物体各部位への乾物蓄積が促進され、新鮮重が重く、長く堅い茎をもつ品質のよい切り花が得られる。 キー...
要約 高圧細霧冷房は噴霧を開始すると温室内の気温は速やかに低下する一方、相対湿度は急激に増加するので、換気により湿度を下げる必要がある。細霧冷房時に温室内の気温が外気温よりも低くなると、温度差換気は...
要約 暖房必要熱量の100%をヒートポンプでまかなうために必要なヒートポンプ能力は、50%をまかなう場合の3~4倍が必要である。一方、90%をまかなうには約2倍でよい。また、水熱源は空気熱源よりもヒートポンプ能...
高温水が生成できるCO2ヒートポンプによる生乳のプレクーリングシステム
要約 生乳のプレクーリング用アイスビルダにCO2ヒートポンプを用いる本システムは氷生成時に廃熱を回収し、洗浄に利用可能な80℃の高温水が生成できる。従来方式と比べてエネルギー消費量で約4割、ラン...
要約 CO2ヒートポンプを木材乾燥機に応用することにより、従来のフロン冷媒ヒートポンプでは難しかった70℃以上の加熱が可能で、かつエネルギーコストを抑える高効率の木材乾燥機を実用化しました。 背...
ヒートポンプ給湯器の温水を熱媒体として利用した穀物乾燥システム
要約 ヒートポンプの熱源で加温した温水を熱媒体として循環させ、温水コイルを使った熱交換器により穀物乾燥に必要な熱を取り出す穀物乾燥機。乾燥エネルギは灯油を使った循環式乾燥機と比較して約70%を節減でき...
要約 本システムでは、地下水を主な熱源とし、不足分を温風暖房機の排熱回収器とヒートポンプで補い、イチゴのクラウン部を15~23℃で制御する。本技術により連続出蕾性が向上し、冬季の草勢維持が可能となり、循...
要約 暖房システムに蓄熱水槽を加えることで熱利用率を高めることができる。また、暖房構成機器の台数や能力が増すにつれて代替エネルギーの貢献度は増加するが、それには飽和点がある。 キーワード 代替エネルギ...
ヒートポンプと温風暖房機の複合加温システムにおける加温特性と省エネ効果
要約 ヒートポンプは、運転開始後、次第に温風温度が低下し、運転を停止するため、設定温度を確保しようと温風暖房機が稼働する。以降、この動作を繰り返し設定温度を確保する。複合加温は温風暖房機単独加温に比...
要約 ハウスミカン栽培において、重油加温機の代替にヒートポンプを熱源として使用した場合、3a当たりの比較では年間の加温経費削減率は、A重油価格80円/Lで30%、90円/Lで38%、100円/Lで44%と試算される。 キーワ...
ヒートポンプ・ハイブリッド暖房方式によるハウスミカンのコスト削減効果
要約 三重被覆した早期加温ハウスミカン栽培において、10馬力のヒートポンプを2台導入しハイブリッド運転することで、重油暖房のみと比較して重油は67.5%削減される。重油単価105円で、電気料金を含めて試算す...
省エネルギー効果の高いヒートポンプと温風暖房機のハイブリッド運転方式
要約 開発したハイブリッド運転方式は、ヒートポンプを主暖房、温風暖房機を補助暖房として両者を自動制御して温室暖房を行う。本方式は、慣行と比較して投入エネルギー、運転経費および二酸化炭素排出量の削減...
地中熱利用ヒートポンプシステムによる冬期ハウス暖房のCO2排出量削減
要約 地中熱利用ヒートポンプシステムによる暖房で、冬期間(外気温-10 ~ 5 ℃)のパイプハウス内の気温を10~20℃に保つことができる。20℃で管理した場合、灯油温風暖房と比較するとCO2排出量は30%程度削減され...